兵頭てつ兄、秋山翔吾相手に“始球式” 見事な投球でむせび泣き「100点満点です」

始球式を行った兵頭てつ兄

　インフルエンサー野球チームのメンバーで芸人、野球解説や、放送作家と多方面で活躍する兵頭てつ兄が27日、神宮球場で行われた「ヤクルトVS広島」の始球式に登場した。KONAMI・YouTubeチャンネルのパワフルスピリッツを代表し、見事な投球を披露した。

【写真あり】感慨深げに…天を仰ぐ兵頭てつ兄

　終始緊張した様子のてつ兄は、緊張がほぐれぬままチームメイト・セイギとの投球練習を終え、その時を待っていた。そして、球団スタッフから声がかかると、球場のアナウンスと共にマウンドへ。わずか１球で終わるあっという間の始球式。てつ兄から放たれたボールは見事キャッチャーが構えたミットにストライク投球。バッターボックスに立った秋山翔吾も見事な空振りだった。

　常に緊張で終始こわばっていたてつ兄の表情にも、無事ストライク投球を終えられたことで安堵がうかがえる。開始直前の大雨予報もパラパラ程度で、難なく始球式も試合も影響なく進行していった。そして余韻に浸ることもなく、すぐさま囲み取材。ここまでの思いとマウンドに立った感想を話し終了。イベントを終えて控室へ向かうその道中で、ようやく緊張から解放され、達成感からか急にこみあげてきてむせび泣いていた。

■兵頭てつ兄コメント
（Q:投球前にだいぶ空を長く仰いでいましたが…）
野球を教えてくれたのは、おじいちゃんとおばあちゃんでした。その2人が去年亡くなり、特におじいちゃんはプロ野球選手になるためにずっと応援してくれていたので、見てくれているかなと思い見上げていました。

（Q:実際にストライク投球でしたが…）
バッターに立った秋山翔吾選手は同い年だったので、勝手にライバル視して抑えてやろうと思って投げちゃいました（笑）。秋山くんは空振りをしてくれたんですが、ちょっと本当に大暴投する恐れもある中、思いのほかバッターボックスでの立ち位置が本気過ぎるぐらい近かったので怖いなと思いながらも、ストライクを投げられたので100点満点です。
社会人野球まで経験しましたが、こんな大勢の観客の前で投げるのは初めてで、本当に昔の自分では考えられないような光景でした。機会をくださったKONAMIさんに本当にありがとうございますと思っています。