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高橋文哉の“頭(ヘッド)”は“安心感” 男子校のノリで和気あいあいとした現場を語る

ORICON NEWS / 2024年8月9日 19時0分

金曜ナイトドラマ『伝説の頭(ヘッド) 翔』

 俳優の高橋文哉が主演を務める、テレビ朝日系で放送中の金曜ナイトドラマ『伝説の頭(ヘッド) 翔』(毎週金曜よる11時15分~ ※一部地域除く)。若手キャストたちによる熱いヤンキードラマとして話題を集めている。今回は、高橋、井桁弘恵、菅生新樹、中川大輔、駒木根葵汰にインタビューを実施し、ヤンキー役へのこだわりや現場の雰囲気、再共演の心境などを聞いた。

■各自の意見が反映されたヤンキー役へのこだわり

 本作は、1000人を超えるヤンキーたちを従える不良チーム“グランドクロス”を束ねる伝説の頭・伊集院翔と、かたやクラスでもまったく存在感のない山田達人という<最強と最弱>の2人が偶然に出会い、容姿がそっくりだったことからある日、人生を交換することになるコメディードラマ。翔と達人という1人2役を高橋が演じている。



――放送がスタートしての反響は?

高橋:みんなそうなのですが、特に井桁さんは下手したら気づかないんじゃないかと思うくらい何もかも違います。そういうところのギャップはそれぞれのキャラクター一人ひとりが持っていると思います。

菅生:放送中、いっぱい書き込みしてくれたよね。

高橋&井桁&中川&駒木根:書き込み!?(笑)

菅生:ほら…。Xとかに…。

高橋:ポストじゃない?あんまり書き込みとは言わないよね?掲示板?

――みなさんヤンキーを演じるうえでのこだわりはあると思いますが、なかでも菅生さんは髪型を変え、体重もかなり増やしたそうですね。

菅生:そうですね。自分は副長で2番目に強いポジション。中川君とか簡秀吉君とか身長が大きい人がたくさんいる中、強さを出すには、分厚さかなと。そういう意味でちょっと体を大きくしました。6キロぐらいかな。

井桁:一番何をしたら増えるの?

菅生:やっぱり食べること。お米とかいっぱい食べて、変にお菓子とかも食べず、定食プラスもう一品で、ごはんも2杯くらい食べる。大盛りも必須。もちろん筋トレもしました。

――ほかのみなさんも役作りでこだわったポイントがあれば教えてください。

高橋:井桁さんはヤンキー役、初めですか?

井桁:初めてです。

中川:やり慣れている感じもあったけど(笑)。

高橋:言葉づかいとかも、うまいですよね!(笑)

井桁:やり慣れていないし、言い慣れていないから!(笑)。ヤンキーを演じた経験がある先輩方に話を聞いたり、レディースが出てくる作品を見て雰囲気や空気感を見たりしました。紅のメンバーがあまり出てこないので、いかに自分一人で強さを伝えるかが難しくて。ちょっと苦戦しながらも威厳が出せたらと思って臨みました。

中川:僕は、“強いヤツって動かないな”っていうのを、いろいろな映画を見て感じたので、あまり動かないようにしました。

駒木根:ルックスですね。今回、衣装合わせをみんなでやったので、周りのメンバーがどういう格好をするかも含めて、インテリヤンキーっぽくやろうと思いました。

中川:メガネも自分で選んでたよね?

駒木根:そう。チェーンも。それと僕は腕が細いので、あまり出さない方がいいかなって(笑)。

中川:僕はタンクトップを選びました。今回、自分の意見を取り入れてもらえましたよね。

■高橋、『ゼロワン』以来の井桁&中川との共演に「こんなに頼もしいことはない」

――高橋さん、井桁さん、中川さんは、『仮面ライダーゼロワン』以来のそろっての共演ですが、聞いたときの感想は?

高橋:「やったー」という感じでした。

井桁:反応うすっ(笑)。

高橋:(『ゼロワン』は)僕のデビュー作であり初主演のドラマでしたが、今作は僕にとって仮面ライダー以来の単独主演の連続ドラマなんです。自分自身かなり気合が入っているので、一緒にがんばる仲間としてこんなに頼もしいことはないなって。

井桁:直子を演じているのであえてこういう言い方になりますが、昔から知っているからこそ、舐められたくない。「成長したところを見せたい」といった緊張感はありました。

――高橋さんと井桁さんは、今回も恋人役ですよね。

高橋:3回目ですね。

井桁:「またなんだ」って(笑)。でも望んでくれている人がいらっしゃるのなら、楽しんでいきたいですね!

中川:僕もやっぱり、成長したところを見せたい思いがあります。

高橋:変な緊張感はあるんですよね。

中川:高橋くんは大人になった。当時の写真を見返したら顔が全然違うなって思いました。

井桁:座長…“頭”としての安心感は『ゼロワン』から変わっていないし、そういうところは頼もしい。年下ながら尊敬します。

■現場のムードメーカーは菅生新樹「今日はビビってる」

――みなさんの仲の良さが伝わってきますが、現場も和気あいあいな雰囲気なのでしょうか。

菅生:現場ではもっとはしゃいでいるかもしれない。

井桁:特に菅生さんがでしょう(笑)。

菅生:俺だけか(笑)。

駒木根:あと簡ね。

井桁:私もグランドクロスのメンバーの中に入ることが多いのですが、男子校ってこんな感じなんだろうなって(笑)。特に菅生さんには、初日から「いげっちゃん」って呼ばれて、距離の詰め方に驚きました(笑)。

駒木根:新樹がいなかったら、ここまで仲良くなってなかったかもしれないと思うくらいムードメーカーですよ。

菅生:そんなうれしいことを言っていただいて…。

中川:ムードメーカーぶりを今日は発揮できてないよね。

井桁:緊張してるの?

菅生:緊張というよりビビってる。

井桁:ヤンキー作品なんだからビビっちゃダメだよ(笑)。

――最後に今後の見どころをお願いします。

駒木根:問題をみんなで解決しチームワークが築かれていく中、今度は固く結ばれた絆をどう続けていくか…。そして翔と達人の問題に対してもみんなでぶつかっていきます。ものすごく熱いエネルギッシュな物語になっているので、注目して見てほしいです。

中川:今後それぞれがメインとなる回があって、キャラクターがどんどん立っていきます。グランドクロスの結束が固まっていく中、最終話に向けて達人が翔になりすましていることが大きな事件を引き起こしますのでお楽しみに。

菅生:敵対勢力の「ブラッドマフィア」と「北総愚連隊」、達人と翔、グランドクロス、直子たちがどう絡んでいくか。描かれていく中で、メンバーそれぞれが事件起こしちゃったりするので、それぞれの絡みを見てほしいです。

井桁:直子が出てくるシーンや、飯島直子さん演じる紅子さんがいるスナック紅のシーンは、ゆったりポップで、癒しになることが多いと思うので、一息ついていただければ。そういった緩急が作品の楽しさでもあり魅力でもあると思います。それと、直子が達人の正体にいつ気づくのか?ですね!

高橋:達人が翔になりすます中で起こるドラマを描いています。人生の中には、逃げ出したいときや目の前にある何かから目を背けたいときもあると思います。ドラマでは規模を大きく描いていますが、みなさんの日常にも起こりえることですし、みなさんがぶつかっている壁を達人が体現して、それを金曜日にぶち破ってスカッと休んで、月曜日から気持ちいい朝を迎えられるように、僕らも熱量高く作品づくりしています。最終話まで一緒に走り抜けていただけたらうれしいです。

取材・文:遠藤政樹

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