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BE:FIRST三山凌輝&乃木坂46久保史緒里、映画『誰よりもつよく抱きしめて』でW主演【コメントあり】

ORICON NEWS / 2024年8月5日 8時0分

『誰よりもつよく抱きしめて』に出演する(左から)三山凌輝、久保史緒里、ファン・チャンソン(2PM)

 7人組ダンス&ボーカルグループ・BE:FIRSTのRYOKIこと三山凌輝とアイドルグループ・乃木坂46の久保史緒里が、2025年2月公開の映画『誰よりもつよく抱きしめて』でW主演を務めることが5日、発表された。2PMのファン・チャンソンも共演する。

【写真】朝ドラ『虎に翼』にも出演するBE:FIRSTのRYOKIこと三山凌輝

 原作は、新堂冬樹氏の同名小説(光文社文庫)。『ミッドナイトスワン』『サイレントラブ』をはじめ、生きづらさを抱えながらも愛を通して他者と関わる人間の様相を映してきた内田英治氏が監督、イ・ナウォン氏が脚本を務める。

 三山は、強迫性障害による潔癖症で、常にビニール手袋を着用して生活し、同棲中の恋人にも手すら触れることができない絵本作家志望・水島良城を演じる。出演にあたって「内田監督とは以前に偶然海外でお会いしたご縁もあり、いつか作品でご一緒できたらと話をさせていただいていたのですが、まさかこんなに早く、しかも監督の作品で自分にとっても初の主役を務めさせていただくことになるなんて、そのスピード感含めて、本当に驚きの連続でした」とコメントを寄せ、「誰もが人間関係や恋愛で知らずに経験しているような、単純に割り切れない複雑な気持ちや、行動をあえて描くことにより、皆さんの心にどんな思いを残すことができるか。僕自身も楽しみですし、皆さんも、どうか楽しみにしていてください」と呼びかけた。



 久保は、恋人にも触れてもらえず、彼の病気を理解しつつも、自分の揺れ動く心に思い悩む書店員の女性・桐本月菜を演じる。久保は「月菜として生きた日々を今振り返ってみると、とても息苦しかったように思います」と回想。「この作品が、私たちが生きる中で日々探し求めている愛情のカタチを見つけ出すきっかけとなりますように。そして、月菜が見つけた、導き出した、愛情の答えを見届けていただけたら幸いです」と願いを込めた。

 ファン・チャンソンは、月菜の前に現れた、恋人と触れ合っても心が動かないイ・ジェホンを演じる。ファン・チャンソンは「この映画を通して、恋をしている私たちに必要なのはこういうことではないかと思いました。ぜひ楽しんで見ていただけたらうれしいです」とメッセージを送っている。

 体と心の葛藤を抱え、愛情を伝えることがままならない3人の人生が交錯していく先で待ち受けるものとは。愛する人を抱きしめることができない、愛する人に抱きしめてもらうことができない無力さに共感し、胸を締めつけられるストーリー。切なくも美しい最高純度の恋愛物語となっている。

【コメント】
■三山凌輝(水島良城役)
内田監督とは以前に偶然海外でお会いしたご縁もあり、いつか作品でご一緒できたらと話をさせていただいていたのですが、まさかこんなに早く、しかも監督の作品で自分にとっても初の主役を務めさせていただくことになるなんて、そのスピード感含めて、本当に驚きの連続でした。

良城を演じることは、当初シンプルにワクワクした部分がありましたが、自分の陽の性質に比べ、すごくかけ離れていたり、さらには強迫性障害を患っているということもあり、自分とは正反対とも言える、この難しいキャラクターを演じるには、どう役に向き合えばいいのか、最後まで、ずっと考え試行錯誤し続けました。作品自体は、画に流れる空気感がとてもすてきなのですが、よくある恋愛映画に終わらず、人のモヤッとする矛盾みたいなものがあえて描かれていたり、人間生きてたら、こういう事あるよね、みたいなリアリティある展開を含めて内田監督だからこその魅力が詰まっていて、人の心に必ず引っかかるような、そんな味わい深い作品になっているのではと思います。

誰もが人間関係や恋愛で知らずに経験しているような、単純に割り切れない複雑な気持ちや、行動をあえて描くことにより、皆さんの心にどんな思いを残すことができるか。僕自身も楽しみですし、皆さんも、どうか楽しみにしていてください。

■久保史緒里(桐本月菜役)
桐本月菜役を務めさせていただきました、久保史緒里です。

月菜として生きた日々を今振り返ってみると、とても息苦しかったように思います。常に自分の感情に蓋をしているようで、果たして己にとって1番大切にしたいものは何か、自分なのか、愛する存在なのか、あるいはそれ以外なのか。環境や行き場のない思いに振り回されながらも、月菜の心を満たしてくれるものも蝕んでいくものもいつだって「愛情」だったように思います。そんな刺激的な日々を、三山さん、チャンソンさんをはじめとするすてきな方々とご一緒させていただき、本当に光栄でした。

