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『キャプテン翼』ネーム形式で週刊連載開始 作者の体力衰えで物語残す決断!最終回までの構想描く

ORICON NEWS / 2024年7月23日 12時0分

『キャプテン翼 ライジングサン FINALS』ネーム連載がスタート(C)高橋陽一/集英社

 サッカー漫画『キャプテン翼』(作者:高橋陽一)のネーム連載『キャプテン翼 ライジングサン FINALS』が、23日に開設されたWEBサイト「キャプテン翼WORLD」にてスタートした。『キャプテン翼』シリーズは作者・高橋氏の体力の衰えや執筆環境の変化により、漫画を描くことが困難になってきたことが理由で、漫画連載が4月に終了しており、今後は鉛筆描きの「ネーム形式」で週刊連載していく。

【画像】ドライブシュートだ!『キャプテン翼』名場面がチラリ

 『キャプテン翼 ライジングサン FINALS』は、4月まで連載していた『ライジングサン』の続きを描く物語となり、公開したネーム連載では、4月4日に先行公開した第1話に加えて、今回新たに一挙3話(第2~4話)が掲載され、今後は週刊連載として毎週火曜日に更新する。連載最新話は完全無料で読むことができ、以降の公開範囲は、冒頭1話+最新4話分が完全無料で、同シリーズはデジタル版コミックスの刊行を予定している。※現時点で紙版コミックスの刊行予定はない。



 また、同サイトでは、『キャプテン翼』シリーズ全作品の基本情報から、試し読み、デジタル版・紙版コミックス購入リンクを一挙にまとめており、これまでのシリーズから最新作“ネーム連載”まで、『キャプテン翼』の世界を満喫できる仕様になっている。さらに、海外ファンにも対応するために、サイト内のテキストを英語表示に切り替える機能も備えている。

 今回のネーム連載開始を記念して、『キャプテン翼』シリーズ電子版コミックスの「全話完全無料公開」キャンペーンを「ヤンジャン!」アプリにて26日~28日の期間限定で実施する。(対象作品:『キャプテン翼』、『キャプテン翼 ワールドユース編』、『キャプテン翼 ROAD TO 2002』、『キャプテン翼 GOLDEN-23』)

 高橋氏の漫画家デビュー作品となる『キャプテン翼』は、サッカーの天才少年・大空翼を主人公に、翼やそのチームメイト、ライバルたちの成長を描いた物語。爽やかなストーリーと個性豊かなキャラクター、そして誰もが真似したくなる迫力のある技の数々で一躍大人気となり、国内外で多くのプロサッカー選手誕生のきっかけになるなど、現実世界に大きな影響を与えてきた。

 1980年4月に『週刊少年ジャンプ』にて読切作品として掲載、81年3月から同誌で連載をスタートさせ、翼の小学生~ジュニアユース時代を描いたのち、88年22号で連載が終了すると、翼の成長にあわせ物語の舞台を移し、これまで数々のシリーズを連載。コミックスの全世界シリーズ累計発行部数は9000万部を突破し、テレビアニメ化、ゲーム化もされた。

 なお、漫画連載の終了理由について作者・高橋氏は、体力の衰えや執筆環境の変化により、漫画を描くことが困難になってきたとし、「ここ数年、この先の物語をいったいどこまで描けるのか、ずっと考えていました。そして今回、最後まで連載にこだわり体力の限界まで“漫画”を描き続けるよりも、連載をやめ『キャプテン翼』の最終回までの“物語”を残す決断をしました」とネーム形式での連載を決めたと説明。

 「今、頭の中には『キャプテン翼』の一応の目安の最終回までの構想があります。ですが計算すると、この構想をすべて漫画化するにはこの先40年以上かかってしまうかもしれません。それを実現させるのは現実的ではないと感じた一方、たとえばネーム(漫画制作の元となる絵コンテのようなもの)などの形で“物語”を残すことだけに集中すればできるかもしれない、と思いつきました」。

 まだ構想がある今後の物語をすべて漫画化すると40年以上かかることから、ペン入れなし、トーンも貼られていない状態のネームの形で制作を継続し、「漫画家は引退しますが、絵を描くこと、ストーリーを考えることはまだ好きなことなので、それらはこれからも続けていくつもりです。もしかしたらセミリタイア的な感じになってしまうかもしれませんが、創作活動は続けていくつもりです」とコメントを寄せている。

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