ライアン・レイノルズ、「スタジオを救うため」マーベルいじりにディズニーファンも拍手喝采

ビデオメッセージで「D23 2024」の会場を盛り上げたライアン・レイノルズ （C）ORICON NewS inc.

　米カリフォルニア州アナハイムにあるホンダセンターで現地時間9日、ディズニーのファンイベント「D23 2024」のエンターテインメントショーケースが行われた。マーベルのプレゼンテーションの冒頭で、公開中の『デッドプール＆ウルヴァリン』でデッドプールを演じるライアン・レイノルズのビデオメッセージが紹介された。

【画像】マーベル・スタジオの社長でプロデューサーのケヴィン・ファイギ

　ライアン・レイノルズは、「皆さんD23楽しんでいますか？ショーン・レヴィ監督、ヒュー・ジャックマン、私自身を含めたチームを代表して、映画を見に来てくれて本当にありがとう。公開されてからの数週間、皆さんからの反響、あたたかい声援に圧倒されています」と感謝の意を表した。

　さらに、「私はジョークが多いんですが、マーベルをネタにちょっとしたジョークを言うことを許してくれて本当にありがとう」と続け、マーベル・スタジオの社長でプロデューサーのケヴィン・ファイギをじった後、「これが私なりの愛の示し方です。そしてもちろん、スタジオを救うためです」とサラッと付け加え、これに会場は大ウケだった。今回紹介された作品は下記のとおり。

■映画『キャプテン・アメリカ：ブレイブ・ニュー・ワールド』（2025年2月14日公開）

　『キャプテン・アメリカ：ブレイブ・ニュー・ワールド』のサム・ウィルソン／キャプテン・アメリカ役で主演を務めるアンソニー・マッキーが登壇し、米大統領サディアス・ロスで、レッドハルクに変身するハリソン・フォードについて「あそこまでやってくれるとは、感謝しかない」と熱演を称えていた。同作では、俳優・平岳大が日本の首相役で出演しており、アンソニー・マッキー、ハリソン・フォードと共演を果たしている。

■映画『ファンタスティック・フォー：ファースト・ステップス（原題）』（2025年公開※全米公開は2025年7月25日）

　アイアンマン、スパイダーマン、X-MENなど数々のヒーローを生み出した伝説の原作者、編集者のスタン・リーが創造した、マーベル・コミックス最初のヒーローチーム「ファンタスティック・フォー」の活躍を描く。会場では、イギリスで撮影に入っているキャストたちのビデオメッセージが上映された。1960年代当時の近未来をイメージしたセットに、ペドロ・パスカル（リード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティック役）、ヴァネッサ・カービー（スー・ストーム/インビジブル・ウーマン役）、ジョセフ・クイン（ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ役）、エボン・モス＝バクラック（ベン・グリム/シング役）が並んで座り、「マーベルの最初のヒーローチームになれることを光栄に思っています。また近いうちに会いましょう」と観客に呼びかけていた。

■ドラマ『アイアンハート』

　『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のライアン・クーグラー監督が登壇。同映画に初登場した、アイアンマン風のスーツを自分で作る天才マサチューセッツ工科大学の学生、リリ・ウィリアムズことアイアンハート（演：ドミニク・ソーン）の活躍を描く。ソーン、アンソニー・ラモス、リリック・ロス、オールデン・エアエンライク、リーガン・アリーヤも登壇し、新たな映像を披露した。

■ドラマ『デアデビル: ボーン・アゲイン（原題）』

　マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が、シリーズのシーズン1が2025年3月に公開され、シーズン2は撮影が間もなく開始されることを明らかにした。ステージ上には、チャーリー・コックス（デアデビル）、ヴィンセント・ドノフリオ（ウィルソン・フィスク）、デボラ・アン・ウォール（カレン・ペイジ）、エルデン・ヘンソン（フォギー・ネルソン）、ジョン・バーンサル（パニッシャー）が登壇。バーンサルは復帰について「本当に光栄です。こんなに素晴らしい人たちと一緒にここにいられるなんて、信じられません」と語った。

■ドラマ『アガサ・オール・アロング』（ディズニープラスで9月19日より独占配信）

　アガサ役のキャスリン・ハーン（『スパイダーマン：スパイダーバース』）、オーブリー・プラザ（『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』）、ジョー・ロック（『HEARTSTOPPER ハートストッパー』）ら主要キャストが登壇し、新しい予告編が公開された。また、『アナと雪の女王』の名曲「レット・イット・ゴー」作詞・作曲で知られるクリステン・アンダーソン＝ロペス＆ロバート・ロペスが書き下ろした楽曲「The Ballad of the Witches Road」が披露された。