『あちこちオードリー』今年の配信ライブは…今だからこそのテーマで「最終的には笑って話したい」 春日の“出だし”にも注目？【独占インタビュー】

オードリー （C）ORICON NewS inc.

　テレ東系トークバラエティー『あちこちオードリー』（毎週水曜　後11：06）が、20日午後9時から5度目のオンラインライブ『あちこちオードリーオンラインライブ2024　それ言ってどうすんだ祭』を開催する。「トーク内容を外部の人間に漏らさない」という約束のもとで行われる“一夜限りのお祭り”は、回を重ねるたびに熱量が増し続けているが、今年のマッチメイクについて、オードリーの2人に独占でインタビューを行った。

【写真】佐久間Pとともにインスタライブを行う冨田有紀アナ

■オンラインライブの“意義”実感　“大将”春日は「例年以上にどうなるか…」

――今回は「それ言ってどうすんだ祭り」と題して、インパルス・板倉俊之さん、森三中・黒沢かずこさん、EXIT・兼近大樹さん、ラランド・サーヤさんという多彩な顔ぶれが集まりますが、いかがでしょう？

【若林正恭】
やっぱり、地上波じゃないから、そういった場があることはやっぱり面白いなと思っていて。裏をしゃべるとかそういうわけじゃなくて、普段はちょっとストッパーがかかってることを、ストッパーを外した話ができるという、メンバー的にもすごい楽しみです。

【春日俊彰】
テーマがすごく広いと思うんですよね。深刻な話も、くだらない話もできるでしょうし。なんか言ったところでどうにもできないとか、すごい広いテーマだなと思ったので、どうなるのかなっていうのが、楽しみですよね。他の方々に聞いてみたい。「こういう時どうする？」とかね。そういう展開とかでもあるのかなとか。例年以上に、どうなんのかなっていう（笑）。これまでは、なんとなく方向が想像できる感じでしたけど、今回のテーマはどうとでも捉えられるなと思って、楽しみです。

――ゲストと話したいこと？

【若林】
それぞれの年代で、今この時代で表と裏とか、陰と陽とか、仕事とプライベートとか、芸人と人間がごちゃごちゃになっている時代だと思うんですよ。ごちゃごちゃになっていて、何が正解か、間違ってるか、本当に人それぞれなので。そういう中で、どういうスタンスで仕事してるのかとかを聞いていきたいかもしれないです。それを最終的には、笑いながら話したいというのがあるので、そういう場であるために、そういうところは楽しみにしておこうなという感じですかね。

【春日】
大将としてですか…。やっぱり、みんながお店で楽しい時間を過ごしてくれれば何よりだと思います（笑）。本当に世代も違うし、それぞれどういうことを考えて…サーヤくんはいろいろなことをやっていて、世の中の捉え方も違うでしょうし。世代によってそうなんだみたいなことも多いと思うので、いろいろ学びたいですよね（笑）。こないだ、くるまくん（令和ロマンの高比良くるま）と初めて飲ませてもらって「へぇー」っていうことがすごく多かったので、今の若い人たちはそんな風なんだって、ずっと「へぇー」って言ってました（笑）。

――オードリーさんの中にも「それ言ってどうすんだ」「ほかでは言えないけど、ここなら…」というものは溜まっていますか？

【若林】
裏をしゃべるとかじゃなくて、本当に思っていることをしゃべることができるみたいなのがあるから、それを言っていい場っていうのを、ちゃんとこのタイトルで設けてくれたのがありがたいなと思います。

■春日、東京ドーム経験したことで「Adoさんと同じラインで（笑）」　若林は“いい番組”の特徴を指摘

――7月末に放送されたAdoさんゲスト回は、番組にとって新たな可能性を感じさせるものでした。東京ドームという前代未聞のライブを経験したからこそ、一気に駆け上がるAdoさんの心境にも寄り添う内容にもなっていたかと思いますが、お2人はトークを終えて、どう感じましたか？

【若林】
出ていただいたことに、ありがたいなという気持ちがあって。でも、星野（源）さんが出てくれた時とかもそうなんですけど、ベースとしてその人に迫る番組なので、やり方はいつもと変わらないし。Adoさんがすごくしゃべってくれたっていうのもありますけど、番組のことをわかってくれて出てくれたわけなので、その気持ちがありがたいと思いました。

【春日】
最初はびっくりしましたけど。やっぱり我々、東京ドーム経験しているんでね。経験してなかったら、もうちょっと緊張というか、なんかちょっと距離詰められず終わると思うんですけど、やっぱりほぼほぼAdoさんが見ている景色と同じような景色を見てから臨んでいるので、そういった意味では同じラインで（笑）、がっぷり四つで五分でやりあえたなと思います。東京ドーム前だったら、もうちょっと引いて戦っていてしょっぱい試合になっていたと思いますから（笑）。そんないろんな番組に出る方ではないので、ありがたいです。

――ちなみに、佐久間さんは「春日は、もしかしたら今回の『あちこちオードリー』を通して、Adoさんのライブのチケットが取りたかったんじゃないかな（笑）」とおっしゃっていました（笑）。

