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大家族が暮らす10坪の家 急な斜面地→高低差を活かし狭小を克服「豊かな時間を過ごせるように」【住人十色】

ORICON NEWS / 2024年8月21日 20時35分

急な坂道に建つ細長い形の家 写真提供:MBS

 俳優の駿河太郎、三船美佳がMCを務める、MBSテレビ『住人十色 ~家の数だけある、家族のカタチ~』(毎週土曜 後5:00 ※関西ローカル)の24日放送回は、「まさかの坂道!? 大家族が暮らす10坪の家」紹介する。

【場面カット】秘密基地のような子どものスペースや眺めも抜群のスタディスペースも

 舞台は神奈川県横浜市。急な坂道に建つ、大家族が暮らす家を紹介する。住人(アルジ)は、男女4人の子どもを持つ6人家族。昨年、横浜市内に新居を構えた。細長い形の家は、間口3.3メートルに対して奥行きが12メートル。建坪はわずか10坪しかなく、6人暮らしにしてはかなりコンパクトだ。

 しかも、登るのも苦労するような急な坂道の上に建っている。結婚後、住人(アルジ)夫妻は横浜市内の2LDKマンションに住んでいたが、子どもが4人生まれ、家が手狭に。リビングも混雑し、毎日子どもたちのケンカが絶えなかったという。



 そこで家を建てようと、目を付けたのが急な斜面地。住宅街で放置されていたような土地だったおかげで、なんと相場の3分の1以下の約1000万円で手にすることができた。そして高低差3.6メートルの坂を活かして4層のスキップフロアを作ることで、床面積を確保。狭小を克服することができた。

 こうして子ども4人がのびのびと遊べるような空間を作りながら、大家族でも家事や育児がストレスなくできる仕掛けを詰め込んだ。玄関は坂の下側にある。以前のマンションでは玄関が大渋滞になっていたため、家族6人でも座って靴が履けるよう、広く作った。

 階段を上がると、メインスペースのリビングダイニングが現れる。5帖とコンパクトながら天井高が3.9メートルもあり、高窓から明るい光が差し込んでいる。ダイニングの奥に設けた40センチの小上がりはリビングスペース。食事のときは小上がりに座ることで、イスが不要に。

 さらに下に収納を設けて子どものオムツをしまい、小上がりはオムツ替えのスペースとしても利用している。床は天然素材から作られたリノリウムを使用。医療機関や教育施設にも用いられる床材は抗菌や脱臭効果があり、手入れもしやすい。キッチンは10帖と、リビングダイニングの2倍の広さ。大きなアイランド型と壁付け型の2つのカウンターがあり、夫妻2人が立っても楽に作業ができる。わざわざリビングダイニングのスペースを削ってまでキッチンを大きく作ったのには理由がある。それは、家族で料理をするため。休日にはみんなで餃子を作るのだそう。

 キッチンから本棚がある階段を上がって2層目の奥にあるのは、4人の子どもスペース。坂道の高低差を活かして2部屋を上下に配置し、間はすべり棒でつないでいる。天井高1.4メートルの下のスペースはまさに秘密基地で、ここだけは散らかしてもOKというルールにすることで、リビングがおもちゃであふれる心配がない。またキッチンから気配がうかがえる位置にあるので、親も安心なのだという。

 子ども部屋からつながる3層目は、スタディスペース。窓際に子どもたちが勉強するカウンターが設けられ、眺めも抜群だ。4人の子育てで大変なのが、毎日の洗濯とお風呂。そこで玄関の奥に水回りをまとめて、1階で洗濯して乾燥させると、そのすぐそばに収納。上下階への移動をなくして、「家事楽動線」を実現している。

 この家の住み心地について、「家族団らんの時間が取れて、豊かな時間を過ごせるようになりました」と妻。そして「マンションにいたときはずっと時計を見て過ごしてましたが、この家に引っ越してからは時間がゆったりと流れている気がします」と変化を語る。

 また、子どもたちにも変化があったようで、夫は「好きなところで遊んでいるので、前よりいい」とのびのびと過ごす姿を喜ぶ。これからも坂道に佇む唯一無二の小さな家で、つかず離れず、人生の坂道も子ども達と一緒にのぼっていくことだろう。

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