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【パリ五輪】選手への誹謗中傷にJOCが声明「不安や恐怖を感じることも」「法的措置も検討」

ORICON NEWS / 2024年8月2日 8時26分

『第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)』TEAM JAPAN 結団式の模様(C)ORICON NewS inc.

 【パリ五輪】日本オリンピック委員会(JOC)が8月1日、パリ五輪に挑む日本選手団「TEAM JAPAN」からのメッセージとして、SNSでの誹謗中傷について言及した。

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 発表で「本メッセージは、競技に臨むアスリートが置かれている状況をご理解いただき、SNSでの誹謗中傷からアスリートの心身の状態を守るとともに、より多くの方にスポーツの価値をご理解いただき、応援いただきたいという思いから掲出するものです」と前置き。

 続けてSNS等の投稿に関して「アスリートは4年に一度開かれるオリンピックに向けて、自分自身のため、そして支えてくださる多くの方のため、人知れず努力を重ねてきました。どのアスリートも、一瞬一瞬を無駄にせず、緊張の中で、自身が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、調整して大会に臨んでいます」と説明。



 「中には、試合前にコンディションを見極めて厳しい選択をせざるを得ないこともあります。どれだけ準備を重ねても、試合では予期せぬこともたくさんあります。そのすべてを受け入れて、自分にできる最高のパフォーマンスを発揮すべく、アスリートはその場に立っています」と背景をつづり、「応援いただく皆さまに、是非アスリートがこれまで歩んできた道のりにも思いをはせ、その瞬間を見守り、応援いただけますと幸いです」と呼び掛けた。

 さらに「オリンピックに臨むアスリートは、相手をリスペクトしています。体操競技では、自身の演技が終わった後、ライバルが演技を開始するにあたり、口に指をあてて、観客に静かにするよう求める選手がいました。柔道では、試合の時には納得がいかないことがあっても、競技後に互いの健闘をたたえ合う選手がいました」と事例を報告。

 「スポーツで自身の競技力を高めるには、競い合う相手が必要です。対戦相手は、戦う相手であるとともに、ともに高め合う仲間でもあります。そのリスペクトこそが、自身の競技力を高め、スポーツの価値をより高めるものと信じています」と伝えた。

 また「SNS等を通じた皆さまからの激励・応援メッセージは、アスリート、監督・コーチへの大きな力となっています」としつつも「その一方で、心ない誹謗中傷、批判等に心を痛めるとともに不安や恐怖を感じることもあります」とコメント。

 最後に「TEAM JAPANを応援いただく皆さまには、誹謗中傷などを拡散することなく、SNS等での投稿に際しては、マナーを守っていただきますよう改めてお願い申し上げます」と呼び掛け「なお、侮辱、脅迫などの行き過ぎた内容に対しては、警察への通報や法的措置も検討いたします。皆さまのご理解・ご協力をよろしくお願いいたします」と締めくくった。

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