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デビュー30周年のふかわりょう、なぜ50歳で『R-1』初挑戦? 芸人としての思い「笑い声を浴びていたい」【インタビュー】

ORICON NEWS / 2024年8月20日 8時40分

ふかわりょう (C)ORICON NewS inc.

 お笑い芸人・ふかわりょう(50)が、今年デビュー30周年を迎えた。誕生日であり、芸人として一歩を踏み出した8月19日には、『R-1グランプリ』への初出場を発表。TOKYO MX『バラいろダンディ』の終了や、ROCKETMANとしての新たな活動、テレビ朝日系バラエティー『内村プロデュース』の復活など、2024年はふかわにとって大きな意味を持つ年となった。「心境の変化があった」というふかわに『R-1』初出場を決めた理由、そして今後の活動について聞いてみた。

【写真】事務所ライブでネタを披露するふかわりょう

――今年デビュー30周年を迎えられましたが、率直な思いを教えてください。

【ふかわりょう】僕は8月19日、20歳の誕生日の時に、今の事務所に「ネタ見せやってますか?」って電話をしたところから始まりました。30年たって50歳になり、その時見える景色が、この30年間の通知表だと思っていて。そういう意味では、こうして今も目の前にいる事務所の方や支えてくださる方々がいるのはうれしいですし、本当に感謝です。



20代、30代、40代と自分の役割を考えながらやってきて。僕はテレビが好きで飛び込んだんですけど、たくさんの人に支えてもらいながら30年たったところで、ふと、今までの感謝を込めて、そして今までの活動で培ってきたものを反映させる、そういう年にしたいなと。これからにつながるしっかりとした節目にしたいなと思っているので、受け身が多かったんですけど、能動的にいろんなことをやっていこうかなと。

――想定通りに行かないことも少なくなかった?

【ふかわりょう】そうですね。酸いも甘いもありましたけど、でもその酸いも甘いもブレンドされて、50代の旨味やコクにつながっていけばいいなと思います。

――今年の『R-1グランプリ』に出場表明されましたが、30周年を機にどんな心境の変化があったのでしょうか。

【ふかわりょう】いろんな軌道が重なったという感じです。30年芸能界にいると、不思議といろんな方とのご縁がつながる瞬間がありまして、そのタイミングで僕が世に出るきっかけにもなったピン芸に改めて向き合おうかなと。そんな心境になれたことが、僕としてはちょっとうれしいんです。自然に向き合えたなって。やっぱりそれも30年という時間がなせるものなのかもしれないですけど。

――ではこれまではピン芸とある一定の距離を置いていた?

【ふかわりょう】時々ネタをやる機会はあったんですけど、例えば新しいものを作るとか、そういうことにあまり熱量を感じてなかったんです。ですが、30年という1つの節目が、僕をそういう心境にさせてくれたんでしょうね。

――ということは、これまでと同じヘアーバンドスタイルのネタではなく、全く新しいネタに挑戦するということでしょか。

【ふかわりょう】はい、予選のどこかで昔のネタをやるタイミングがあるかもしれないですけど。それだけで乗り切ろうっていう気持ちはないです。やっぱり今の、令和の、2024年の自分が面白いと思えるもので戦わないと。あれが面白くないってことじゃないですけど、もっと新鮮な気持ちで参加したいなと思っています。

――それは楽しみですね!どんなネタになりそうでしょうか?

【ふかわりょう】奇をてらうっていうことではないですけど、やはりオリジナリティーっていうのは大事なだと思うので、「今、芸人・ふかわりょうが面白いと思ってるものはこれです」と、みなさんに見せられたらなとは思います。どんな反応が返ってくるのかはやってみないとわからないですが、とにかくそうやって向き合うことが価値のあることだと思うので。

――それは以前から温めていたネタなのでしょうか?

【ふかわりょう】いえ、全然。出ようと思った時から少しずつ頭の中が動き出した感じです。そういう意味でも、30周年で今まで動いてなかった歯車が1個動き出し、それによって連鎖でいろんなものが動いてるっていうのが感覚的には近いですね。

――お見送り芸人しんいちさんとの歌ネタもやっていますね。

【ふかわりょう】彼と共鳴するものがあって(笑)。いろいろと照れがなくなったんでしょうね。

――『内村プロデュース』復活も、この30周年というタイミングで驚きました。

【ふかわりょう】これは本当にたまたまです(笑)。もう一堂に会すことはないんだろうなと思っていたのでうれしかった。『内村プロデュース』の現場に久しぶりに身を置いたんですけど、すごく体が覚えてるというか、不思議な感覚でしたね。タイムスリップしたような感覚でした。

――当時のような体当たり企画も行われるのでしょうか。

【ふかわりょう】どうなんですかね、まだ全く何をするかわからないので(笑)。“内P見てた芸人”として出てくる若手世代は現役の筋肉があるので…我々は肉離れしないように頑張ります。

――『バラいろダンディ』も終了が発表されましたが、今後はどんな活動を?

【ふかわりょう】なんだかんだで、笑い声を浴びていたいんだと思います。DJ(ROCKETMAN)として踊ってもらうことも、作家として文章を読んでもらうことも、もちろん好きなんですけど、たぶん、笑い声が1番好きなんだと思うんです。あんまり肩書きにこだわってはいないんですけど、やっぱりお笑い芸人としてこの世界飛び込んだので、そこをちゃんと軸にして行きたいなと思いますね。

【ふかわりょう】
1974年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学在学中の20歳でお笑い芸人としてデビューを果たす。長髪に白いへア・ターバンを装着した「小心者克服講座」でブレイク。後の「あるあるネタ」の礎となった。以降、テレビ・ラジオほか、DJや執筆など、多岐にわたる活動を行っている。

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