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『はれときどきぶた』作者・矢玉四郎さん死去 80歳 老衰で遺族「生き切った」

ORICON NEWS / 2024年8月20日 13時34分

矢玉四郎さんの代表作『はれときどきぶた』書影イラスト

 児童文学『はれときどきぶた』(はれぶた)シリーズの作者・矢玉四郎さんが7月14日に老衰のため亡くなった。80歳。出版社の岩崎書店が発表した。

【Xより】『はれときどきぶた』作者・矢玉四郎さん死去 出版社の追悼全文

 岩崎書店の公式サイトでは「『はれときどきぶた』シリーズの著者、矢玉四郎先生が2024年7月14日に老衰のため逝去されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と追悼。

 「ご葬儀は、矢玉先生のご遺志により、家族葬にて執り行われました。春頃から体調を崩されていたそうですが、直前までメールでお返事くださっていましたので、私どもとしては思いもよらないことでしたが、満80歳、ご家族は、「生き切った」とおっしゃっていました」。



 「1980年刊行の『はれときどきぶた』は、現在でも毎年版を重ねる超ロングセラー&ベストセラーとなっておりますが、こんなにも長く多くのこどもたちに愛され続ける作品に弊社が伴走できたことを大変光栄に思い、深く感謝しております」。

 「矢玉先生も見守ってくださる中、則安くんやぶたはこれからも活躍を続けます!ひきつづきよろしくお願いいたします」と伝えた。

 『はれときどきぶた』は、1980年に出版された児童文学のロングセラー作品で、「あたらしい創作童話」シリーズの第13巻目の本として、矢玉さんが36歳の時(1980年)に出版。その後、アニメ映画化やテレビアニメ化もされた。

 矢玉さんは1944年、大分県別府市生まれ。日本児童出版美術家連盟・日本文藝家協会会員。作品に『はれときどきぶた』『あしたぶたの日ぶたじかん』などの「はれぶた」シリーズ(全10巻)、「はれぶたぶんこ」シリーズ(全10巻)、版画絵本『じろきちおおかみ』、『時計がわかる本』(以上岩崎書店)、『おべんとうのえんそく』(教育画劇)、『おばけうんどうかい』(PHP研究所)、保育絵本『ぶらんこぶーちゃん』(ひさかたチャイルド)などがある。

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