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トヨタ自動車、国交省「是正命令」受け謝罪 型式指定不正の原因は「現場と経営の両面」体制見直しへ

ORICON NEWS / 2024年7月31日 17時47分

トヨタは、国土交通省から是正命令を受けたことを発表し、謝罪(画像は公式サイト)

 トヨタ自動車は31日、型式指定申請における不正行為の問題で、国土交通省から是正命令を受けたことを発表し、謝罪した。

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 同社は「6月3日の型式指定申請に関する公表以降、国土交通省による実地での調査、確認をいただいてまいりました。その結果、本日、国土交通省より、認証の手続きにおける規定・手順の整備や経営の関与などについて、適切な認証業務に向けた抜本的な改革を促す是正命令をいただき、追加の事案についてもご指摘・ご指導をいただきました」と発表。「認証業務を正しく行えていなかったことを深く反省し、ステークホルダーの皆さまに、ご心配、ご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます」と謝罪した。



 あわせて、本事案の原因について「一連のご指摘や社内調査を通じて、弊社としてはこのたびの事案の原因が、現場と経営の両面にあったと捉えております」と言及。「現場における原因」として、「認証申請に必要な書類を作成する際の社内の運用ルールが不明確」「認証業務における必要なリソーセスの明確化と管理が不十分」「認証業務の重要性に対する認識が不足」の3点を、「経営面における原因」として「経営/幹部の認証業務全体における理解と関与が不十分」を挙げた。

 続けて「これらの認識をもとに正しい認証業務を実施するための仕組み・体制に見直すとともに、認証プロセスの責任と権限をあらためて明確化し、正確なデータ管理など基盤の整備を進めてまいります。これらを再発防止策としてすみやかにまとめ、国土交通省にご報告いたします。TPS自主研を通じて、中長期的な仕組み・風土づくりにも取り組んでまいります」とまとめた。

 また、「6月3日に届け出た案件に加え、国土交通省による実地調査の結果、規定の手順に沿っていない認証案件7車種8事案のご指摘がありました」と記し、「いずれの事案につきましても、今後も国土交通省のご指導のもと、適切な対応を進めてまいります。今回追加で判明した事案についても、国土交通省を含む関係当局にご報告した上で、基準適合性を順次確認中です。なお、お客様には直ちに使用をとめていただく必要はありません」と報告した。

 対象車両については「6月3日より出荷停止中のカローラ フィールダー/アクシオ、ヤリス クロスの国内仕向け車両は国土交通省より基準適合性を確認いただいたことを踏まえ、9月初からの生産再開を予定しております。また、ノア・ヴォクシーは追加事案により7月29日から出荷を停止しておりましたが、準備でき次第、再開予定です」と報告。最後に「あらためまして、ステークホルダーの皆さまに、ご心配、ご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」と結んだ。

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