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「僕にとって整形は“ブスを治すもの”」 300万かけて韓国で全顔フル整形した男性、綺麗な容姿を得て確信した“世の理不尽”

ORICON NEWS / 2024年7月31日 12時20分

じゃがいもさん

 「韓国顔面フル整形 総額300万ビフォアフ」のSNS投稿に「この写真だけで、整形以外の努力もたくさんしたんだなとわかる」「『整形は美男美女を目指すものというよりブスを治すもの』『あくまで中身は外見という壁を超えた後に見えてくる』がめっちゃ共感した〜」など、多くのコメントが寄せられているじゃがいもさん。彼曰く「僕はルッキズム社会を変えるより自身を変えた方が手っ取り早く生きやすくなる方法の美容整形を選択した」のだという。整形に至るまでの彼の葛藤について話を聞いた。

【写真】「ルッキズム社会を変えるより、自分を変えたほうが手っ取り早い」韓国で全顔フル整形のビフォーアフター

■整形のきっかけは身なりを意識しはじめた大学入学後「あれ?限界あるやんって」



――ビフォーアフターの変化を載せた投稿は、692.9万件の表示回数。たくさんの反響が寄せられたと思いますが、どのように感じていらっしゃいますか。

「まず率直に共感してくださる方がいたのが嬉しかったですね。世間一般の美容整形のイメージって、女性が自身の見た目に病的なレベルで囚われてしまい、必要以上の整形を繰り返すといったものだと思うんです。でも僕の場合は少し違って、あくまで最低でも平均以上の顔になることで、生き辛さを解消することが目的だったので、その考えを持って整形する人がいることを知ってもらえるだけでも投稿する意味があったのかなと感じます」

――整形されようと思われたきっかけを、もう少し詳しくお聞かせください。

「大学入学以前の僕は美容には一切興味がなく髪、眉、服装すべてに意識を向けていなかったんです。でも大学入学時に年頃ということで容姿を整えようとするじゃないですか。そして自分なりに努力してしばらく経った時に気付いたんです。あれ?限界あるやん、って」

――きれいになるにも、個人レベルで“限界”があると。

「若いと、容姿で判断されがちなことが多いですよね。周りと比べて明らかに僕にだけ対応が違ったんです。周りと同等の努力量で扱いの差があることに理不尽さを覚えました。そこから、顔さえ整っていれば人間関係が上手くいくと思い込むようになり、整形を決断しました。特定の部位にコンプレックスを抱えているわけではなく、不要な要素を排除した結果、全顔整形をすることになりました」

――整形をしたことで友人や家族はどのような反応でしたか? 

「整形することは決めた時から友人や家族には伝えていたので術後に驚かれるとかそういう反応は特になかったです。鼻の整形は変化がわかりやすいので『横顔きれいになってる!!』といった反応をメッセージでもらった時は嬉しかったと同時に、客観的にも失敗してない確信を得られたので安堵しました」

■現在の顔への満足度は85点「元から顔が整った人と比べてしまうと、やはり劣っていると感じてしまう」

――総額300万整形にかけられたとのことですが、どのようにして整形費用を捻出されましたか?

「4年ほどかけてコツコツ貯めたバイト代から捻出しました。高時給やまかないがあるような少しでもお金を浮かせられる所でバイトしました」

――これまでの施術で一番変化を感じられたのはどんな整形ですか?

「鼻がやっぱり変化を感じやすいですね。整形は基本数ミリ程度の変化しか出せないのですが、鼻だけは変化量が大きいので。伸び代があればあるほど人によって満足する部位は変わるのかなといった印象です」

――整形をされるとき、どんなことに気をつけられましたか?

「とにかく不自然にならないこと、不要な要素を排除することの2点を意識しました。整形顔になってしまう大半の原因は、自分の顔に調和しておらずパーツが浮いてしまうことだと思っているので、自分の顔と真反対の系統は絶対避けましたし、理想の部分に届かない箇所は諦めて何の手術が必要かを選択していきました」

――現在のご自身の顔への満足度はどれくらいですか?

「100点満点のうち、絶対評価だと85点、相対評価だと55点ですかね(笑)。整形前の自分よりは確実に結果に満足しているのですが、元から顔が整った人と比べてしまうと、やはり劣っていると感じてしまいます」

■ 「僕はルッキズム社会を変えるより自身を変えた方が手っ取り早く生きやすくなる方法の美容整形を選択した」

――整形したことで、価値観や恋愛観、ルッキズムにどんな変化がありましたか。

「整形したことで価値観が変わることはなく、自身の考えにさらに確固たる自信がつきました。分かりやすいメリットはあまり無いですが、周りからの対応で門前払いされることがなくなりました。以前は『性格が悪そう』といったマイナスな印象を持たれることが多かったのですが、今ではそれを感じなくなりました。元から内気で人と関わらない性格なので変化がわかりにくいかもしれません」

――見た目について気になっていた部分は解消された?

「とにかく、顔のことを気にする回数が減りました。整形前は1日に何十枚も自撮りや鏡を見て、整形する部位についてひたすら毎日考えていましたし、何をするにしても常に顔のことが頭にありました。今では全く気にならないことはないですが、回数は明らかに減りました。『やれることはやった』という事実が残ることも大きいかもしれません」

――SNSの投稿で「僕はルッキズム社会を変えるより自身を変えた方が手っ取り早く生きやすくなる方法の美容整形を選択した」とご自身の考えを述べていて、興味深く感じました。ご自身にとって整形とはどんなもののように考えますか。ご自身の整形観とこれから同じように顔で悩む方へメッセージをお願いいたします。

「僕にとって整形は『ブスを治すもの』でしかないです。人は視覚から多くの情報を得ます。綺麗なものを見れば触りたいし、手に入れたいと思いますし、反対に汚いものは自分から遠ざけようとします。顔も例外ではありません。中身(性格)が何より大事なことは僕も賛同しますが、人間を含む物体の第一印象を容姿から感じ取るという事実だけは未来永劫不変の事実です。これは間違いないです。周りと同じようにお母さんお父さんがいて、義務教育をみんなと同じように受け、育ってきたのにパッと見の印象で扱いの差があるのは本当に理不尽です。ですが生まれ持った人間の感性は変えることはできません」

――人々の考えを根本から変えていくのは難しいと。

「はい。容姿で判断するような社会が確実に間違っていると僕も思います。でも、その“こびり付いた価値観”を治すことには膨大な時間や労力がかかる。なので、僕は自分を変えることができる美容整形を選択しました。

 今、顔で悩んでる人はそのことしか考えられないと思うので、無責任なアドバイスはしませんが、整形はとにかくリスクがある行為です。実際に死亡事故や失敗により人生がさらに狂ってしまった方をSNSでもよく見かけます。たまたま成功したので良かったですが、僕だって失敗する可能性がありました。整形を考えている方はとにかく慎重に考えてほしいです」

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