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中村獅童「“大切なもの”を子どもたちの世代にもしっかりと伝えていきたい」 歌舞伎『あらしのよるに』

ORICON NEWS / 2024年8月7日 11時47分

九月花形歌舞伎『あらしのよるに』取材会に出席した中村獅童

 歌舞伎俳優の中村獅童、中村壱太郎が6日、京都・南座の九月花形歌舞伎『あらしのよるに』(9月4日~26日)に向けた取材会に出席し、意気込みを語った。

【写真】“オオカミのがぶ”中村獅童&“ヤギのめい”中村壱太郎 2ショット

 同名ロングセラー絵本を原作に、歌舞伎の古典演出や技法を取り入れ、オオカミのがぶとヤギのめいの種族を超えた友情を描く感動作。2015年の初演より、がぶ役を勤めてきた獅童、めい役を初役で勤める壱太郎を中心に、絵本の世界を最大限に表現する。

――今回の公演について

獅童:9年前に南座で初演して、その後再演、再々演とつながっていきました。「信じる力」を感じる作品で、上演を重ねるごとに人間が本来持っていなくてはいけない気持ちを思い出させてくれます。観る世代によって感じ方が違うところも面白く、初演の時も客席で親子で笑って、泣いてという景色が印象的でしたので、今回も幅広い世代の方に観ていただきたいですね。この作品から伝わる“大切なもの”を子どもたちの世代にもしっかりと伝えていきたいです。



壱太郎:今回はじめて『あらしのよるに』に参加させていただき、めいのお役を勤めさせていただきます。9年前南座で観劇させていただいた際に、小学生くらいのお子さんたちが笑いながら、楽しんでみていたのがとても印象的でした。この世界を存分に楽しんで演じていきたいと思います。

――演目の見どころ

獅童:絵本が原作ですが、古典にこだわって歌舞伎にある技法、音楽が詰まっています。たとえばがぶの気持ちを表す義太夫で、学生の皆さんが笑ってくれていたことが思い出深く、古典歌舞伎に興味を持っていただけるきっかけになれば嬉しいです。初演の時からブラッシュアップしている部分もあり、今回は壱太郎さんも出演されるので、また雰囲気も変わってお楽しみいただけるのではないかと思います。

壱太郎:出演が決まった際に、獅童さんから絵本をぜひ読んでみて、と言っていただいて、全巻読みました。めいは本当にまっすぐな心をもっていて、普段忙しくなるとつい忘れてしまうような気持ち、友情や愛情といったものが思い出されて、この気持ちを忘れずに、役を勤めたいと思います。

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