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【RIZIN】榊原CEOの次なる狙い 若手発掘の「甲子園」と五輪アスリートのスカウト、そして朝倉未来との協調

ORICON NEWS / 2024年8月8日 13時36分

RIZIN榊原信行CEO (C)ORICON NewS inc.

 未来の格闘技スターを発掘するプロジェクト「RIZIN甲子園 第1回トライアウト」が8日、都内で開催され、約200人の高校生世代の若者たちが参加した。この日を待ち望んでいたRIZIN榊原信行CEOが、休憩時間に報道陣に向けた囲み取材に応じ、本プロジェクトの狙いや意義について語った。

【試合動画】『超RIZIN.3』日本中が熱狂した朝倉未来vs.平本蓮

――今年の年末で10周年を迎えるRIZINにとって、「RIZIN甲子園」は長年温めていた企画だった?

榊原 10周年の先の未来を考えたときに、「強くなってRIZINに来てください」だけじゃなくて、発掘とか育成とか普及ということにRIZINとしても積極的に投資をして、機会を作っていくべきだと考えていました。どういう年代、カテゴリーでやるかと議論していって、18歳以下でやってみようと。最近はBreakingDownに出ると注目されるけど、真剣に格闘技をやっている中高生の親御さんから「うちの子どもに興味を持ってもらうにはBreakingDownに応募しなくてはいけないのか」みたいな声もあって。それも1つの方法だし、BreakingDownで目立つには格闘技とは違った才能も必要になって、それもプロとしては必要な要素ですが、RIZIN甲子園ではアスリートとして極めようとしているダイヤモンドの原石たちが輝く機会を作りたいです。



――応募数はどのくらいでしたか?

榊原 北海道から沖縄まで300人以上の応募があって、書類選考で残った200人ぐらいが今日のトライアウトに来ています。2/3くらいが格闘技経験者で、残り1/3は未経験だけどチャレンジしたいという人たち。履歴書を見ただけで、いろんなキャリアのある人や将来性を感じる人もたくさんいました。最終的に勝ち残った2人で大みそかに決勝をやるので、ほとんどの人は落ちてしまうのですが、単純な順位決定戦だけじゃなく、将来性のある人には僕たちから声をかけることもあります。今後は1年に1回と限らずカテゴリーを分けて複数回やったり、全国をブロックに分けて各地でやっていきたいという構想もありますが、ようやくその第一歩が切ることができました。

――開会前の説明では「乱闘禁止」を強調されていました。

榊原 BreakingDownを否定するわけではないし、コンテンツとしての魅力はすごくあるんだけど、僕らが今日見極めたいのは、フィジカル・テクニック・メンタルが備わって、格闘技に対してどれだけ真摯に向き合っているか。BreakingDownでバズる魅力はプロとして必要なんですが、今回はそこは求めていません。再生数も影響力もあって、今日来ている人たちの大半は見ていると思うので、最初にアナウンスさせてもらいました。

――トライアウトの参加者に期待するのは、現時点の完成度と伸びしろ、どちらでしょうか?

榊原 伸びしろですね。今の時点でまとまっているよりは、荒削りだけど秀でるものがあるとか。18歳以下はこれから吸収することがたくさんあるので、未完成で全然いいと思います。もちろん、今の時点でとんでもなく強い子がいれば。(那須川)天心も17歳の時にはほぼ完成していると思ったし、オリンピックでもスポーツの種類によっては10代でメダルを獲得していますし。スケートボードの選手のように小さい頃から格闘技をずっとやり続けたら、15歳とかでトップレベルで通用する人がいないとも限らないです。ただ、未完成でも才能、将来性、可能性で光るものを見せてくれたらいいなと思っています。

――アマチュアのスカウティングという意味では、オリンピックアスリートも狙っていく?

榊原 メダルを取ったからオファーするってことじゃなくて、メダルに届かなかった選手やスポットライトが当たっていない選手も含めて、日本代表レベルの選手は見極めていきたい。次のロス五輪を目指す人もいると思いますが、RIZINを含めた格闘技のプレゼンスが上がってきたので、太田忍に続いてレスリングとか、柔道界でも世界と渡り合えるセンスの塊はむちゃくちゃ魅力的なので、積極的にアプローチしていきたいですね。

――オリンピックが盛り上がっているなかで、先日の『超RIZIN.3』も大きな話題となりましたが、メインで平本蓮選手に負けて引退した朝倉未来さんとは試合後にコンタクトは取りましたか?

榊原 直接は話していなくて、近いうちに1回落ち着いたところで話をしようと思います。日本の格闘技界であれだけの発信力と説得力のあるカリスマが、現役を引退したからって一気にそれが落ちるものではないだろうし、一旦は現役選手とプロモーターという関係でなくなりますけど、これからも日本格闘技界の発展のために協調していきたいです。そういうことも含めて、広い意味で話をしようということになっています。

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