Netflixの人気作品に「スポンジ・ボブ」が迷いこんだら？パロディビジュアル

（上段）「スポンジ・ボブ」のパロディビジュアル（下段左から）『ウェンズデー』『イカゲーム』『エミリー、パリへ行く』

　動画配信サービス「Netflix」で2日より、「スポンジ・ボブ」シリーズのNetflix映画『サンディ・チークスのビキニタウン救出大作戦』の配信がスタート。これを記念して、スポンジ・ボブがイカゲーム、ウェンズデー、エミパリ、ナイブズ・アウトの世界に現われる“ネトフリ版マルチバース”とも言えるパロディビジュアルが解禁となった。

【動画】『イカゲーム』本格開幕を告げる特別映像

　本作は、海底のビキニタウンに住むスポンジ・ボブや、サンディ・チークスら仲間たちの日常を描くコメディアニメの最新作。ある日、突然住民ごと海の底からすくい上げられてしまったサンディとスポンジ・ボブが悪党から皆を助けるためにテキサスを目指して旅に出ることに。

　日本語版声優はおなじみ、サンディを松浦チエ、スポンジ・ボブを松野太紀、パトリックをかぬか光明、イカルドを上田燿司、カー二さんを奥田啓人が務める。

　解禁された遊び心満載のビジュアルに描かれているのは、Netflixが誇る超人気作の世界。まずは、シーズン1が世界的大ヒット、シーズン2は12月26日から配信、“最終章”のシーズン3も25年配信と発表されたばかりの『イカゲーム』。ビジュアルには、“イカゲーム”ならぬ、「スポンジ・ボブ」の人気キャラ名“イカルドゲーム”と刻まれ、くすぐりの刑らしき罰にのたうち回るスポンジ・ボブが描かれており、本家とは真逆のようなユルさだ。

　続いては、鬼才ティム・バートンが監督・製作総指揮を務める『ウェンズデー』。シーズン1は独占配信中、シーズン2は近日独占配信予定のこちらも世界的大ヒットシリーズ。「アダムス・ファミリー」の長女ウェンズデー（演：ジェナ・オルテガ）が主人公の異色で奇妙なミステリー。ビジュアルには、本家と同じくダークな世界の中で、本家の“冷たくて無表情”なウェンズデーの表情とは全く異なり、にこやかにサンディがこちらを見つめている。

　そして、シーズン4のパート1が8月15日、パート2が9月12日より独占配信される、リリー・コリンズ主演のロマンティック・コメディ『エミリー、パリへ行く』。パリを舞台に仕事や恋に奮闘する主人公エミリーの姿を描き、ドラマティックな物語とキュートでスタイリッシュなファッションが人気の本作。ビジュアルでは、スポンジ・ボブと同居するカタツムリのゲイリーが、“ゲイリー、パリへ行く”と言わんばかりに、本家と同じくピンクを基調とした華やかなファッションに身を包んでいる。

　続いて、「007」“ジェームズ・ボンド”のダニエル・クレイグふんする、風変わりな紳士名探偵ブノワ・ブランが複雑に絡み合った人間模様から巻き起こる殺人事件の謎を解き明かす極上ミステリー、映画「ナイブズ・アウト」シリーズ。先日、新作の配信も予定していると発表され話題を集めた。ビジュアルは独占配信中の『ナイブズ・アウト：グラス・オニオン』の世界観だが、“オニオン＝玉ねぎ”ではなく、スポンジ・ボブの家である“Pineapple＝パイナップル”に。タイトルがなぜ“グラス・オニオン”なのかは、本家の本編を見てほしい。

　ほかにも、声だけで運命の相手を見極めようとする独身男女の恋模様を追ったリアリティ番組で、日本を含むさまざまな国のバージョンが制作されている人気シリーズ『ラブ・イズ・ブラインド』や、“見てはならない”という謎の恐怖から逃れるために、子どもと決死の旅に出る母親の姿を描く、サンドラ・ブロック主演のスリラー映画『バード・ボックス』（スピンオフの『バード・ボックス：バルセロナ』も独占配信中）の世界にも、スポンジ・ボブの仲間たちが迷い込んでいる。