ホラー映画『サユリ』“ばあちゃん”役熱演の根岸季衣を原作者が絶賛「笑かしてもらいました」
ORICON NEWS / 2024年8月24日 13時6分
漫画家・押切蓮介氏によるオカルトコミックを、『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』シリーズで知られる鬼才・白石晃士監督がハイブリッドに実写映画化した『サユリ』(公開中)の初日舞台あいさつが23日、都内映画館で実施され、主演の南出凌嘉、共演の根岸季衣、近藤華、原作者の押切氏、そして白石監督が登壇した。
【画像】登壇者のソロカット
6年越しにようやく公開を迎えたという本作について、白石監督は「感無量でございます。ありったけの思いを込めて作った映画なのでぜひ楽しんでください」としみじみと観客にあいさつした。
自身の漫画が映画化され念願の公開を迎えて「感無量」と話す押切氏は、「朝からずっとエゴサーチをしていて、今はエゴサ疲れしています。でも、帰ったらまた引き続きエゴサを楽しもうと思ってます」と本編を鑑賞したファンの感想を気にかけている様子。続けて白石監督は、人気漫画の実写映画化を自身が手がけたことについて、「この作品には生命力の価値が描かれていると思いました。死の世界と生命力の世界、両方を描くことを核として作りました」と自身の解釈を明かした。
本作でホラー映画初挑戦となった南出と近藤はオーディションで抜てきされた。その決め手となった理由について白石監督は「南出さんは風貌が押切さんの漫画に出てきそうなお顔付きだなと思ったのと、オーディション時の雰囲気がまさに則雄だった」と答え、オーディションでの南出の佇まいをほめちぎった。近藤については、「役に誠実に向き合う姿勢と、演技を観た時に彼女しかいないと思いました」と太鼓判を押した。白石監督の言葉を受け、南出と近藤は笑顔を見せていた。
原作漫画でも屈指の人気を誇るキャラクター“ばあちゃん”を演じた根岸は、映画化にあたって大胆な衣装や髪型にチャレンジしたことが話題に上がり、「原作漫画からビジュアルが離れてしまって申し訳ございません」と原作者の押切氏に伝える場面も。すかさず押切氏は「最高でした。笑かしてもらいました」と逆に大絶賛。
根岸との共演を夢のようだと話す南出は、「あっという間に撮影期間が過ぎてしまって寂しかったです。自分より先に根岸さんがクランクアップを迎えた時が一番悲しかった」と当時を振り返ると、すかさず根岸は「わたしもよ!」と返し、“則雄とばあちゃん”の絆が、南出と根岸からもうかがえた。
人気キャラ“ばあちゃん”をどのように生み出したのかを聞かれた押切氏は「僕の母がモデルです。今日もこの場に母が見に来ているのですが、母はこのことを知らないのでを衝撃を受けていると思います」と明かし、会場全体が驚きに包まれた。
続けて、ファンから募集した質問に答えるコーナーでは、“撮影中の印象に残っているエピソードは何か”と聞かれた近藤が「みんなで休憩時間によくトランプをしていたんですけど、人間役の方と幽霊役の方が混ざっていてすごく不思議な光景でした」とアットホームな現場の様子を語った。南出は「見た目が怖い“サユリ”さんが一番現場をほのぼのさせてくれていました」と明かした。
“実際に幽霊が目の前に現れたら立ち向かいますか?”という質問対しては、全員が立ち向かわないという答えで一致。白石監督は「実際に白い手を目撃したことがあるのですが、その際は握手したくてつかもうとしました。近づきたいし触りたいです」と恐怖エピソードを披露。南出は「一緒に住んで仲良くなれたら良いですね」と南出らしいほのぼのとした理由をあげる一方、近藤は「逃げるか固まるか。もし戦うなら口論します。口で戦います」とそれぞれ幽霊に対しての対策を話した。
最後のあいさつでは、南出が「本作は今までにないホラー映画となっております。すごく怖いんですが痛快で観終わったらなぜか元気が出る映画です。一人でも多くの方々に観ていただきたいです!」とアピール。近藤は「私自身ホラーが得意ではないのですが、そんな私でも楽しめました。周りにそんな方がいたらホラー以外の要素でも楽しめるよということを伝えてあげてほしいです」。
押切氏は「僕と白石監督が“最恐タッグ”と謳われておりますが、まだLINEの交換をしておりません。この映画がヒットしたらぜひLINEの交換をさせていただきたいです!」と会場の笑いを誘った。そして、白石監督が「フラットな気持ちで映画に身を任せていただいて、怖くて楽しい思いをしてください。ホラーってこういう映画もあるんだと楽しみを知っていただけたらうれしいです」と締めくくった。
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