【パリ五輪】トライアスロン男子個人、延期決定 セーヌ川の水質が「競技の実施を保証するに足るレベルではなかった」

パリ五輪トライアスロン男子個人、延期決定　

　ワールドトライアスロン（TRI）は、日本時間30日の12時に、トライアスロン男子個人の延期を発表した。

【写真あり】パリ五輪トライアスロン　TEAM JAPANの3人が満面の笑み

　日本トライアスロン連合のホームページでは、簡易和訳を掲載。発表では「7月30日午前3時30分、パリ2024大会組織委員会、ワールドトライアスロンの代表とテクニカル・メディカルデリゲート、国際オリンピック委員会、フランス気象庁、パリ市ならびに水質検査を実施しているイル・ド・フランス地方の担当者が参加して行われた水質検討会議の結果、7月30日午前8時から予定されていたトライアスロン男子の競技を延期する決定がなされた」と紹介された。

　続けて「最新の気象情報を考慮し、トライアスロン男子競技は7月31日午前10時45分に行われることが決定した。トライアスロン女子競技は同日午前8時に予定されている。男女競技共に次に行われる水質検査でワールドトライアスロン競技規則にあるスイムのための基準値に準拠しているかが判断される。元々設定された予備日である8月2日もさらなる検討事項に含まれる」とした。

　その上で「パリ2024大会及びワールドトライアスロンは、選手の健康が最優先であることを繰り返し表明している。本日セーヌ川で実施された水質検査において、競技の実施を保証するに足るレベルではなかったことが判明した。残念ながら、7月26日と27日のパリでの降雨のような気象状況は我々がコントロールできる範囲外であり、水質を変化させ、健康を理由に競技スケジュールの変更を余儀なくされる可能性がある。直前に水質レベルに改善が見られたにもかかわらず、スイムコースのいくつかの地点での測定値は許容範囲の上限を越えた状態にある」と伝えた。