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大西流星、“普通の男子高生”役でアイドルスイッチはオフ 役作りは「キラキラしないようにしました!(笑)」【インタビュー】

ORICON NEWS / 2024年8月20日 7時0分

映画『恋を知らない僕たちは』に出演する大西流星(なにわ男子) 撮影:山崎美津留(※崎=たつさき)(C)ORICON NewS inc.

 7人組グループ・なにわ男子の大西流星が初主演する映画『恋を知らない僕たちは』が8月23日に公開される。水野美波氏による同名の人気少女コミック(集英社マーガレットコミックス刊)を実写化し、大西は“恋”を知らない男子高生をピュアさたっぷりに演じている。普段はアイドルとしてキラキラを振りまき、多くのファンをときめかせている大西がORICON NEWSなどのインタビューに参加し、その裏側や思い出を振り返った。

【写真】大西流星の撮り下ろしカット

――中学2年、親友同士の英二(大西)と直彦(窪塚愛流)の学校に、英二の幼なじみ・泉(莉子)が転校してくる。高校2年の英二(大西)は幼い頃から泉(莉子)への想いを胸に秘めていたが、直彦(窪塚愛流)は泉と付き合っていた。さらに、小春(齊藤なぎさ)、太一(猪狩蒼弥)、瑞穂(志田彩良)と出会い、それぞれの恋が動き出す。まだ“本当の恋”を知らない6人の予想外な恋の行方は…。



■エンドロールで流れる自分の名前に感動「激アツ!」

――映画初主演と聞いてどのような感想を持ちましたか。

映画の主演はやっぱりいつか絶対やってみたいなという気持ちがありましたし、これまでも映画に出演する機会はあったんですけど、エンドロールで1番初めに名前が来るということは想像しただけでワクワクしました。物語の内容をチェックして自分は英二くんという役をどう演じることができるんだろう、と今までにない挑戦をする感じがあってすごくワクワクしました。

――現場で“座長”として意識したことは。

『そこまで座長っぽく気を背負わなくてもいいよ』と監督が顔合わせの時に言ってくれたので、いつも通りの雰囲気のまま撮影にも挑めました。逆にキャストが同世代同士だからこそ、オフの時は普通にたくさん会話しましたが、みなさんの切り替えがすごいので、逆に引っ張ってもらった部分もたくさんあります。

――実際に完成した作品を観て本当にエンドロールで主演として自分の名前が出てきたときはいかがでしたか。

激アツでした!(笑)主題歌もなにわ男子なので、楽曲とともに自分の名前が出てきて、なんかやっとこう実感がわいたっていうのもありますね。

――なにわ男子として担当した主題歌を実際に劇場で聞くのもうれしいですよね。

そうですね。普通に携帯で音源を聞くのと、映画館で聴くのでは、全然違う曲に聞こえましたし、より歌詞が響いてくるというか。映画にもピッタリだなと思っていたので、すごく自信を持てました。

――レコーディングでは、映画のことも振り返りながら歌ったりしたのでしょうか。

レコーディングは、映画を撮影した後かな?でも先に楽曲をもらっていて、同時平行な感じもあったので、イメージしやすかった。最後にかかるのか、エンドロールがどう流れるのかみたいなのも知らないまま、撮影していました。でもこの青春感をどのように出すか、なにわ男子一人一人、考えながら歌ったのかなと思いますね。

――なにわ男子のメンバーも見る予定はありますか。

ありますね。一緒に見ます。

――今までも他のメンバーの主演作を観る機会もありましたが…。

でも自分の作品はないかもしれないですね。ドラマも、ちょくちょく感想もらうとかは多かったから、まるまる見てもらえるっていうのは、すごくうれしい機会ですし。メンバーはどういう気持ちになるんだろう!

――メンバーではかわいい担当の流星くんの、こう、ちょっと男らしい部分を見てもらうっていうのはドキドキですね。

楽しみです(笑顔)。

――誰が1番騒ぎそうだなと思いますか。

大橋(和也)くんはクランクアップの現場にも来てくれたので、より楽しみにしてくれています。だからちょっと『うぇ~い』とか言われそう(笑)

■原作マンガを持ち込み試行錯誤で作り上げた“英二” 得たものは「無邪気なお芝居」

――映画全体の感想はいかがでしたか。

本当にキュンキュンしました。自分のシーンは集中して見ちゃうんですけど、他のキャストの方のシーンや何気ないシーンでも、やっぱり青春感というか、甘酸っぱさや友情もあり、この恋愛のモヤモヤしたところがすごく丁寧に描かれているから、久しぶりにこの気持ちを味わったというか。撮影中は他の方のシーンとか全然見れなかったから、一気に映画に厚みが出たなっていうのがすごく感じました。

――自分がストレートな恋愛ストーリーを演じるのを見るのは恥ずかしさみたいなところはあった?

意外となかったかもしれないです。

――さすが!

