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高石あかり、『ベイビーわるきゅーれ』共演の伊澤彩織との関係性に変化「4年も一緒にいたらわかる」

ORICON NEWS / 2024年9月3日 7時0分

水ドラ25「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」 (C)「ドラマ ベイビーわるきゅーれ」製作委員会

 俳優の高石あかり(※高=はしごだか)と伊澤彩織によるヒットガール系アクションコメディ映画『ベイビーわるきゅーれ』(2021年)の続編で、9月4日から放送されるテレ東の連続ドラマ『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』(毎週水曜 深1:00)。映画版3作、今回のドラマ版と殺し屋コンビの片割れ・ちさとを演じてきた高石が、今作の魅力と、シリーズを重ねて変化してきたという伊澤との関係性をインタビューで明かした。

【写真】アクションシーンも進化!『ベビわる』“ちさまひ”コンビ

 殺し屋女子のちさととまひろ(伊澤)の、シェアハウスでののんびりまったりオフビートな日常と、海外でも評価される本格派アクションのギャップとクオリティーが話題を呼び、2024年秋に映画第3弾『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』×地上波連ドラで同時公開。



 4日から放送されるドラマ版では、前半「風林火山」編と後半「ジョブローテーション」篇に分かれ、ちさととまひろが所属する「殺し屋協会」の組織内部が明らかに。「風林火山」プロジェクトとは一体なんなのか、ジョブローテーションをすることになったちさととまひろの運命は。これまで語られていなかった家族や組織、そして2人のゆるい日常が詰まった作品となっている。

■ドラマ版ならではの“おうちシーン”に注目「胸がギュッとなって好き」

――ドラマ版制作の話を聞いて率直にいかがでしたか。

映画からドラマってあるんだ。そんな夢みたいなことがあっていいのか。映画版パート1、2の感想を聞くと、『ドラマを観たい』とか別の形で…と言ってくださる方が多くて自分もドラマの『ベイビーわるきゅーれ』が観たいと自分でも思っていたので、うれしかったです。どんどん『ベイビーわるきゅーれ』が大きくなって、それを遠くから見ているような感覚。ファンの方が寂しいと言ってくださるんですけど、自分もどんどん大きくなっていくような感覚があります。

――今回は初めて組織についてや自身の家族についても触れられています。

まったく知らなかった設定で、でも阪元(裕吾)監督からは(殺し屋になった理由について)『復讐とかそういうことではない。なっちゃったからなった』くらいの大まかなことは言われていたくらい。ドラマに入る前にこういうのをやりたいと聞く中で『ちさとの家族が出てきて~』と言われ、『家族出していいんですか!』って驚きました(笑)ちさとまひろの過去がポンッとでてくるワードで、セリフの隙間にはさまっている。そういうのを探してみつけるのが楽しかったです。より組織の内部に入ってお仕事をしますし、今まであった『ベイビーわるきゅーれ』をより深堀りしています。

――今作ではちさととまひろの日常も多く描かれていますが、そのなかでお気に入りがありますか。

映画パート3では地方でお仕事をしているのでおうちのシーンがないのですが、ドラマではおうちがいっぱい。本当にだいすきですし、2人が大人になろうとしているのかなというシーンもあるので、そこは胸がギュッとなって好きです。あとはご飯を食べるシーン。今回はご飯を食べるシーンがキーになっていて、そのときに本音が言えたり、仲直りのためにご飯を一緒に食べたり…。そういうのが阪元さんっぽいなって思いました。

――劇中のご飯でおいしかったものはありました。

全部おいしくてご飯を作ってくださった方が天才でした。シンプルに第1話で豚汁とおにぎりがあったんですけどそれがおいしすぎて…それを食べるために朝抜いていったら、おいしすぎて!食べているときの2人は素です。その時の伊澤さんの表情もすばらしかったですし2人の空間があふれるシーンになったと思います。

