「ジョーカー2」ベネチア国際映画祭で2作連続受賞なるか!?

映画『ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ』（10月11日公開） （C） & TM DC 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

　俳優ホアキン・フェニックスに「第92回アカデミー賞」主演男優賞をもたらした映画『ジョーカー』（2019年）の続編にして完結編となる『ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ』（通称「ジョーカー２」）。先日、ラインナップが発表された「第81回ベネチア国際映画祭」（8月28日～9月7日）でコンペティション部門への出品が決定。最高賞となる〈金獅子賞〉の栄冠を手にした前作に続く、連続受賞に期待がかかる。

【動画】前作を上回る衝撃に期待高まる最新予告映像

　前作が世界的な社会現象を巻き起こしたすべてのはじまりは、「第76回ベネチア国際映画祭」で最高賞となる金獅子賞の栄冠を手にしたこと。カンヌ、ベルリンと並び世界三大映画祭のひとつであり、最も歴史あるベネチア国際映画祭にて「コンペティション部門」に正式出品され、客席からは拍手喝采とブラボーの嵐が飛び交い、8分間のスタンディング・オベーションが巻き起こった。

　完璧で衝撃的なストーリーと圧倒的な満足度と演技力から、賞レースが始まる前からすでにアカデミー賞の受賞への道が確実視され、世界での公開と同時に絶賛の嵐が飛び交うだけでなく、世代を問わず「これは今を生きる私たちの物語」と共感させてしまう内容に賛否両論を呼んだ。

　コメディアンを夢見る、孤独だが純粋で心優しい男。笑いのある人生は素晴らしいと信じ、都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながらドン底から抜け出そうともがく彼が、理不尽だらけの世の中で、悪のカリスマ《ジョーカー》へと変貌を遂げるまでを描いた前作から2年後が舞台となる「ジョーカー２」。社会への反逆者にして人々の代弁者として祭り上げられたジョーカーが、新たに仕掛けるショーがついに幕を開ける。

　かつて孤独で心優しかった男は、悪のカリスマなのか、ただの犯罪者か？その全貌は、「第81回ベネチア国際映画祭」で明かされる。日本では10月11日より劇場公開。

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