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[Alexandros]の新曲、菅田将暉主演映画『Cloud クラウド』インスパイアソングに決定

ORICON NEWS / 2024年7月26日 7時0分

[Alexandros]

 ロックバンド[Alexandros]が書き下ろした新曲「Boy Fearless」が、菅田将暉主演、黒沢清監督の映画『Cloud クラウド』(9月27日公開)のインスパイアソングに決定。9月18日発売のCDシングル「SINGLE 2」に収録予定であることが発表された。

【動画】映画『Cloud クラウド』本予告

 同映画は、“誰もが標的になりうる”日常と隣り合わせの恐怖を描いたサスペンス・スリラー作品で、今年の「第81回ベネチア国際映画祭」でのワールドプレミア上映が決まっている。転売で稼ぐ主人公・吉井良介を菅田、吉井の謎多き恋人・秋子役を古川琴音、吉井に雇われたバイト青年・佐野役を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅役を岡山天音、吉井が働く工場の社長・滝本役を荒川良々、そして吉井を転売業に誘う先輩・村岡役を窪田正孝が演じている。



 年間約200本もの映画を鑑賞するほど映画好きで有名な川上洋平(Vo/Gt)は、かねてより黒沢監督の大ファン。インスパイアソングのオファーを受けて今回のコラボレーションの依頼を即決。不気味なギターリフと焦燥感を煽るような重低音で構成された楽曲「Boy Fearless」を作り上げた。

 楽曲を聞いた黒沢監督は「 [Alexandros]の曲を聞き、すごいスピードで物事が次々と進行する快感と不安とを同時に感じました。もっと先が知りたい、でも知るのが恐い…。それはまさに私がこの映画で観客に味わってほしかった感情そのものです。見事というほかありません。映像だけではどうしても曖昧(あいまい)になってしまう表現を、音楽は時に驚くほど正確に伝えることができるのでしょう」と称賛。新たに公開された本予告編で「Boy Fearless」が初公開されている。

 本予告編は、<転売ヤー>としての日常を送る吉井(菅田)の日常を活写するシーンからスタート。「どこかがおかしくないですか」「馬鹿にしやがって」と、ただ自分の利益を求め、手段を選ばない吉井が無自覚にばら撒いた“憎悪”に対する言葉たちがネット社会の闇へ吸収され、気がつけば「こいつ殺す」と、ネット社会で憎悪の標的になっていた―――。

 「どんどん、沸き上がってる。同じような人間が。空の雲みたいに。」と、映画のタイトルを連想させるような意味深なセリフが差し込まれると舞台は一変。<見えない悪意>が暴走し、実体化した匿名の<狩りゲーム>へ!標的となった吉井に次々と危険が降りかかる。鋭い眼光を向ける窪田、古川、奥平、岡山、荒川らの不穏な表情にも注目だ。ラストには、決死の形相で銃を構える菅田の姿が映し出され、手に汗握るスリリングな映像となっている。

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