【春日】
なんとか共通点を探そうと（笑）。だって、なかなかな話せない、接点がないですからね。『オールナイトニッポン』やっていたとはいえ、パーソナリティー同士の絡みはなかったので、そういった意味でちょっと舞い上がっていた部分はあったかもしれない（笑）。

――今回もライブグッズが大変充実しています。みなさんの感想を伺わせてください。

【若林】
佐久間さんを筆頭に、スタッフさんが会議とかをすごくしてくれているって聞きます。東京ドームライブの時とか言いましたもん、『あちこちオードリー』では相当向こうと往復してるらしいからって（笑）。ちゃんとやりたいって。ああいうの放っておくと勝手に始まっていることもあるので、そういうのも勉強させてもらいました。今回の付せんとか、めっちゃ付せんほしいなって思いましたもん。いい番組の特徴ですよね。グッズがかっこいいって。グッズがね、怪しい番組って本当に内容も怪しいですから（笑）。出ちゃうんでしょうね。同じ人間がやっているから、企画に出ちゃうんでしょう（笑）。本当にいいチームだなと思いました。やっぱり『オドぜひ』のグッズひどいですもんね（笑）。

【春日】
言わなくていいじゃない（笑）。

【若林】
売れないし、こっちに聞いてこないし（笑）。

【春日】
（グッズの中身が）本気なのか、ウケ狙いなのか…。どっちにもならないっていうのが、一番タチ悪い。

【若林】
春日がキレちゃってますから（笑）。

【春日】
キレちゃないよ（笑）。どうなんだって。『あちこち』のグッズがいいですから。それで、番組のスタッフさんの本気度というか、すごく考えてくれているんだなって熱を感じるじゃないですか。普段着られるようなものになっていて…っていうか、オンラインライブなので、普段着られないと意味がないのでね（笑）。今でもたまに見ますもんね。この前も収録の時に、神谷町駅の改札の所で、何年か前のグッズTシャツ着た人とすれ違って。思わず「今から収録なんですよって」言おうかなって（笑）。そういったものを作ってもらうのは、ありがたいですし、やっぱりうれしいですね。

■若林、Ado回での“大将”春日にツッコミ「最初の10分、すげぇ質問していた（笑）」　今回も爆発に期待

――直近で放送された『スクール革命』で、若林さんが春日さんの行動をピタリと当てるということが話題となりましたが、『あちこちオードリー』での“大将”春日さんは予想外の言動や反応を示すことはありますでしょうか？

【若林】
まぁな…本人そういったところ気づかないと思うんですけど、ムラなくしてほしいなって。本当興味ない時が入ってこないなって。Adoさんの時、最初の10分ひどかったですから。全員にやるんだったら、こっちもそのやり方になるけど。なんか、あの時自分の娘の話を始めてしましたよね。

最初の10分って、立ち上げる時にAdoさん緊張してらっしゃるだろうし、こっちが友好的に話を聞きたいですよっていうのをならす時間なのに、いきなり「ウチの娘が、歌下手みたいなんですよ、どうすればいいですか？」って前のめりで聞いていて。本当にムラがあって、お願いしたいですね（笑）。Adoさんにすげぇ質問していたから（笑）。全部、同じくらいにしてほしいです。でもね、そうならないからいいんでしょうけど。そうなら、最初言ってくれと。面倒くさいですけど、しょうがないですね。春日と組んでる以上は（笑）。

【春日】
（若林の話をゆっくりうなずきながら聞く）まぁね、そうなんだと思いました（笑）。高いところで一定しなきゃいけないですね、興味のあるなしが出ちゃうとまずいですから。どっちかで合わせなきゃいけない。興味ないフリをするのか、興味あるっていうので全部いくのか、どっちかにはなるべく統一しないといけないなと思っています（笑）。

――イベントを楽しみにしている人へのメッセージ

【若林】
2024年の8月にしゃべるということが、後々振り返った時に、めっちゃ濃くて意味深い話だったんだなって、なりそうな気がするんですよね。いろいろごっちゃごちゃになっている時代で。佐久間さんもおっしゃっていたのを聞きましたが、後々「あの時、あれ言っていたな」って全員がなりそうな雰囲気があるので、それめっちゃ楽しみです。あとは、春日さんの出だし15分に注目です（笑）。いい回になると思いますよ。

【春日】
毎年恒例の祭り、祭りなんでね。うーん…ひと夏の思い出というか、そういう会になればいいなと毎回思っていますけどね。毎回爆発しているんで、その爆発の形色とかがまた変わってきますから。だから、特に出だし頑張りたいと思います（笑）。守りから入るのか、攻めから入るのかっていうのは決めていきたいなと思います。

【若林】
どこかで爆発するのはたしかですから。最初だけ爆発はやめてよ（笑）。最後まで続けてよ。

【春日】
そうですね（笑）。とにかく楽しみです。


【イベント名】あちこちオードリー オンラインライブ2024
【配信日時】2024年8月20日午後9時開演
※アーカイブ期間9月9日まで
【配信先】PIA LIVE STREAM
【MC】 オードリー
【ゲスト】板倉俊之(インパルス)、黒沢かずこ(森三中)、兼近大樹(EXIT)、サーヤ(ラランド)
【視聴料】2200円／オリジナル付箋付き　2700円※数量限定　※配送費別途
【チケット発売】販売中 9月9日午後7時まで