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timelesz、過去と現在が交錯する“3人”のライブ Sexy Zone時代の楽曲も披露「ずっとついてきて」【詳細レポ】

ORICON NEWS / 2024年7月24日 4時0分

全国アリーナツアー『We’re timelesz LIVE TOUR 2024 episode0』よりtimelesz

 3人組グループ・timelesz(佐藤勝利、菊池風磨、松島聡)が現体制となって初となる全国アリーナツアー『We’re timelesz LIVE TOUR 2024 episode0』横浜アリーナ公演が23日、開催された。約1万5000人のファンの前でSexy Zone 時代からの楽曲に加え、6月19日にリリースした1st EP『timelesz』からの楽曲など全35曲(メドレー・アンコールを含む)を披露した。(以下、本編ネタバレを含みます)

【写真あり】新生timelesz、白熱ライブの様子

 同グループは4月1日にSexy Zoneから改名、中島健人が卒業し、3人での活動をスタートした。現在、新メンバーのオーディションを開催中で、来年初頭に決定予定としていることから、現状では“最初で最後”の3人でのコンサートとなる。



 今回のコンサートのコンセプトは「新生timeleszのあいさつまわり」。そのコンセプトに沿ってメンバーがマネージャーに変身し、奮闘するコミカルな映像からスタート。「RUN」ではさっそくギャップ全開の力強さとカッコよさで大歓声を受け取った。

 デビュー以降、単独公演では初めてムービングステージを使用してファンのもっとそばへ。佐藤は「会いたかった?僕らも会いたかったぞ!」と呼びかけるなか、金吹雪をまとって「Forever gold」を歌い上げれば、松島がメンバーとsecondz(読み:セカンズ/ファンの愛称)に元気いっぱいに出席確認。菊池は「最後まで突っ走れそう?声だせるか?場所なんて関係ないからな!」とコンサートタイトルとともに「盛り上がってこうか」と不敵な笑みを浮かべ、開幕の合図を告げた。

 また、今回の横浜アリーナ公演ではゲストアーティストがサプライズで登場、23日公演にはiriが出演し、過去の提供曲「I make me bright」でコラボレーション。「スペシャルゲスト!iri!」の呼び込みで現れたiriの少しハスキーで余韻のあるボーカルが、3人の歌と混じり合い、また新たな化学反応を起こしていた。

 ソロコーナーもそれぞれのファンの思いが感じられるようなチョイスに。佐勝はライブでは2017年『Summer Paradise』公演以来、ファンから音源化の希望が高い貴重なソロ曲「Black/White」。黒にきらびやかな金の装飾をほどこしたジャケット姿で華麗に舞い、圧倒的“主人公フェイス”から放たれるまっすぐな瞳で観客を射抜いてみせる。

 菊池は2012年11月14日発売の 1st ALBUM『one Sexy Zone』に収録されたソロ曲「rouge」。こちらも2017年『Summer Paradise』公演以来となる。赤のベロアからはだけた素肌と、妖艶なダンスで夜の匂いをかもしだしながらも、途中に挟まれた芯のある生の歌声で見ているものの心を惹(ひ)きつけた。

 松島は2019年3月13日発売の 6th ALBUM 『PAGES』より「CRY」。松島の活動休止中にほかのメンバー4人でパフォーマンスした映像とともに、ソロバージョンとして初披露となった。青いシャツをひるがえしながら、自由に羽ばたいていく姿は美しくも儚いのに、力強い生命力も感じさせ、松島の多面的な魅力を引き出していた。

 このほかにもダンスナンバー「IF YOU WANNA DANCE」では、炎を背負い、額に汗がにじむなか、新境地と新たな道を進む決意ものぞかせる。「スキすぎて(コール2024ver.)」ではファンと一体となって突き抜けたコールで暴れまくり、松島がトイレに抜けるというハプニング(?)もあったMC後には、佐藤がアコースティックギターを優しく奏でる中、階段に座った3人は懐かしの人気曲「君と…Milky way」をしっとりと聴かせて“緩急”のあるステージを展開した。

