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空音央監督、2年連続2回目のベネチア映画祭 オリゾンティ・コンペ部門で『HAPPYEND』上映へ

ORICON NEWS / 2024年7月24日 19時39分

監督・脚本:空音央、映画『HAPPYEND』(10月4日公開)(C)Music Research Club LLC

 短編映画『The Chicken』、コンサートドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto | Opus』で注目を集めた新鋭・空音央監督の長編劇映画デビュー作『HAPPYEND』(10月4日公開)が、イタリア現地時間8月28日から9月7日まで開催される「第81回ベネチア国際映画祭」のオリゾンティ・コンペティション部門に正式出品されることが、現地時間23日に発表された。

【画像】映画『HAPPYEND』場面写真

 同映画は、カンヌ、ベルリンと並ぶ世界三大映画祭の一つ、ベネチアでワールドプレミアを迎えることが決定。空監督は、2年連続2度目の参加となる(昨年は『Ryuichi Sakamoto | Opus』がアウト・オブ・コンペティション部門で上映された)。



 オリゾンティ・コンペティション部門は、新しい映画表現の潮流を感じさせる新鮮で革新的な作品で構成される。近年の日本映画では、『ある男』(22年、石川慶監督)、『ほかげ』(23年、塚本晋也監督)などが選出されている。

■空音央監督のコメント

 友情の物語である『HAPPYEND』を映画にするにあたって、一番大切にしたのは、スタッフやキャストとの関係性でした。幼なじみである登場人物に説得力を持たせるためには、撮影現場での俳優やスタッフ同士の友情や信頼関係が必要不可欠だと考えました。

 キャスティングやリハーサルを始めると、自分の想像をはるかに超えて、みんな仲良くなり、まるで何年も前からの友達みたいに、みんな和気あいあいと制作に励んでくれました。その現場の雰囲気は、絶対にスクリーンににじみ出てくるだろうと、強い手応えを感じていました。

 ベネチア国際映画祭がその魅力を受け止め、「地平」という意味を持ち、新しい視点を見出す「オリゾンティ部門」のコンペティションに選出してくれたことを心からうれしく思っています。この場を借りて、愛のこもった素晴らしい仕事をしてくれたキャスト・スタッフに感謝します。

■ユウタ役:栗原颯人のコメント

 今作で僕は、友情というものの捉え方をとても考えさせられました。今生きている瞬間を大事にしたい人間もいれば、この先の未来を考えて生きるべきという人間もいる、そんな人間同士が同じものを見たり聞いたりしていても、その場の在り方は一緒なように見えて違うというのは当たり前の話です。

 でもそんな儚いものでも大事にするべきだと思うし、それがより自分という人間の中身を構築し、築き上げていくものだと思います。スクリーンデビューとなった今作ですが、温かいキャストやスタッフの方に囲まれて、とてもかけがえのないものとなりました。ベネチア出品も決定ということで、中々頭が追いついていませんが、良い作品だと自信をもって言えます。ぜひ観てください。

■コウ役:日高由起刀のコメント

 撮影期間中、初めての演技ということもあり好奇心と戸惑いが入り混じっていたのを覚えています。演技に正解なんてないのは分かっていますが、当時は自分の思う正解に近づこうという思いで取り組んでいました。結果としてこのような素晴らしい映画祭へ出品が決まった事を、とてもうれしく思います。監督はじめ、作品に携わった方々、皆様に助けていただきました。公開前の今、なんとも言葉には表せない、このワクワクとした感覚を忘れないように今後の俳優人生に活かしていきます。

■映画『HAPPYEND』ストーリー

 ユウタとコウは幼なじみで大親友。仲間たちと音楽を聴いたり悪ふざけをしながら毎日を過ごしていた。高校3年のある晩、こっそり忍び込んだ学校でユウタはとんでもないいたずらを思いつく。翌日いたずらを発見した校長は激昂し、学校に四六時中生徒を監視するAIシステムを導入する騒ぎにまで発展。この出来事をきっかけに、大学進学を控えるコウは自らの将来やアイデンティティについて深く考えるようになる。その一方で、変わらず楽しいことだけをしていたいユウタ。2人の関係は次第にぎくしゃくしはじめ…。

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