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鈴木亮平×有村架純、大阪下町の兄妹役で初共演「生まれた時から一緒にいるよう」だった!? 初版から20年を経て『花まんま』映画化

ORICON NEWS / 2024年8月7日 6時21分

『花まんま』2025年春、全国公開(C)2025映画「花まんま」製作委員会

 俳優の鈴木亮平と有村架純が兄妹役で初共演する映画『花まんま』が2025年春に東映配給の劇場映画として全国公開されることが発表された。原作は、2005年、第133回直木賞を受賞した作家・朱川湊人氏の代表作である短編集『花まんま』(文春文庫)。初版からおよそ20年の時を経て、前田哲監督が映画化を手がけた。

【画像】『花まんま』原作書影

 大阪の下町で暮らす2人きりの兄妹。兄・俊樹は、死んだ父と交わした「どんなことがあっても妹を守る」という約束を胸に、兄として妹のフミ子を守り続けてきた。妹の結婚が決まり、親代わりの兄としてはやっと肩の荷が下りるはずだったのだが、遠い昔に2人で封印したはずの、フミ子の〈秘密〉が今になってよみがえり…。表題の「花まんま」とは、子どものままごと遊びで作った“花のお弁当”を意味し、大切なひとへ贈り届けるキーアイテムとなる。



 早くに亡くした両親との約束を守るため、たった一人の妹の親代わりとして大阪下町で生きる熱血漢の兄・加藤俊樹役で主演を務める鈴木は、本作を「兄妹の絆はもとより、親と子、家族がそれぞれを強く思い合う姿を描いた胸に迫る作品」と話しており、俊樹という役については、「ぶっきらぼうですが、誰よりも妹を愛する兄です。若くして両親を亡くしているので、大切な人に今日会えなくなるかもしれないということを誰よりも実感している人間」とコメント。

 また、兵庫県西宮市出身の鈴木は「関西弁で演じるのは久しぶりでしたが、ネイティブの言葉で演じられることの喜びを改めて実感する、楽しい撮影期間でした」と自身になじみある言葉による表現にも期待が高まるコメントを寄せている。

 兄・俊樹のことを「兄(にい)やん」と呼び、奇妙な記憶と、ある〈秘密〉を抱える妹・フミ子役の有村も兵庫県伊丹市出身。ともに関西出身ということもあり、舞台設定地域である関西圏の軽妙な台詞回しはもちろん、撮影現場でのちょっとした打合せや休憩時間においても自然体で会話する場面が多く見受けられたという。

 初共演となる鈴木との現場について有村は「兄やんとの日々はとても不思議でした。生まれた時から一緒にいるような、本当なら無いはずの兄やんとの時間がそこにはありました」と振り返っている。

 前田監督は、『九十歳。何がめでたい』が現在大ヒット中でもあり、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2018年)や『そして、バトンは渡された』(21年)など、人の心の揺れ動きに対する繊細かつ真摯な眼差しと豊かな表現力にも定評がある。原作の映像化企画を長年出版社へ提案し続け、ラブコールが実を結んだ形となった。「初顔合わせの2人、鈴木亮平さんと有村架純さんが、数十年も一緒に暮らしてきた本当の兄妹のように、スクリーンの中で存在しています」と自信を見せている。

 原作者の朱川氏は「原作をそのままに生かしつつストーリーを膨らませ、見事に世界を広げていただきました。私の手が届かなかったところにまで気持ちが届いていて、原作者冥利に尽きるというものです。存在感のある出演者の方々には期待が高まるばかりで、まさに私一人では見ることができなかった『花まんま』です」とコメントを寄せている。

■鈴木亮平(加藤俊樹役)のコメント

本作は、兄妹の絆はもとより、親と子、家族がそれぞれを強く思い合う姿を描いた胸に迫る作品です。
また、時代が変わっても僕たちが「結婚」というものに感じる不思議な感情の正体を、自分でも見つけてみたいと思って臨みました。
演じた俊樹はぶっきらぼうですが、誰よりも妹を愛する兄です。若くして両親を亡くしているので、大切な人に今日会えなくなるかもしれないということを誰よりも実感している人間です。
関西弁で演じるのは久しぶりでしたが、ネイティブの言葉で演じられることの喜びを改めて実感する、楽しい撮影期間でした。
同じ関西人である有村さんや前田監督ともたくさんコミュニケーションを取り合い、『花まんま』の世界を一緒に作り上げることができたと自負しています。

■有村架純(加藤フミ子役)のコメント

ただ大切に思うそれぞれの心が可笑しくて温かくて。
兄やんとの日々はとても不思議でした。
生まれた時から一緒にいるような、本当なら無いはずの兄やんとの時間がそこにはありました。
花まんまが導く大きな家族の物語。皆さんに届くと良いなと思います。

■前田哲監督のコメント

小説『花まんま』に出会ってから15年余りの年月が経ちます。
ずっと心から離れない「大切な愛しい人を思い続ける」切なくも優しい物語を、
映画でも皆さまにお届けしたいと思い続けていました。
映画では小説にある小さな兄妹のその後も描いています。
初顔合わせの二人、鈴木亮平さんと有村架純さんが、
数十年も一緒に暮らしてきた本当の兄妹のように、
スクリーンの中で存在しています。
撮影は春に実際の舞台となる近畿圏で終えて、今は仕上げの真っ最中です。
しばし完成まで、楽しみにお待ちください。

■朱川湊人(原作)のコメント

私が書いた『花まんま』は八十枚ほどの短編で、もともとは子供である俊樹とフミ子の物語でした。今回の映画化の際には、原作をそのままに生かしつつストーリーを膨らませ、見事に世界を広げていただきました。私の手が届かなかったところにまで気持ちが届いていて、原作者冥利に尽きるというものです。さらに存在感のある出演者の方々には期待が高まるばかりで、まさに私一人では見ることができなかった『花まんま』です。

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