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唐田えりか&剛力彩芽、「クラッシュ・ギャルズ」を熱演「良い意味で芝居をしている感覚がなかった」

ORICON NEWS / 2024年8月21日 8時0分

Netflixシリーズ『極悪女王』(左から)ライオネス飛鳥(剛力彩芽)、長与千種(唐田えりか)

 タレントのゆりやんレトリィバァを主演に迎え、80年代にカリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こしたダンプ松本の知られざる物語を描くNetflixシリーズ『極悪女王』が9月19日より動画配信サービス「Netflix」で世界独占配信される。このたび、ダンプ松本と相対する「クラッシュ・ギャルズ」を演じた唐田えりか(長与千種役)と剛力彩芽(ライオネス飛鳥役)の劇中写真が解禁となった。

【画像】『極悪女王』剛力彩芽&唐田えりかの場面写真

 1970年年代から80年年代、空前の女子プロレスブームが日本中を席巻した。“スター”レスラーは、リング上で観客を熱狂させるプロレス試合を行うのはもちろん、歌にダンス、連日のテレビ出演と、彼女たちを見ない日はないほど活躍の場を広げ、アイドルに勝るとも劣らない国民的人気を獲得。日本中でその名を知らない者はいないトップ・オブ・トップに君臨していた。その最盛期と言える80年代当時、最も輝かしい黄金期を築き上げたのが、「クラッシュ・ギャルズ」の2人だった。



 クラッシュ・ギャルズは、長与千種とライオネス飛鳥により、83年に結成。その翌年には歌手デビューを果たした。きょう8月21日は、1984年、クラッシュ・ギャルズがアイドルレスラーとして不動の人気を誇るきっかけとなったデビュー曲「炎の聖書(ほのおのバイブル)」の発売から40周年の記念日。この曲とともに当時の熱狂を記憶に刻んでいるファンも多くいることだろう。

 ビューティ・ペア解散後、“クラッシュ旋風”と呼ばれるほどの社会現象を巻き起こし、女子プロレス界のこれまでの歴史を塗り替える驚異の活躍で日本中を席巻していくクラッシュ・ギャルズ。連日にわたってゴールデンタイムのテレビ番組に出演。CM、歌番組、連続ドラマ、アイドル雑誌や単独コンサートと、熱狂的な親衛隊ファンも各地で生まれるほどトップアイドルレスラーとして誰もが知る存在となった。

 実際、その経済効果も計り知れず、クラッシュ・ギャルズは約3年で女子プロ史上最高額の3億円を稼いだと言われており、1万3500人の大観衆を集めた日本武道館での試合(85年)では、売店だけで1500万円以上の売上を叩き出したという逸話も残されている。さらに、同試合のゴールデンタイム生中継は、同時間帯の男子プロレスを大いに上回る15.1%の高視聴率をマーク。ダンプ松本率いる極悪同盟が登場して以降、クラッシュ人気はさらなる飛躍を遂げ、過去に例をみない空前のプロレスブームを巻き起こしていった。

 スターとして輝かしい日々を送るクラッシュ・ギャルズの2人は、練習生時代から仲の良かった同期生。エースとして期待されていた飛鳥、そして、落ちこぼれの劣等生だった長与のコンビは、一気に中高生の少女たちを中心に人気を集めたが、かくいう2人も、元はどこにでもいる普通の少女であった。

 本作でも、憧れだったプロレスラーという夢をかなえるためにオーディションに挑み、苦しい練習に耐え、鍛え抜いた先にようやくリングに立つことが出来た2人が描かれる。ただ強くなりたいと願う、何者でもなかった2人の少女が、最恐ヒールと呼ばれるダンプ松本とともに、異常な“熱狂”の時代を作り上げていく。

 本作では、ダンプ松本役のゆりやん、クラッシュ・ギャルズの2人を演じた唐田、剛力を中心に、徹底的な体作りを行い、当時の試合はもちろん本人たちのクセや仕草に至るまで日々研究を重ねた上で撮影に臨んでいる。

 落ちこぼれとしてスタートしながらスターの階段を駆け上がる長与を演じた唐田は「自分と長与さんとの間に何か共通部分があると感じて、この役は絶対にやりたいと思ったんです」と、長与本人にシンパシーを感じていたことを明かし、「衣装も髪型も再現度が高くて、現場にいると世界観に入り込めました。良い意味で芝居をしている感覚があまりなくて、自然に役に入る感じでした。『何日後に試合だから、 試合に備えて調整しないと』みたいに、会話もすっかりレスラーになっていました」と話すほどプロレスにのめり込んでいた撮影当時を振り返る。

 同期の中で最も運動能力が高く、技術に秀でていた飛鳥を演じた剛力は「実際の飛鳥さんの映像を見て、ずっと千種さんを追って、守っていると感じて。視る人というポイントをすごく意識していました」と飛鳥の特徴を捉えながら撮影に臨んでいた。

 主要なキャラクターだけでなく、レスラー役は全員オーディションによって選ばれており、女子プロレス団体「Marvelous」を率いる長与千種自ら俳優たちの肉体改造、そしてフプロレスシーンの構成も担うスーパーバイザーとして参加している。

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