生田絵梨花、地上波連続ドラマ初主演で不安や緊張はあるが「自分の殻を破りたい」

ABCテレビ・テレビ朝日系日10枠『素晴らしき哉（かな）、先生！』で主演を務める生田絵梨花 （C）ORICON NewS inc.

　俳優・歌手の生田絵梨花（27）が高校教師役に挑戦する、ABCテレビ・テレビ朝日系日10枠『素晴らしき哉（かな）、先生！』（毎週日曜　後10：00）がきょう18日に放送をスタートする。本作は、新米教師の成長を描くオリジナルストーリー。理不尽な教育現場で、辞め時を探しながらも、なんだかんだ生徒のために奮闘していく、2年目の高校教師・笹岡りお（生田）の姿を描く。本作で地上波連続ドラマ初主演を務める生田が、「自分の殻を破りたい」という本作に挑む思いを語った。

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――本作が地上波連続ドラマ初主演となりますがが、オファーを受けた時の心境はいかがでしたか？

【生田】初主演ということでうれしさはもちろんあるんですけど、それを上回ってしまうくらい「大丈夫か？」とか「行けんのか自分？」っていう不安や緊張もすごく大きかったです。いろんな方から「主演おめでとう」と、声をかけてもらって、反響の大きさも実感しました。撮影に入った今も緊張は残ってるんですけど、現場がすごくこうあったかくって、現場の皆さんだったり、りおという役に心をほぐしてもらいながら日々演じさせていただいています。

――台本を読んだ時は？

【生田】まずは「セリフ多い！」「出番多い！」と思いました（笑）。セリフ量が結構多くて、最初はこれ覚えられるかな？っていう思いもありました。でも、ひとりの人間としての“生き様”がすごくリアルに描かれていて、ナチュラルにすっと入ってきました。

――ミュージカルや舞台では主演を何度も経験されていますが、ドラマだと感覚が違うものなのでしょうか。

【生田】全然違いますね。舞台も歌があるものがほとんどで、セリフの分量としては途中に曲が入ってきたりするぶん、ドラマよりだいぶ少ないと思います。あとは舞台と違って撮影順もバラバラだったり、稽古期間も長くあるわけではないので、ドラマはいつも「怖いな」と思いながら挑戦しています。

――やはり歌のほうが覚えやすい？

【生田】そっちの方が慣れているのかもしれないです。だから普段は家で覚えるんですけど、今回のドラマは分量がありすぎて、散歩しながらとか、公園のベンチに座りながらとか、そうやって覚える作業をしています。

――現場の座長でもありますが、どんな現場にしていきたいという思いはありますか。

【生田】座長として、いま特別な何かができているわけではないですが、とにかく皆さんが現場に居心地よくいられて、それぞれの役割をこう全うできるように、ポジティブな面をたくさん見つけて共有して、みんなで楽しめたらいいなと思っています！

――では、本作で挑戦してみたいことはありますか。

【生田】「自分の殻を打ち破りたい」っていう思いは大きいです。“りお”という役を通して、いろんな感情を正直に表現できたり、素直になれたりとか…そういうことができたらいいなって思っています。私も感じていることをなかなか本音で言えなかったり、表に出せなかったりとかすることはすごく多くて。私のいろんな姿を知っている友達とかからは、「この間テレビつけたらいくちゃんが人間のふりしてた」とか言われて（笑）。

――確かに生田さんはなんでもこなせるイメージがあります。

【生田】全然完ぺきではないんですけど、そういう風に装ってしまったり、繕ってしまったり…理想的な自分であろうとするところがあるんだと思います。別に使い分けているわけじゃないんですけどね…（笑）。そういう面では、先生が生徒に対してしっかりした面を見えたいという一面に重なるのかもしれません。

――では先生に向いているなと思うことはありますか？

【生田】いや、向いてはいないと思います（笑）。先頭に立つとか、何かを教えるということに対しては「いやいや…」って思っちゃうタイプ。もしかしたら“りお”も、先生に向いていないと思っているかもしれない。でも、根っこの部分では先生という仕事が好きとか、人と接する喜びがあったりとか、そんなポジティブな思いがあるからきっと踏ん張っているんだと思うんです。そういうところを自分と重ねながら、先生として私も成長していけたらいいなと思います。