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萩原利久、“生気のない目”で危うさを表現 『降り積もれ孤独な死よ』蒼佑役は「簡単ではない」【インタビュー】

ORICON NEWS / 2024年7月29日 12時10分

読売テレビ・日本テレビ系日曜ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』に出演する萩原利久 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の萩原利久(25)が、現在放送中の読売テレビ・日本テレビ系日曜ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』(毎週日曜 後10:30)に主人公・冴木仁(成田凌)の腹違いの弟・瀧本蒼佑役で出演している。強烈なインパクトを残した第1話での初登場シーンや演じる上で意識したことを聞いた。

【場面写真】うつろな瞳で…壮絶な過去を背負った蒼佑(萩原利久)

 原作は、講談社「マガジンポケット」で連載中の漫画『降り積もれ孤独な死よ』(原作・井龍一氏、漫画・伊藤翔太氏)。13人の子どもの白骨死体が、一軒の人気のない屋敷から見つかった通称・灰川邸事件から、物語は動き出す。刑事・冴木は、事件の真相を追う。かつてこの屋敷に住んでいたという謎の美女・蓮水花音(吉川)は、屋敷の持ち主で事件の容疑者・灰川十三(小日向文世)を“父”と呼び、「灰川は犯人ではない」と主張する。



 謎多き灰川邸事件発生から7年。1人の少女の失踪事件をきっかけに灰川邸事件の現場に残されていた謎のマークが再び浮かび上がる。過去と現在、2つの事件の真相が毎回衝撃の展開とともにひも解かれるスリリングなヒューマンサスペンスドラマとなっている。

 蒼佑は、冴木が実家を出た後、灰川の屋敷で暮らしていたことが事件により判明する。蒼佑が背負う過去についても注目が集まっている。そんな難しい役どころについて萩原は「『これはやりたい』って素直に思いましたし、うれしかったです。ただ、やるってなると考えることは多かったです。原作や脚本をどう咀嚼して、どう見せるか、どこまでやるのかを含め、簡単ではないなっていうのはすごく印象としてありました」と率直な思いを吐露した。

 萩原は蒼佑について「基本的には落ち着いているのですが、その中に不安定な部分がある」と分析。現在に至るまでの過去がかなり重要な部分としてあるのですが、ベースに流れている凪のような波のない中に垣間見える危うさや不安定な部分をうまく出したいなっていうのが僕の中でありました。オフでいる時に危うさが出てしまうような、コントロールしきれてない感じを見せたいので、やりすぎないことを意識しました」と丁寧に言葉をつむぎ、解説した。

 そんな緻密(ちみつ)に作り上げた蒼佑が垣間見えたのは、第1話で蒼佑が冴木の胸ぐらをつかむ印象的なシーン。萩原は「現状、この場面が1番難しかったかもしれない」とし、「蒼佑を演じていく上での指標や基盤になるシーンでした。視聴者の皆さんにもあのシーンの印象が強かったのかなと思います。『こういう子です』という“蒼佑像”を見せる上で、あのシーンがキーかなと思っていたので、難しかったです。(同シーンを)撮り終えてからは、僕の中で“蒼佑像”がキャッチできた感触はあります」と達成感がにじんだ表情を見せた。

 前述の“危うさ”は、外見にも表れている。役写真が公開された際には「光がない」「ゾクッとする目」「うつろな目」といった反響が寄せられ、“目”に注目が集まった。萩原自身も今作で見せる新たな一面として「生気のない目」と挙げる。「今までは、内気な役でも日々の生きるモチベーションは決して低くない人物が多かったのですが、今回は生きるモチベーションや活力が、傍から見た時に感じ取れない。ミステリアスとも違う危うさがメインカラーになっている役なので、そういった面は新しい一面なのかなと思います」と照れ笑いを浮かべつつ、アピールした。

 そして「蒼佑は、兄弟間でクリアしなくてはいけない大きなポイントがあります。バックボーンが絡むのですが、蒼佑としては事件そのものの解決よりも比重があるんじゃないかという瞬間もあります。蒼佑の変化や交わされる会話には、グッと集中して見てもらえたらうれしいなと思っています」と謙虚ながらも熱い思いのこもった“目”で伝えた。

スタイリスト:Shinya Tokita
ヘアメイク:Emiy(Three Gateee LLG)

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