藤ヶ谷太輔と奈緒がマッチングアプリで運命の出会い 映画『傲慢と善良』新場面写真＆原作の魅力語るコメント到着

『傲慢と善良』（９月27日公開）に出演する藤ヶ谷太輔 （C）2024　映画「傲慢と善良」製作委員会

　6人組グループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔と俳優の奈緒がW主演する映画『傲慢と善良』（9月27日公開）において、かねてから人気作家・辻村深月氏による原作のファンだったという2人がその魅力を語るコメントが到着した。

【写真】マッチングアプリで出会うカップルを演じる藤ヶ谷太輔＆奈緒

　主人公の西澤架（藤ヶ谷）と坂庭真実（奈緒）はマッチングアプリで出会い婚約するもその直後、真実が突然失踪してしまう。彼女を探すうち“知りたくなかった過去と嘘”が明らかになる。すべてをさらけ出した2人がたどり着く“一生に一度の選択”を描くドラマティック恋愛ミステリー。今回は架と真実の出会いのシーンを切り取った新場面写真も解禁した。

　原作は2023年最大のベストセラーとなった同名小説。自身の価値観を覆すようなセリフの数々に心がえぐられる人が続出し、読む者の立場によっても全く異なる印象を与える恋愛ミステリーとして話題を集めた。

　2019年の発売当初から衝撃を受け、これまでもさまざまなメディアで“好きな小説”として紹介し映像化を熱望してきた藤ヶ谷だったが、今回ようやく念願かない「この本に出会ってから、いろんな人に『絶対読んだ方が良い』とお勧めしています。だから『こうありたくなかったな』っていう傲慢（ごうまん）な自分になっています（笑）。もっと早く出会ってたかった本ですよね。10代で出会ってたら、また違った20代のスタートだったのになって。未だに刺さり続けていて、辻村先生の書く言葉たちが、とにかく心に残るし、あの時、自分が置いてきた気持ちを先生が言語化してくださったみたいな、そんな勘違いのできる一冊です」と熱弁する。

　また、藤ヶ谷と同じく辻村深月作品に並々ならぬ思いがあふれる奈緒は「私は辻村さんの小説が本当に大好きな中で、今回の映画は、改めて男女のすれ違いってすごくミステリーなんだなって思ったんです。真実の“嘘”について、気づくポイントが男女で全然違ったり、読者の中でもすれ違いが起きるって、すごいことだなって思います。藤ヶ谷さんが（みんなに）『読んで』って言いたくなるのは分かります。出会ってほしいって思います。もし私が10代の時に出会ってたら、20代の間で出会ってきた自分の中の“傲慢さ”をもうちょっと許せたかもしれないとも思います」とコメントした。

　読者によってさまざまな解釈ができるのも魅力のひとつ。そんな原作愛にあふれる藤ヶ谷と奈緒のキャスティングに加え、繊細な心情描写と映像美に定評がある萩原健太郎監督がタッグを組み、登場人物の奥底に潜む繊細な心情描写をスクリーンに描き出した。完成した映画を鑑賞した辻村氏は完成度を大絶賛。原作小説の行間にある架と真実の感情の機微を見事に表現した藤ヶ谷と奈緒の感情を揺さぶる演技にも注目だ。

　映画では架と真実が婚活を通して成長していく過程は原作そのままに、オリジナルとなるクライマックスも用意されており、こちらも見どころとなっている。