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『光る君へ』とにかく孫に甘い為時 岸谷五朗「おじいちゃん役って実は初めて」【君かたり】

ORICON NEWS / 2024年8月4日 20時45分

大河ドラマ『光る君へ』の場面カット(C)NHK

 大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原為時を演じる岸谷五朗の声を紹介する。

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――為時から見たまひろと賢子
今までの役の中でおじいちゃん、じいじの役って実は初めてで俺もどういう思いになるんだろうって実はすごく興味があって、小さい賢子ちゃんが現れたりするときに、とにかくとっても優しくなれるんですよね、おじいちゃんって。まひろに言ってきた厳しいことや惟規に言ってきた厳しいことを全部排除して、別人のようにただひたすら可愛がるという。これがやっぱりおじいちゃんなんだなっていう。



それで特別、まひろが(賢子に)厳しくしている部分のその大きなバックボーンには、学問というものの素晴らしさをまひろは知ってしまっているということ、その学問の素晴らしさを知っているから、それは絶対に子どもには伝授しなきゃいけないイコール厳しくなっていく。自分が勉強してこなかったから「しまった…」みたいな。そういう思いをさせないから勉強をさせるっていうパターンももちろんあると思うんですけど、それは共通して両者に言えることは子どもを愛しているからまひろの場合は、文学の素晴らしさをしっているがためにイライラしながら教えていくというタイプでしょうかね。その気持ちもとってもよく分かります。

――まひろの言葉「学問が私を不幸にしたことはございませぬ」
「学問が私を不幸にしたことはない」というのは、言うなれば為時にとってはものすごい褒め言葉なんですよね。自分が学問の世界にいて、それをいつの間にか伝授してしまっていて、そこにのめり込むまひろがいて、でもそれで不幸だと思ったことはない。それはイコール為時にとっては本当に親孝行な言葉であって、うれしい言葉であって。でも家族を築くとかということに関して、まだまひろにやらせてあげられていないことは多分いっぱいあって、そこに関しては為時自身は学問に集中させたこと、文学の世界に集中させたことをおそらく後悔していると思うんですね。

でもまひろはこれからこの作品、紫式部へとなっていく。グーッと坂道を上がっていくまひろの物語としては、そんなことに目もくれず「学問が私を不幸にしたことはない」と言い切れる。ますますのめり込んでいく紫式部になっていくと。だからもうお父さん、ちょっとついていけないです(笑)

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