 菊池いわく「“Sexy Zone”という宝箱」も開けられた。それぞれのメンバーが生まれてから、入所してからデビューするまで、総ライブ時間など歴史をすべて“秒数”でカウントした数字がモニターに映し出され、そのなかには菊池が「ライブ中に泣きそうになった時間」(7秒)まで。その1秒“Seconds”とファンの愛称“Secondz”のダブルミーニングという粋な演出で、Sexy Zoneとtimeleszというみんなが過ごした時間を噛みしめるような演出もなされた。

 今の3人だからこそ、3人が今だからこそ魅せたい“timeleszのコンサート”が繰り広げられた。アンコール「ぎゅっと」では3人でトロッコに乗り込み、文字通り“ぎゅっと”となった状態でファンの間をさっそうと駆け抜けていく。新体制となり早3ヶ月、今も決して歩みをやめない3人。それでもいつか遠い未来に振り返ったときに、愛しくなるような一瞬にあふれていた。

■メンバー最後のあいさつ

▼松島聡

みんな楽しんでますか!声出せてますか!僕らの思い届いてますか?
ありがとうございます。
timeleszとして初のツアーがスタートしました。
3人で立つ最初で最後のツアーかと思いますが、今回のライブは これまでSexy Zoneとして歩んできた道のり、そして現在タイムレスとしてこれから歩んでいく未来を詰め込んだライブになっております。
なので、昔から応援してくださっているファンの方は懐かしい楽曲がたくさんあったかと思います。
そして最近、ファンになってくださった方は、僕たちの歴史を知っていただけたかなとは思うんですけども、ただ、この数時間だけじゃなかなか僕たち3人のこと知ってもらうの難しいとは思うんですけども、僕たちの音楽を通してちょっとでもこれまでの歩みを皆さんに知ってもらえたらうれしいなと思って、今回のライブ作っております。
毎年ツアーはやらさせていただいておりますけども、こうやって1人ひとりの顔を見て、 みんなの笑顔を見て、そして直接リアクションをもらうことができて、そんな機会はなかなかないので、こうやってみんなに会える場所をね、またいただけたことを本当にうれしいなって思います。

そして、グループとして色々と変動がある中で、こうやって会いに来てくれたことも本当にうれしいです。ありがとうございます。
この会場に行きたくても来れなかったSecondzがたくさんいると思うんですけども、そういった方々の思いまで皆さんには楽しんでほしいなって思って、今日はオープニングのところから『たくさん声を出して!』とか『手を振って!』って、いろんなオーダーを皆さんにしてみました。でもそれ以上に応えてくれて、すごく皆さんのエネルギーが伝わって、逆に今回はすごく皆さんから勇気をもらいました 本来なら僕らが皆さんに勇気とか希望を届ける立場なんですけど、いつも結局、皆さんからもらって帰っている。いつもそうなってしまうというか。だから、それだけ皆さんが1人ひとりが持ってるパワーってすごいんだよってことも今日は伝えたかったです。

最近またコロナが流行り出して、ちょっとこれからが心配なんですけども、こうやってステージに立ってパフォーマンスできること、みんなに直接会えることを当たり前だと思ってはいけないなって思いました。なので、1分1秒を大切にして。みんなに会える時間を貴重だと思うので、その時間を丁寧に過ごしたいなと思って、今日もこの景色を目に焼き付けています。

ソロ曲の時とか、ペンライトの色を変えてくれたり、それぞれのブロックごとに行くたびにそのところだけ色を変えてくれたり、そういう皆さんの優しさも、今日たくさん伝わってきました。きっと今日、いろんな思いでこの会場に来てくれたと思うんですけども、みんな、お化粧とか、かわいい洋服を着たり、かっこいい服着てくれたりとか…かそういう僕らにかけてくださる時間っていうのは、ホントにどれも貴重で、1日の中で、みんなは僕らのこと考えてくれてると思うんですけど、我々も毎日みんなのことを考えてますから。だから、これからもみんなといろんな時間を共有して、すてきな時間を過ごしていきたいなって思いました。

4月にtimelesz projectを発表させていただきましたけども、少しずつ皆さんに理解してもらえるように、活動を通して一生懸命 頑張っていきたいと思います。皆さんも混乱してるとは思うんですけども、少しずつついてきてもらえたらうれしいです。
最終的にtimeleszを応援しててよかった、timeleszが誇りだと思ってもらえるようなグループを目指したいと思うので、これからもついてきてくれますでしょうか!? ついてきてもらってもいい!? 本当に!? ありがとう。今日はほんとにみんなに会えてうれしいです。ありがとう。ビッグラブ!

