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フランス出身のアーティスト、ニキ・ド・サンファルのドキュメンタリー公開決定 ナレーションは小泉今日子

ORICON NEWS / 2024年8月14日 11時4分

ドキュメンタリー映画『Viva Niki タロット・ガーデンへの道』 (C)2024 Niki Film Project  All Rights Reserved. 

 写真家の松本路子が初めて挑んだ映画『Viva Niki タロット・ガーデンへの道』が9月25日より東京都写真美術館ホール、9月27日より東京のシネスイッチ銀座ほか全国で順次公開されることが決定した。

【画像】「タロット・ガーデン」でくつろぐニキの写真

 本作は、既成の価値観と闘い続けた20世紀最初のフェミニスト・アーティストとも呼ばれるニキ・ド・サンファル(1930年-2002年)と10年以上にわたり交流してきた松本が、これまでに撮影した写真と、今回の映画のために新たに追ったニキの作品の映像、関係者へのインタビューで構成されたドキュメンタリー。

 ニキ・ド・サンファルは、フランス貴族の娘として生まれ、女性としてのさまざまな困難を怒りと共にアートに反映させてきた時代を経て、開放感に包まれた女性像「ナナ」シリーズを創作。20世紀のヴィーナスとも呼べるカラフルで陽気なナナは徐々に巨大化していく。さらに遊び心あふれる数々の野外彫刻や建造物を創り、その集大成として生まれたのが「タロット・ガーデン」。



 イタリア・トスカーナのオリーブの森にあるこの彫刻庭園には、大アルカナのタロットカード22枚の寓意画が彫刻や建物として作られている。奇想天外で愉快なマジカルワールドを多くのファンが訪れている。

 監督・撮影・脚本を手がけた松本は、オノ・ヨーコ、草間彌生をはじめ世界で活躍する女性アーティストのポートレートなどを撮影し、その作品は国内外の美術館に永久収蔵されている写真家。1981年から10年以上にわたり、ニキの大胆にしてきわめて繊細、何よりも自由な発想と遊び心に魅せられ、写真撮影を通して彼女と交流を続けてきた。松本が「生涯でやり残したことは何か」と考え始めた時、「ニキともう一度向き合ってみたい」と思い至る。そして映画製作のために、ヨーロッパ各地、アメリカ、日本国内の作品を訪ね、「タロット・ガーデン」を再訪した。

 ナレーションは、俳優、プロデューサーとして活躍する小泉今日子が務め、エンディング曲も上田ケンジとのユニット「黒猫同盟」として制作。本作に全面的に参加している小泉は「ニキは自分自身ときちんと闘った人。悲しみや怒りを乗り越えて、自由で大胆だけど慈愛に満ちた作風にたどり着く。松本監督が丁寧にタロット・ガーデンを案内してくれる。さあ、一緒にニキの世界を旅しましょう!」とコメントを寄せている。

 ポスタービジュアルは、自分の作品に寄り添うニキ・ド・サンファルと「タロット・ガーデン」がデザインされ、ニキの作品の世界観を表現。場面写真として、松本が撮影したニキの自宅での写真と、本作のために新たに撮り下ろした「タロット・ガーデン」、そして建設中の「タロット・ガーデン」でくつろぐニキの写真が公開された。

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