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吉永小百合、124本目のクランクイン 登山家・田部井淳子の実話を映画化

ORICON NEWS / 2024年8月21日 7時0分

吉永小百合、124本目の出演映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』2025年秋公開決定

 俳優の吉永小百合、124本目の出演映画となる映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』が今月18日にクランクイン。76ヶ国の最高峰・最高地点の登頂を成功させた故・田部井淳子さん(1939-2016年)の実話をもとに、“挑戦”にその生涯を捧げた女性登山家の生き様を、阪本順治監督が壮大なスケールで描く。吉永は「今、私は、『せかいのおきく』という素晴しい映画を創った阪本監督のもと、『世界の淳子』役に全力で挑戦します」とコメント。

【画像】登山家として活躍した田部井淳子さん

 “女性だけで海外遠征を”を合言葉に女子登攀クラブを設立し、1975年にエベレスト日本女子登山隊の副隊長兼登攀隊長として、 世界最高峰のエベレスト(ネパール名:サガルマータ、 中国名:チョモランマ)の女性世界初登頂に成功した田部井淳子。



 その後も飽くなき挑戦は続き、生涯で76ヶ国の最高峰・最高地点の登頂を成功させた。そんな、日本を代表する偉大な女性登山家の実話をもとに、エベレスト女性初登頂から、晩年の闘病、余命宣告を受けながらも亡くなる直前まで山に登り続けたその勇壮な生涯を映画化。公開は田部井淳子の世界初女性エベレスト登頂という偉業から50周年となる2025年を予定している。

 吉永が124本目として出演を決めた本作で演じるのは、自身初となる女性登山家・多部純子役。映画という高峰へ挑み続けるために、万全の準備、体力づくりを欠かさない吉永にとって、生涯挑戦し続けた日本を代表する女性登山家を演じることは必然と言ってもいいのかもしれない。

 阪本監督は吉永とは『北のカナリアたち』以来13年ぶりの再タッグとなる阪本監督は「吉永小百合さんと再びご一緒できることの喜び。しかも、田部井淳子さんの人生を基にした山と家族の物語。(中略)みんなで頑張ります!!」と意気込みを語っている。

■吉永小百合(多部純子役)のコメント

 田部井淳子さんと対談したのは2012年。明るくて、楽しいお話をいっぱい聞かせて下さいました。今、私は、『せかいのおきく』という素晴しい映画を創った阪本監督のもと、「世界の淳子」役に全力で挑戦します。

■阪本順治(監督)のコメント

 吉永小百合さんと再びご一緒できることの喜び。しかも、田部井淳子さんの人生を基にした山と家族の物語。求められるのは、宮本武蔵の五輪書よろしく、ガレ場の荒野に一本の真っすぐな道を築くような力技。みんなで、頑張ります!!

■田部井進也さん(東北の高校生の富士登山プロジェクトリーダー/田部井淳子さんの息子)のコメント

 母は生前、吉永さんと仕事を一緒にさせていただき、また亡くなったとき供花をいただきました。そのご縁から映画の話となり驚きました。阪本監督は今年、富士山山頂で高校生を迎えていただきました。お二人の熱い想い、心から感謝いたします。映画を通じ、母のような女性がいたことを知っていただけたら幸いです。

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