氷川きよし、再出発に覚悟と決意「決して生やさしい道ではございません」

『KIYOSHI HIKAWA＋KIINA. 25th Anniversary Concert Tour ～KIIZNA～』東京公演より （C）撮影：高田真希子

　2022年末の『NHK紅白歌合戦』を最後に歌手活動を休養していた氷川きよしが17日、東京ガーデンシアターでコンサートツアー『KIYOSHI HIKAWA＋KIINA. 25th Anniversary Concert Tour ～KIIZNA～』開催し、1年8ヶ月ぶりに活動を再開した。

【写真】木根尚登のギターとともに歌声を響かせた氷川きよし

　中盤の着替えタイムには、バンドの演奏にあわせて、復帰にあたっての氷川のメッセージがビジョンに流れ、活動再開への決意と、コンサートタイトル『KIYOSHI HIKAWA＋KIINA.』に込めた想いが明かされた。

　「2000年2月2日にデビューしてから23年間走り続けた“氷川きよし”。そして、氷川きよしでも何者でもなくなり、自分を見つめ直した2023年からの1年余。その先へのスタートにあたり、これまでの氷川きよしを置いていくのでもなく、KIINAに生まれ変わるわけでもなく、すべて自分。だから、“KIYOSHI HIKAWA+KIINA”に“.”で完成する。KIYOSHI HIKAWA＋KIINA.の歌のパワーで、ファンの皆様を幸せにしたい。そんな新たな気持ちで、デビュー25周年の今年、活動を再開させていただきました」

　休養を経て、心機一転の再出発は「決して生やさしい道ではございません」と覚悟しながらも「復帰を待ち続けてくださったファンの皆様のお気持ちにお応えするためにも、新しい氷川きよしの世界を披露できるように精進してまいります」と決意表明した。

　復帰公演では約3時間にわたって32曲を熱唱。ツアーは今後、9月4・5日に大阪フェスティバルホール、10月11日に埼玉・大宮ソニックシティと続き、10月25日からは『氷川きよし 25周年記念劇場コンサートツアー』を福岡・博多座、愛知・御園座、大阪・新歌舞伎座、東京・明治座で開催予定となっている。