どうなんだろう。いちお客さんとして映画を楽しんだって感じもする。あっという間に終わっちゃいました。

――英二を演じていて、ここが楽しかったなって、今改めて思うことはありますか。

自分の恋の矢印がいろんな方向に向いていて、その中で自分にも矢印が向いているみたいな役どころが新鮮でした。気持ちをストレートに伝える子たちが多い中で、なかなか自分の気持ちを伝えられないもどかしさ、心境の変化がゆっくり丁寧に描かれているから、細かいお芝居で見せていかないといけないというところは楽しかったです。

――ただ、順番に撮影をしたわけではないので難しさもあったのでは。

そうですね。でも台本にちょくちょくメモしながら、この時はこのぐらいの気持ちなのかな?とか都度、監督に声をかけてもらいながらやっていました。

――メモは、自分の中で整理しながら書いていった?

前のシーンはこういう感情だった…みたいなのも書いてみると一瞬で頭が整理できました。

――英二はいわゆる普通の男子高生というか、普通の等身大のキャラクターじゃないですか。“普通っぽさ”を出すために気をつけたことがありましたか。

キラキラしないようにしました!(笑)。

――難しそうです。

友達に、カメラが回っている時は声がまた変わるね、みたいなことをよく言われるから、じゃあこのスイッチが入ったままでいくと、普段の自分よりもアイドルの自分のスイッチが多分入っちゃっているんだなと思って、そのスイッチを切るというか、調節しながら演じました。でも英二の中でもテンションが上がるタイミングがあるだろうし、英二くんの性格を自分で分析しながら、こういう声を出してみようとかじゃなくて、一瞬なりきるじゃないけど、そういう方向で考えてやるようにしました。

――ではアイドルスイッチはちょっと切って。

そうですね、切って…(笑)。

――姿勢や仕草なども監督と話したりしたのでしょうか。

監督はもちろん、キャスト全員、原作を大切に、原作の本をロケ地には持っていって『このシーンではこういう動きをしている』と、胸キュンのシーンもそうですし、ちょっとしたセリフでも、感情が動くところはしっかりと動きも再現しながら。それは逆に難しかったですね。漫画の動きを実際の生活に落とし込んでみると『普通なら、こんなことしいひんよな』みたいなことも描かれているわけですよ。でもそれが1番、英二くんの気持ちが伝わるから、英二くんの日常を芝居に落とし込みました。でも楽しかったですね。

――『こんなことしいひんよな』というのが例えばどんなポーズだったんでしょうか。

英二が辛かったことを直彦に打ち明ける時に『辛かった…』と(手で)顔を隠すのですが、難!と思って。確かに漫画ではそのポーズをすごく自然にしているけど、僕はこういう動きはしないな、と思いながらも、英二の気持ちを考えながらやってみると、自然と演じられました。

――原作が少女漫画という点での難しさはありましたか。

キラキラした世界の中で、ストーリーの展開が早いのは少女漫画ならでは。でもその世界観に入れる喜びが大きかったから夢のような空間で楽しかったです。

――今回の作品だと夏祭りや学園祭があったりとか、海に飛び込んだり“ザ・青春”みたいなシーンがいっぱいありましたが、自分が高校生の時に1番したかったなって思う青春シーンはありますか。

海に飛び込むシーンは絶対にやってみたいとは思わないんですけど、なんやろうな~。プールサイドで座って話しているシーンがあって。あんなに自由に入れるプールは『エモ!』みたいな。CMでしか見れないじゃないですか、ああいう光景って。ああいうとこでいっぱい写真撮りたかった。自分の学校では自由に入れなかったので。

――なぜ海のシーンは嫌(笑)なのですか?

制服で海に飛び込むって、あがるときに一気に重たくなるんです(笑)。あとのこと考えたら、もうね、やってられない(笑)。寒かったですがカメラが回っている時は寒いことを忘れるぐらい楽しかったし、本当にわちゃわちゃしていたので、あとあと一気に(寒さが)来るみたいな。でもすごく映像もきれいでしたし、『きれいに撮るんで』って言ってくださったので安心して撮影に臨めました。

――同世代の俳優さんとの共演。現場で盛り上がった話題やエピソードはありましたか。

SNS用で1人1台、携帯を配布してくださっていろんな写真を撮り合ったり、自撮りしているなかで『このフィルターが盛れるよ』みたいな話を言い合いながら、それで撮って見せあったりしました。公式SNSに投稿されているので、青春な撮影の空間がしっかりと映像にみんなの目線で残っているのは、すごく貴重で、思い出アルバムみたいな感じになりました。

――同じ事務所の猪狩さんとは、お芝居は初共演。前後で印象は変わりましたか。

共演する前からすごくしっかりもので、大人っぽいと感じていたので、その印象が強くなりました。でもお芝居をちゃんと見たのが初めてだったので、一緒にやってみて、すごくテンポ感が良く、この面白いキャラクターに入っているところをみるとすごく良いスパイスになって、刺激をもらいました。

――今回の作品を経て、なにか俳優として引き出しが増えましたか。

無邪気なお芝居です。わちゃわちゃした、男子高生!みたいなお芝居はあまりやってこなかったし、高校時代もすごく無邪気みたいなタイプではなかったので1人の人間としても引き出しが増えたのかなとも思うし、切ない気持ちになったり、心が苦しくなったりするような感情が英二くんにはある。時間をかけながら、映画だからこそ描けるようなお芝居もあったので、そこは勉強しながら少し力にはなったのかなと思います。

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