『トモダチゲーム』完結、連載10年半に幕 小林千晃＆浮所飛貴がお祝いコメント「僕の宝物です」

『トモダチゲーム』完結、連載10年半に幕

　漫画『トモダチゲーム』が、8日発売の連載誌「別冊少年マガジン」9月号で最終回を迎え、2014年1月号の連載スタートから10年半の歴史に幕を下ろす。コミックス最終26巻は10月8日に発売される。

【画像あり】ついに完結！『トモダチゲーム』書影イラスト

　『トモダチゲーム』は、主人公の片切友一が、仲の良い友達とともに大金のかかったゲームに挑戦するが、ゲームはどれも思わず“友人を疑ってしまう”ような内容だった。頭脳をフル活用しないとクリアできない。ゲームクリアのコツは“友達を疑わないこと”だが、“金”より“友”を選べるのか…人の心のゆさぶりを描いたストーリー。

　コミックス累計発行部数は600万部を突破してろい、2017年には吉沢亮が主演で実写テレビドラマ化＆映画化、さらに2022年にはアニメ化、美 少年とHiHi Jetsらのメンバーが出演したテレビドラマが放送された。

　完結を記念して2大企画を「別冊少年マガジン」9月号で実施。1つ目は、アニメ「トモダチゲーム」＆ドラマ「トモダチゲーム R4」で片切友一役を務めた主演キャストからお祝いコメントが到着。

　アニメで片切友一役を務めた小林千晃は「完結おめでとうございます！友一はさまざまな表現が求められる人物で、毎週汗を書きながらアフレコに臨んでいたのを今でも鮮明に思い出せます…」、ドラマで片切友一役を務めた浮所飛貴は「『トモダチゲーム』に出会えたこと、そして片切友一を演じられたことは僕の宝物です…」（一部抜粋）とコメントを寄せている。

　2つ目は、原作：山口ミコト、漫画：佐藤友生の特別対談を実施。印象に残っているエピソードや、最終回に向けての心境、さらには読者の皆さまに向けたメッセージなど『トモダチゲーム』ファン必見の対談となっている。以下、対談の一部。

ーー佐藤先生は友一の表裏あるキャラクター造形をどのようにビジュアルに落とし込んでいったんですか？

佐藤先生）友一については基本的には頂いたネームの絵を基にして描いてます。ただ実は最近になって山口先生が最初想定していた友一が白髪だったことを知って驚きました（笑）。

山口先生）最初に僕が見本として描いたキャラビジュアルがあるんですが、そこでは友一が白髪だったんです（笑）。学生服で人物の衣装を揃えた時にキャラの描き分けが厳しいなと思って、主人公は白髪の方がバランスがいいだろうと。

佐藤先生）白髪にしていたら実写化はきつかったかも（笑）