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麒麟・田村裕、相方の川島明は「背中が見えなくなりました」 現状のコンビ間格差に本音もちらり

ORICON NEWS / 2024年7月25日 17時35分

コンビ間格差に本音を明かした麒麟・田村裕 (C)ORICON NewS inc.

 お笑いコンビ・麒麟の田村裕が25日、東京・六本木 蔦屋書店で行われた『新装版 ホームレス中学生』(ワニブックス刊)の発売記念取材会に参加した。

【集合ショット】わいわい楽しそう!本を両手に笑顔をみせる麒麟・田村&ぱーてぃーちゃん

 2007年に上梓し、ベストセラーとなった『ホームレス中学生』の新装版。『ホームレス中学生』は、田村が07年に自伝的小説として発表。中学生時代の田村が、貧乏のため住む家を無くし、近所の公園でホームレス生活を余儀なくされた時代を笑いを交えてつづり、大反響に。225万部突破のベストセラーとなり、ドラマ化・映画化もされた。新装版には、17年ぶりの新作エピソード「お兄ちゃんの痕跡」「うちの子に迎えよう」や、兄・研一さんとの「思い出、答え合わせ対談」も特別収録。また、「文字が大きめ」「小学生でも読みやすい、ふりがな多め」など、小・中学生向けに大幅リニューアルされた。



 今の心境を問われると田村は「こんな軽装できてよかったのか、そういう思いでいっぱいでございます。一応、記者会見とは聞いてはいたんですけども、こんな人が集まってくれると思っておらずです…。吉本の人だけかなと思ってたんで」と半袖&短パンで登場したことについて謝罪。「17年ぶりに出版させていただける。日本の売れた本のランキングでトップ30に今でも入っているということで。日の当たらなかった人生に、この本がスポットライトを当ててくれた」としみじみ。そして「ホントに一瞬ではございましたが、麒麟の看板が私に移った。短かったですけども、それでもやっぱり一瞬でも看板持てたということは『ホームレス中学生』と、この本を作ってくださったワニブックスの皆さんと、ずっと支えてくれた家族や親族、お世話になった方々のおかげ」と述懐した。

 一方で、17年が経過したことで、知らない世代も増えた。地元・大阪府吹田市でも若者にはなじみがなかったそう。「ホンマに知らないと言われました。あんなに売れたのに(笑)。『俺やで』って感じで話しかけた自分が恥ずかしくて。知らない世代のギャップを埋めることができたら」と意欲を示した。

 また、帯は相方の川島明が書いた。『ラヴィット!』など、今や押しも押されもせぬトップ芸人の1人の川島だけに、田村は「一時は背負った看板ですけど…。(麒麟の看板は)いつの間にか僕の見えないところまで前の方に進んでおりまして、それを引っ張っているのが相方の川島明さんということで。本当に背中が見えなくなりました。僕が背負えるものなんてもう何もなくて、川島くんが麒麟という看板を、とことんリードして引っ張ってくれてるんですけども、これだけ格差がついてしまったもんですから、今回のこのホームレス中学生の帯を書いてくれとお願いするのに非常に緊張しました。ここ10年で1番ぐらい緊張しました。手が震えながら『川島さん、お願いがあるんですが…』とお願いしましたところ、快諾してくれて。ワニブックスの方々も喜んでいただいて、僕も非常にうれしかった。短くかつ愛のこもったコメントをいただきました。お願いしてよかったなと、あんな緊張を乗り越えた価値があったなと思っております」と笑顔を見せた。

 報道陣との質疑応答も。川島が新装版を読んだのか問われると「だと思います。そういうところで筋を通す男なので。忙しい中で読んでくれたんだと思う。もしかしたら要領の良さもあるので、要所、要所かもしれませんけど(笑)。でも本当に目を通してくれてるので。心が通ってる短いけどステキな推薦文でした」と感謝を改めて伝える。一方で川島の活躍ぶりについて「落ちるなら早く落ちてくれと思ってます(笑)。1番さみしいのは、劇場の楽屋とかで、僕が出てないテレビの話で後輩とかと盛り上がってる時で…。全く入られへんっていうのが、やっぱり仲間じゃなくなったんだなみたいな…」と本音もちらり。ただ、「コンビ仲は、もしかしたら今までで1番いいかもです。僕の諦めがついてから」と口にしていた。

 会見には、ぱーてぃーちゃんも登場した。

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