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京都タワー「たわわちゃん」事業終了 作者が経緯明かす「コンプライアンスにおいてお付き合いできる企業ではない」

ORICON NEWS / 2024年7月22日 12時26分

京都タワー「たわわちゃん」事業終了について作者のもへろん氏が経緯を明かした

 ひこにゃんなどを生み出したキャラクター作家のもへろん氏が20日、自身のXを更新し、ニデック京都タワー(以下京都タワー)のマスコット「たわわちゃん」キャラクター事業終了について、その経緯を明かした。

【写真あり】もへろん氏の思いが伝わってくる報告「コンプライアンスにおいてお付き合いできる企業ではない」

 「たわわちゃん」は、もへろん氏がデザインを手掛けた京都タワーのマスコットキャラクター。京都タワーを運営する京阪ホテルズ&リゾーツは11日、京都タワーの公式サイトで「マスコットキャラクター『たわわちゃん』事業終了に 関するお知らせ」と題し、「2024年8月7日付けでのキャラクターライセンス契約の終了に伴い、『たわわちゃん』に関するキャラクター事業を終了することとなりました。20年間もの長きにわたりご愛顧いただきましてありがとうございました」と報告。続けて「『たわわちゃん』のキャラクター 事業終了に伴い、 展望室の『たわわちゃん 神社』ならびに『たわわちゃん』グッズの取り扱いは順次終了いたしますので、 ご理解いただけますと幸いにございます」と伝えていた。



 これを受けて、もへろん氏は「『たわわちゃん』終了について」と題し、「この度、京都タワー様との『たわわちゃん』キャラクター事業終了に際し、20年近くファンの皆様に愛していただいたキャラクターの契約が終了した事。また唐突な契約終了の報で皆様を驚かせてしまった事。作者として大変心苦しく思っております」と苦しい胸の内を吐露。

 一方で、「昨今のキャラクター利用について作家として、使っていただくクライアントには違和感を覚える所がございます。キャラクターをクライアントと作家で共に育てていく姿勢ではなく、自分たちが育てた〜広報宣伝したからキャラクターに価値がついた。よって、作家への対価は安価で良いと考えているのではないか。作家・クリエイターの能力や役割に対しての対価の設定に、鈍感になっているのではないか。と感じています」と、キャラクター作家として感じたことを記した。

 同氏は続けて、「たわわちゃん」の件に言及し「『たわわちゃん』に関しまして、この20年近くキャラクター使用料は無償に近く、採算の取れる形ではありませんでした。私共の数度にわたる使用料設定の交渉も全て門前払いでありました。キャラクター発足から共に育ててもらった京都タワーの現場の方々には、感謝しております。しかし、一方で企業として作家への対価としては全く容認できるものではありませんでした。そして、今年(数ヶ月前よりの事です。)キャラクターライセンスに関しての使用料の交渉を進めるにあたり、相手側よりの一方的な交渉打ち切りの通知が届きました。これはもう、お金の話ではなく『作家/クリエイターへの扱い・認識の問題であり、コンプライアンスにおいてお付き合いできる企業ではない』と考えた結果、京都タワー様との『たわわちゃん』キャラクター事業を終了させることになりました」と、その経緯を詳細に報告。

 「また、現在『たわわちゃん』グッズの中で一部ライセンスの無断使用及び売上の申告漏れを確認しており、こちらについては、弁護士を交えての交渉に入っております。この件に関しましては、クリエイターの権利を確立する案件として最後まで戦う姿勢でいます」と、ないがしろにされてきた権利について交渉していることを明かした。

 最後に「たわわちゃんの今後について、キャラクターの権利は私(もへろん=櫻井瑛)に戻ることになります。今後、たわわちゃんの新しい活躍ができる様にと考えております。ありがとうございました」と、今後の展望を明かし、最後に自身のスタジオ「もへろんスタジオ」とその代表取締役社長「櫻井 瑛(もへろん)」の名前を記し、結んだ。

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