▼佐藤勝利

timeleszとして初めてのツアーをやらさせていただいています。
4月からtimeleszと名前が変わり、色々な発表もさせていただき、その発表のスピード感であったり、色んなことを発表させていただいて、戸惑いや不安をたくさん与えてしまったとは思います。

僕たちとしてはもちろんそういう思いをさせたかったわけではなく、僕たちが上を見て歩いてること、上を見上げすぎてるように見えること、高みを目指していることは、見たことない景色を見せたいなという思いがあって楽しいことだったり、目の前のみんなのことを笑顔にさせたいという気持ちを僕たちは届けたいのですが色々な受け取っていただけてることも不安だったり戸惑いもたくさんあったと思います。本当にそこは申し訳ないなと思っています。

ただ、 こうやってライブをさせてもらって、ステージの裏で本番が始まる前も今日もライブができてるなっていうことと、今年もツアーが3人で周らせてもらえてること、timeleszとしてまたライブができてること。当たり前のことじゃないなって毎回ステージ裏でも思っています。そしてライブが始まって、今日は特にすごい盛り上がりを見せてくれてること。このツアーで毎回覚えてることは、この状況をみんなが支えてくれている、支えようとしていることがすごく僕たちに伝わってきて、聡ちゃんも言ってましたが、僕たちが支えなきゃいけない立場なのに、みんなが支えてれて、本当に感謝しています。

いろんなことがあって、何回も何回もみんなに支えてもらって、これからはいろんな不安や戸惑いを与えてしまった分、みんなが見たことない、みんなで見たいから高い景色。高いところから見えるみんなが見たことない景色を絶対に見せたいなと思うので、これからもついてきてほしいなと思います。

timeleszと名前は変わりましたが、実はtimeleszという名前にはこんな思いも込めていて。タイムレスの頭文字は「t」で、 アルファベットで数えていくと「u」の前が必ずいつも「t」です。u(you)はあなた。あなたの前にタイムレスがある。 そんな思いも込めています。絶対みんなの目の前にいるグループになりたいと思います。
ずっとずっとついてきてほしいなと思います。これからもどうぞよろしくお願いします。

▼菊池風磨

皆さん、今日はすてきなひと時を本当にありがとうございます。2人からもありましたが、僕たち3人はとにかく前を向いています。前を向いて突っ走って、その先にある大きな夢を叶えたい、すてきな景色を見たい。そんな想いで一心不乱に走り続けています。ただ、それが皆さんにとっては少し寂しい思いをされてるんじゃないかなとも思います。

メンバーが2人やめてしまって、そしてグループ名まで変わって、それに対してもっと感傷に浸ったりだとか、思いを馳せる、そんな一年があったりだとか、一歩立ち止まって振り返ってほしい、そんなふうに思う人も少なくないと思います。

ただ、僕たちはそれでも前を向きます。なぜ前を向くのか。無我夢中で走り続けるのか。それは、僕たちが抱く夢は、見たい景色は、5人が、5人のsexyzoneが叶えたかった大きな大きな夢だからです。

5大ドームも国立も、チャートの総なめも全部全部5人のSexy Zoneの夢だからです。Sexy Zoneという形じゃなくなって、2人がそれぞれの夢に、歩いていっても僕たち5人で思い描いた夢は、これからも僕たちタイムですが、追いかけていきます。

これはもう途方もないことを言い出して、timelesz project。メンバーをオーディションで募る。そんなことは前代未聞で、皆さんからしても驚いたと思いますし、スタッフも驚かせてしまったと思います。 どんなに途方ないことでも、どんなに無謀だと思われても大丈夫です。全部、全部うまくいきます。なので、どうか、どうか僕たちtimeleszにこれからもついてきてください。

もちろんSexy Zoneという宝箱はぎゅっと抱きしめて。これからも1歩1歩前に進んでいきたいと思います。

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