また、内田監督とご一緒させていただくのは今回で3度目となります。繊細に揺れ動く月菜の心情を言葉に変換しながら、真正面から向き合っていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。この作品が、私たちが生きる中で日々探し求めている愛情のカタチを見つけ出すきっかけとなりますように。そして、月菜が見つけた、導き出した、愛情の答えを見届けていただけたら幸いです。劇場でお待ちしております。

■ファン・チャンソン(イ・ジェホン役)
オファーをもらったとき、日本で俳優としての活動を続けていくきっかけになる作品ではないかと思い、とてもワクワクしました。すてきな作品の提案をいただいたので、何よりも精いっぱい頑張りたいという気持ちでいっぱいでした。

私が演じるイ・ジェホンは、父親の家業を継ぐことを拒否し、シェフになるという夢を持ちながら日本で働き、自分の夢に向かって頑張る男性です。そんなジェホンがシェフの夢を諦めようとしていた時に、日本でのあるきっかけで夢を持ち続けることになり、自分の道を愛して大切にしていく情熱的な人物です。

撮影は長い時間ではありませんでしたが、撮影期間中、スタッフのみなさんや共演者のみなさんとの相性がとても良かったと思います。内田監督の正確で細かい演出と、その演出を実行するスタッフのみなさん、そしてすばらしい役者のみなさんと共演することができて本当に幸運でした。

恋の感情と葛藤は、必ずしも現時点で解決されなければならないものではないということ。忘れていた感情の物語が時間の流れに溶け込み、互いを理解して許すことができるということ。私はこの映画を通して、恋をしている私たちに必要なのはこういうことではないかと思いました。ぜひ楽しんで見ていただけたらうれしいです。

■内田英治氏(監督)
ふとしたきっかけで出会った小説『誰よりもつよく抱きしめて』を映画化させていただきました。小説の中で描かれる、愛情にまつわる悲しみや純粋な気持ちをスクリーンに投影させたいという衝動に駆られ、若手俳優たちとともに作品作りを行いました。ミュージシャンとしても活躍する三山凌輝、久保史緒里、チャンソンの3人の演技は初々しさとリアリティが混合するすばらしいものとなり、その姿をぜひ劇場で見ていただきたいと思います。

■新堂冬樹氏(原作者)
内田英治監督と初めて出会ったのは、6年前のことだった。私の著書『誰よりもつよく抱きしめて』を映画化したいとの話が、共通の知人の制作会社の経営者を通してあったのだ。本書は2005年発売の作品で、その当時でも13年前に刊行された小説だった。光文社の『女性自身』で連載していた作品で、発売当初から映画化、ドラマ化の話が殺到していた。いろんな問題で話がまとまらずに結局、映画化までに20年の歳月を要してしまったが、結果、内田監督という稀代のヒットメーカーが撮ってくれることになったので、ここまで待ってよかったと思っている。

先日、試写を見た私がまず思ったのは、主役の三山さんが、いい意味で「BE:FIRST」の三山凌輝のイメージを崩してくれたということだ。どういうことかと言うと、主人公の脅迫的潔癖症を患っている良城が憑依したような演技だったからだ。私は小説家という仕事柄、年間300本前後の映画やドラマを見ているが、ここまでタレントイメージを裏切る演技をした若手役者を見た記憶がない。

もう1人の主役、月菜役の久保史緒里さんの演技には言葉を失った。セリフのうまさはもちろん、セリフがないときの表情や瞳の演技が、セリフがあるときと同等、もしくはそれ以上に心に伝わってきた。小説家風にたとえると、顔面筋、毛細血管の1本1本まで動かす演技力、という感じだ。久保さんにお会いする前から、滅多に人を褒めない内田監督の評価が異常に高かったのも納得の女優力だ。静と動の演技の使い分けや声のトーンの強弱のつけかたが秀逸で、陳腐な言葉かもしれないが、彼女のような人を天才というのだろう。

チャンソンさんとは約10年前に、私の著書『忘れ雪』で主役をやってもらって以来、久々の再会だったが、韓国でもドラマや映画で活躍し、以前に比べて演技に深みが出て、大人の役者さんになったと感慨深い思いでスクリーンを見ていた。

話題性だけではない2人の若き主役を抜てきし、これだけの作品に仕上げた内田監督の眼力と演出力もまた、紛れもない天才の為せる業だ。こんなにすてきな映画になり、小説家冥利に尽きる思いだ。

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