■「伊澤さんを守れるのは自分」撮影中に芽生えた想い

――日常シーンもおおい今作でちさととまひろの『こんな一面があったんだ』みたいなドラマ版ならではの発見はありましたか。

役については発見だらけです。今まで隠していたわけではないけど見えてきた部分がたくさん、ある。例えば、プライベートは見えていなかった部分が簡単にセリフの言葉で出てきたりしますし、隠していると思っていたけど、見ちゃっていいんだ、と驚きがありました。2人の関係性もグッと変わってきました。変わったというのは伊澤彩織さん、高石あかりとしても変わっています。恥ずかしいですが撮影のなかで『私たちはひとつです』と言い聞かせていて、今までは個々で、伊澤さんはアクションがすばらしく、それについていくというのがありましたけど、ドラマでは、お互い支え合ってできていると強く感じました。お互いの良いところがあって欠点もあって…。4年も一緒にいたらわかる。今、『助けを求められているな』とか私が『助けてもらいたいな』とか。お互い何を言わなくてもわかる。それで生まれる表情やアクションや身体の動きがでているな、と撮影中に感じました。

――そこについて、なにか2人で話したことはあったんでしょうか。

私のなかで『伊澤さんを守れるのは自分だ』って気持ちがあって。多分お互いにそう思っている。どちらかが悩んでいたりすればすぐに気づく。そういう存在になろうとしました。前もあったんですけど頼ろうとか、互いにあったと思います。

――今回のドラマを通して、ちさとにとってのまひろはどんな存在なのだと感じましたか。

その答えをドラマの1番最後、最終話で言っています。それ以外なにも言えないです(笑)。2人のなかでずっとあったことなんですけど、気付いていたのか、言ってなかったのか…初めて言葉にした。『だからなに?』って感じなんですよ。この2人の関係性を具体的にしたというより、2人の気持ちを言った。そのシーンはリハで、ずっと長年お世話になっている美術のスタッフさんが号泣していました(笑)

――では、高石さんにとって伊澤さんはどんな存在でしょうか。

今まで、私たちの関係性に名前をつけたくないと思っていましたけど、最近は名前をつけたい欲が出てきて…。でも私、まだ言えてないんですけど、ここで、みなさん(記者)を通して伝えられるのもな(笑)いや、でも『お友達になってほしいです』と伝えたくて…。私が言うまでナイショにしてください(笑)。名前をつけたくなかったのはちさととまひろの関係性に名前がなかったから。映画を3つやって、ドラマもやってもう正直『続いたらいいな』と思いつつ、もしかしたらゴールなのかもしれないって予感もありました。未来のことはわからないけど、だから、ちさととまひろに、私たちにこれからがなかった場合、私たちに名前がなくなってしまう。そうなったら(友達)いいな、って早く言いたいんですけど恥ずかしくて直接言えてないです。

――改めてご自身にとって『ベイビーわるきゅーれ』はどのような存在でしょうか。

自分が想像していたところじゃないところにどんどん進んでいく『ベイビーわるきゅーれ』がうれしく自慢できるものですし、なのに、ちょっと遠くなっていく気持ちもあって不思議です。めったに味わえることではないだろうし最初で最後かもしれないし、大切すぎて自分のものにしておきたいけど、多くの人に観てほしいと思います。自分のものだと思っていたけど自分のものではなくて。だからこそ客観的に観ることができる。俯瞰(ふかん)で観て面白いと思える作品なので、特にドラマ版はより違うパワーアップをしているなと思います。映画の3も違った深みやパワーアップの仕方が2つとも全然違うので、その比較が一緒にできるのも面白いので2つみて『全然違う』と思ってもらえればと思います。

――これだけ長くやっていると自分の成長や変化を感じる作品でもある?

そうだと思います。でも『ベイビーわるきゅーれ』ならではの怖さもあります。みんなが思っている“ちさまひ”になれるかな、とか、演じているときに、素の自分を出すと意外と『ちさとっぽい』と言われて『これがちさとか…!』と思ったり。1年ごとにやらせていただいている作品で、全員知っているスタッフさんですから、1年の成果を見せたい気持ちもあります。そして、今回のドラマでは自分のなかのちさと壊すことが目標。『ちさとってこうだ』というものを必死で壊す。ちさとはこういう服も着るし、こういうこともできるって頭の柔らかさを持っていかないとと思っています。それを実践しつつ、学んだことを他の仕事でも活かしたいし、他のお仕事で学んだことを『ベイビーわるきゅーれ』でも活かしたい、と思います。

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