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【RIZIN】榊原CEOが展望するフェザー級戦線 王者・鈴木千裕は年末にピットブル戦が濃厚、次の挑戦者は!?

ORICON NEWS / 2024年7月29日 7時30分

『超RIZIN.3』を総括した榊原信行CEO (C)ORICON NewS inc.

■『Yogibo presents 超RIZIN.3』(28日・さいたまスーパーアリーナ)
 全試合終了後に榊原信行CEOの総括会見が行われ、王者・鈴木千裕を頂点とする群雄割拠のRIZINフェザー級戦線の今後について展望した。

【インタビュー動画】榊原CEOが展望するフェザー級戦線 鈴木千裕に挑戦するのは誰だ!?(7:38~)

 右拳の負傷により、今大会で予定していたマニー・パッキャオとの試合をキャンセルした鈴木は、休憩時間にリングに上がると「試合を飛ばしちゃって、楽しみにしていたファンの皆さん、ごめんなさい」と謝罪。そしてすぐに「ただ、こんなんで終わらないんですよね、俺は。どうしても戦いたい相手がいて、それが大みそかに(パトリシオ・)ピットブルともう1回やりたくて」と稲妻メンタルでベラトール王者を指名した。



 昨年7月の『超RIZIN.2』では、大会まで1週間を切った段階で試合が組まれ、圧倒的な下馬評を覆して鈴木が豪快なKO勝利でピットブルに勝利。その勢いで当時の王者のヴガール・ケラモフの王座に挑戦してまたもやKO勝利して、一気にベルトを獲得した。

 ピットブルは鈴木に敗れた直後から再戦をアピールしていたが、鈴木は「全然あっちがやる気を見せない」とあきれながらも、カメラに向かって「ピットブル、俺とベルトかけてやろうぜ!」と呼びかけた。

 榊原CEOは大会後に「ベラトール側から年末に日本大会をやりたいとオファーをもらっていて、そこで千裕vs.ピットブルができれば。どういう形になるかわからないけど、去年の『超RIZIN.2』のようにベラトールパートとRIZINパートみたいな形分けることも含めて、8月に早々にベラトールと交渉して、実現できる可能性は十分あると思う」と年末大会のプランを明かした。

 ただ、鈴木がベラトール王座を目指すとなると、RIZINフェザー級タイトル戦線の停滞を招く。6月の『RIZIN.47』でフアン・アーチュレッタに一本勝ちしたクレベル・コイケをはじめ、今大会で斎藤裕にKO勝利した久保優太や、朝倉未来にKO勝利した平本蓮、さらに最近のRIZINで頭角を現している外国勢など、挑戦者の候補は多い。

 榊原CEOは「千裕の中では、ピットブルとのリマッチというが優先順位になっている」と王者の狙いを改めて説明したうえで、「挑戦権があるのは、順当に言えばクレベル。未来に勝った平本蓮がいきなりタイトル戦線っていうのも少し早いと思いますし、久保が斎藤に勝ったからって、クレベルからすると『俺と久保が挑戦者決定戦をするの?』って思うでしょうし」と挑戦者のトップはクレベルと明言した。

 そして「千裕のRIZINのタイトルマッチは年明けになると思うので、そうなるとそこまでクレベルが試合をしないってこともないと思っていますから、全体的な興行論も含めて千裕、クレベル、ベラトールと話をして、早いタイミングで決めたいと思っています」と締めくくった。

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