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婚約破棄・整形を赤裸々告白の『バチェラー』参加者・木下マリア 実はSNSで話題の店で大成功していた【バチェラー連載Vol.5】

ORICON NEWS / 2024年7月23日 17時10分

木下マリア氏 (C)ORICON NewS inc.

 Prime Video の恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』のシーズン4に参加した木下マリア氏。惜しくも早い段階で旅を終えることになったが、その後も起業リアリティーショー『nontitle』に出演、起業家としてグリークヨーグルト店をオープンさせるなど快進撃を続ける。

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 『バチェラー・ジャパン』シリーズ参加者の「今」について追求する本連載の第5弾となる今回は、木下氏が『バチェラー・ジャパン』参加後に感じた変化から、現在手掛けている事業までを、たっぷり語ってもらった。

 かわいらしい声で穏やかに対応してくれる木下氏だが、事業にかける情熱は並々ならぬものが。SNSで話題の腸活グリークヨーグルト専門店「REM'S greek yogurt(レムズグリークヨーグルト)」を六本木に開店したときのマーケティング戦略や、今後の展望を明かしてくれた。



■SNSでのプライベートな発信は「自分の情報が困っている人に届いたらいいな」くらいの気持ち

――『バチェラー・ジャパン』での経験は、どのようなものでしたか。

木下マリア氏(以下、木下):参加して一番良かったのは、女性参加者たちとの出会いですね。私はすぐに落ちてしまったので、バチェラーの黄皓さんと関わる機会はほとんどありませんでした。だから、どちらかといったら旅が終わってからの『バチェラー・ジャパン』参加の関係で自身の成長を感じることができました。女性参加者の皆さんは自分の人生にとてもストイックで、自己プロデュース能力が高い。そういった方たちと出会えたことが一番の経験でしたね。

――『バチェラー・ジャパン』参加により認知が上がることで事業がうまくいったり、チャンスが増えるなどのメリットは感じられているのでしょうか。

木下:正直、最初の方で落ちてしまったらメリットは全くないと思います(笑)。私の場合『バチェラー・ジャパン』は人生経験でしかないので、メディア出演したことによる仕事への影響はあまりないですね。SNSはどちらかというと、『バチェラー・ジャパン』というよりは日々の運用でフォロワーを増やしてきました。

――『バチェラー・ジャパン』参加以降は、『nontitle』への出演、婚約破棄、整形など、ご自身の私生活がネットニュースにピックアップされることも多かったと思います。こうした環境の変化に、感じることはありますか?

木下:『バチェラー・ジャパン』に出る前からSNS活動は積極的にやっており、Xでの美容の発信が仕事にもつながっていました。そこに少し個人的な要素が入ったという認識なので、フィーチャーされることに、そこまで抵抗はありませんでした。

――YouTubeも精力的に発信していらっしゃいますが、婚約破棄や整形などのセンシティブな内容を公開するにあたり、迷いはありませんでしたか?

木下:全くないです。人生において、自分の選択で人に言えないことは一つもありません。整形が受け入れられている時代だから言ったというわけではないので、聞かれれば違う時代でも答えていただろうと思います。こういった話をすることには抵抗がないですね。選択したのは自分なので、あくまでも自分の情報が困っている人に届いたらくらいの気持ちです。

――木下さんに憧れたり、木下さんの発信に背中を押されたりする人も多いのかなと思います。そういう反響は感じていますか?

木下:私のアカウントはフォロワーさんの数に対して、かなり濃度が濃いように思っています。このSNS時代にフォロワー数はとても重要視されるじゃないですか。それでいうと、私はフォロワー数的にインフルエンサーでもなんでもない。でも、私の投稿は美容に限らず、さまざまな分野で反響が大きいんですよ。そこは、皆さんに信じていただいているのだと感じています。

――確かに、木下さんの投稿は美容以外でもエンゲージ(いいね、クリック、シェアなどの反応)が高いですよね。

木下:本当にありがたいことです。もしかすると、それは私自身が何者でもないからなのかもしれません。私はヨーグルト屋さんの事業のときも、迷ったらロゴ一つから「聞いてもいいですか?」と、SNSでアンケートを取っていました。そこでフォロワーさんが参加して一緒に考えてくれるからこそ、応援する気持ちが芽生えたり、反響が出やすいのかなと思います。

■『バチェラー・ジャパン』参加で、多くの人が人生に賭けていることを知った

――『バチェラー・ジャパン』参加以降、ターニングポイントになったことはありましたか。

木下:それは、やはり『バチェラー・ジャパン』ですね。番組に参加して初めて、こんなに多くの人が自分の人生に賭けていることを知ったんですよ。自己プロデュースに関しても、番組に参加する意気込みに対しても、見つめ直すきっかけになったのは『バチェラー・ジャパン』です。だから自分の仕事に対しても以前より本気になりましたね。私からすると、恋愛を成就させることはマーケティングのようなもの。ターゲットにした男性に自分をどう売り込みにいくかだと思うのですが、その能力が当時は本当に足りていなかったと反省しています。まったくの戦略ミスでしたね。

