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Mrs. GREEN APPLE、スタジアムツアー完走で大森元貴「愛と感謝で返していきたい」【ライブレポート】

ORICON NEWS / 2024年7月26日 20時0分

スタジアムツアー『Mrs. GREEN APPLE “ゼンジン未到とヴェルトラウム~銘銘編~”』より(撮影:田中聖太郎・石井亜希・河村美貴・MASA・古溪一道・ヨシモリユウナ・金谷龍之介・大場暁史)

 3人組バンド・Mrs. GREEN APPLEが20~21日、神奈川・横浜スタジアムでスタジアムツアー『Mrs. GREEN APPLE “ゼンジン未到とヴェルトラウム~銘銘編~”』を開催。6~7日の兵庫・ノエビアスタジアム神戸公演を含む計4公演で約15万人を動員した。日本のバンドで“史上最年少”でのスタジアムツアーを成功させたメンバーの大森元貴(Vo/Gt)は、満席の客席を眺め「愛と感謝で返していきたい」と語った。20日の横浜公演をレポートする。

【写真】スタジアム公演で歌い踊るメンバー!ステージショット

 ツアータイトルの「ゼンジン未到」は、Mrs. GREEN APPLEがデビュー前からライブハウス規模で行ってきたライブシリーズ。それがちょうど10年経ってこの規模に拡大し、この日は若いファンだけでなくファミリーや年配カップルなど幅広い客層が訪れていた。



 ステージに大森、若井滉斗(Gt)、藤澤涼架(Key)の3人が登場すると、観客からは大歓声が起こった。大森が「最高の思い出にする準備はできてるか!?」と呼び掛け、明るいポップロックの「CHEERS」から幕開け。大森が「会いたかったぜ、ゼンジン!もっともっと声を聞かせて」と観客をあおり、スタジアムは瞬く間に熱狂に包まれた。

 最初のMCで大森は「めちゃくちゃ会いたかったよ!みんな」と感激した様子で、「夏の最高の思い出を作って、何年経ってもあのときのライブが最高だったと思えるような日にしたい」とコメント。あふれる気持ちが抑えきれないかのように「ANTENNA」「ロマンチシズム」「ツキマシテハ」と立て続けに披露し、その勢いのまま「ゼンジン」ツアーには欠かすことのできない「CONFLICT」を披露。空に向かって声高に、未来への思いを歌い上げた。

 ここで改めてあいさつ。日が沈みかけた空を見た大森が「雷の予報なんてのもありましたけど無事に…まったく誰だよ雨男は(笑)」とボケると、若井がすかさず「あなたなんですよ!」とツッコミ。大森は自身が雨男だと明かしつつも気を取り直して、スタジアムツアーがバンド史上最年少ということに触れ「なんだかんだ31歳(藤澤)と28歳の年(大森・若井)、何が最年少なんだっていう感じですけどね。気持ちは12歳のまま頑張りたいと思います」と話すと、またもや若井が「だいぶ若いな!」とツッコミ。そのやり取りを藤澤が見守り、仲のよさを見せた。

 続いて大森が「夏ですね!もうセミとかも鳴き始めて“合図”がたくさん…」と楽曲の歌詞を匂わせると、会場からは「おおー!」と返答が。「青と夏」のイントロが流れると、大きな拍手が起こった。

 その後は「ライラック」「橙」「点描の唄」を披露。会場いっぱいのペンライトがブルーやオレンジに彩られ、ドローンカメラが演奏するメンバーをダイナミックに映した。さらに「Blizzard」からはレーザービームも加わり、メンバーを光のオーラがまとう演出も。そんな幻想的な雰囲気から一変し、「インフェルノ」からはスモークや火炎などの特効で会場はますますヒートアップ。ファンは手拍子やコールで応えていた。

 この日は熱中症が警戒される気温で、メンバーは朝からSNSで水分補給などを呼びかけていた。熱いステージを見せていたこともあり、ここからのMCで大森が「暑すぎるだろー。休憩させてください」とひと呼吸。若井は「暗くなってもうちょっと涼しい風が吹くかと思いきや暑い…」とポツリ。すかさず「最高でーす!」と盛り上げ「集まってくれてありがとうございます。みんなの光、すごく見えてるから」と感謝を述べた。

 心境を聞かれた藤澤も感謝を述べつつ「非常に楽しみにしていた藤澤と、ドキドキそわそわしていた藤澤と2人いまして…」とコメント。さらに「全力でいくからみんなも全力で来てほしいと思っている藤澤と、今日めちゃくちゃ暑いから無理だけはしないでほしいと思っている藤澤が…2人います」と続けると、大森と若井は「2人ずつ」「4人いる」などと冷静にツッコミ。和やかな雰囲気で笑いを誘いつつ、体調管理を呼びかけた。

 続いて大森が、新曲「アポロドロス」について「オリンピックの曲なんだけど、聞いてくれやしたか?」と、おなじみの変顔を披露しながら紹介。「歌っちゃおうかしら。声はまだ出るでしょ」と観客をあおり、藤澤のピアノでイントロへ。サビへと続く骨太なロックサウンドで一気に会場を盛り上げた。

 その後は、映画『サイレントラブ』主題歌の「ナハトムジーク」でじっくり聞かせ、「コロンブス」のアウトロでは大森がボイスパーカッションを披露し、バンドの代表曲のひとつとなった「Magic」で会場全体が歌い踊り、盛り上がりがピークになったところで映画『ディア・ファミリー』主題歌「Dear」で締めくくり。大森が「最高の日をありがとう」と伝えて、メンバーはステージを後にした。

 アンコールで再び登場すると、ホンダFREEDのCM曲「familie」や「ダンスホール」などを披露しながら、若井と藤澤がトロッコでスタンド席近くまで移動。客席の隅々まで見わたして笑顔で手を振り、ファンはライトスティックを掲げながら「ダンスホール!」とコールしていた。

 メンバーはダブルアンコールにも応え、大森はしみじみと「いい光景です、本当に」と客席を眺め、「感謝の言葉を伝える場があるということは、当たり前のことではなくて。すごく嬉しいです、感謝しています」とコメント。「一人ひとりに向かって、一人ひとりの出会いを歌います」と伝えて「我逢人」を披露。最後に「愛情を持って関わってくれる人たちに愛と感謝で返していきたいです。規模も主語も大きくなってきましたけど、変わらずに僕らはやりたいことやって作りたいものを作って、みなさんと手をつなぐ時間が多いほどうれしい。また、一度手をつないだということも愛おしく思っております」と伝え、「ケセラセラ」で幕を閉じた。

■『Mrs. GREEN APPLE “ゼンジン未到とヴェルトラウム~銘銘編~”』セットリスト
01.CHEERS
02.VIP
03.ANTENNA
04.ロマンチシズム
05.ツキマシテハ
06.CONFLICT
07.青と夏
08.ライラック
09.橙
10.点描の唄
11.Blizzard
12.インフェルノ
13.私は最強
14.Loneliness
15.アポロドロス
16.L.P
17.ナハトムジーク
18.コロンブス
19.Magic
20.Dear
(アンコール)
En1.familie
En2. lovin'
En3. ダンスホール
En4. 愛情と矛先
(ダブルアンコール)
W En1. 我逢人
W En2. ケセラセラ

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