――自己プロデュース力が印象的だった女性参加者を教えてください。

木下:圧倒的に中野綾香さんだと思っています。彼女はとても上手に引きつける力がある方ですね。天然でやっている部分ももちろんあるのでしょうけれど、半分は戦略的だなと。ほとんどの魅力的な女性は戦略的なものだと思っているのですが、中野さんは圧倒的でした。そして、旅の中ですごいと思っていたのは休井美郷さんとシンディ(桑原茉萌)でしたね。

――その理由は?

木下:シンディに関しては、自分のポジションを築くのが得意です。視線が集まった時に自分を120%表せる方です。普通は意気込んでしまって本来の力を発揮できないものなのですが、彼女のすごいところは、視線を集めた上でパフォーマンスを出せるということだと思っています。そこは、今のシンディのSNSでも感じますし、当時は番組を見ていても思いましたね。参加者の女性を見渡したときに一番目を引く存在だと思いました。

中野さんはそれこそファン化が得意。ミステリアスな感じがするけれどはっきりとしていて、魅惑的ですよね。あと会話力が高いイメージがあって、相手が刺さるような一言を言える。しかもそれが想定内ではなくて斜め上の言葉だったりするわけです。これまでの経験が彼女にそうさせていると感じました。

■自らヒットを仕掛け、2時間待ちのグリークヨーグルト店をオープンさせることに成功

――木下さんは現在、どんな事業に取り組まれていますか。

木下:飲食事業ではグリークヨーグルトの店舗を2軸で進めています。1つ目が六本木の「REM'S greek yogurt(レムズグリークヨーグルト)」で、こちらは今年中にあと3店舗増やす予定。2つ目が茗荷谷の「milkygreek(ミルキーグリーク)」で、テイクアウトと通販をメインにしており各カフェに向けて卸しの事業もスタートしています。他にも、『nontitle』で立ち上げた「cadre (カドレ)」という家電ブランドを続けているほかに、オンラインメインのインテリア通販を3ブランドやっています。

――レムズグリークヨーグルトはとても注目されていますが、ヒットのきっかけをご自身で作ったという感覚はありますか。

木下:もちろん作りにいきました。オープンは3月15日でしたが、その時点でグリークヨーグルトの目立つ店舗は都内で2ヶ所、関西で1ヶ所しかなくて。正直、聞いたことのない人の方が多い食材だけれど、これはもうマーケティングで絶対にうまくいくなと思い、仕掛けに行きました。そして思惑どおり今、SNSで拡散されている状況です。

――グリークヨーグルトに目をつけたきっかけは何だったのでしょうか。

木下:実は、元々グリークヨーグルトに目をつけていたわけではなく、時代にマッチして長く息が続くようなフード事業をリサーチする中で、たまたま出会いました。私は、何かが流行る時には理由が10個以上必要だと考えていて。グリークヨーグルトに関してはそこに当てはまる項目が多すぎましたね。今の時代に腸活という文脈でも当てはまるし、健康美容でも当てはまる。プロテインはなかなか続けにくいけれど、グリークヨーグルトは1つのボウルでタンパク質が10グラム以上取れるので、新しいタンパク源としても提案できます。フルーツなどいろんなトッピングで写真映えもしますし、かわいい空間にいることでも楽しめる。そんなふうに、いくつもの理由が挙げられたときに、これはいけるなと思いました。

――UGC(ユーザーによって制作・発信されるコンテンツ)に強いとも感じたのですが、その部分も戦略的に仕掛けていましたか。

木下:プレオープニングを2週間設定して、たくさんの方を招待させていただきました。中でもインフルエンサーやメディア活動をしている方たちは視点が鋭いので、フィードバック×発信をお願いしました。2週間で彼女たちの意見を参考にたくさんの微調整をしたので、当初のお皿や盛り付け方とは全く違うものに変わっています。おかげさまですごく温まった状態でスタートがきれて、オープン初日から2時間並ぶような状況を作ることができました。

――改めて今後の展望などあれば聞かせてください。

木下:飲食店にとどまらず、いずれはライフスタイル全般を手掛けていきたいです。入りとしてまずは腸活や美容健康がベースにあるグリークヨーグルト屋さんがあるという考え方でやっていますので、店舗展開以外の商材展開だとか、ブランド展開みたいなことにも力を入れたいと思っています。

(取材・文:Nana Numoto)

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