1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

【RIZIN】萩原京平「こっから本当のスタート」練習環境を変え再起!鈴木千裕へのリベンジ、そして平本蓮と頂点で再戦へ【独占インタビュー】

ORICON NEWS / 2024年8月24日 12時0分

9.29『Yogibo presents RIZIN.48』で高木凌と対戦する萩原京平 (C)ORICON NewS inc.

 9月29日開催の『Yogibo presents RIZIN.48』(さいたまスーパーアリーナ)で、新鋭の高木凌と対戦が決定した“アンダーグラウンドエンペラー”こと萩原京平。会見で顔を並べた際には「試合前から変な絡み方をされて、リスペクトのない奴やなと思ってムカついてるので。しっかりと格の違いを見せて倒そうと思ってます」と言い放った。

【動画】『RIZIN』萩原京平「こっからが本当のスタート」練習環境を変え再起!連戦連勝で平本蓮と頂点で再戦へ!

 3連敗を経て昨年4月にカイル・アグォンに勝利して復活するも、9月に牛久絢太郎、そして今年3月には武田光司に連敗。その直後にはバンタム級転向を示唆するも、フェザー級の継続、そして環境を一新するため練習拠点を地元・大阪から東京の名門ジム「TRIBE TOKYO MMA」に完全に移した。まさにゼロからの再出発を誓う萩原に、ここから描く逆転ストーリー、そして“クソガキ”と呼ぶ平本蓮への思いを聞いた。



■再びの連勝街道へ、階級変更ではなく厳しい練習環境を選択「ケツを叩いてくれる人が必要」

――3月の武田光司戦の数日後に「バンタム級への転向」と語っていましたが、今回もフェザー級での試合になった理由は?

萩原 シンプルに考えが変わったというか。あの時は負けて何かを変えないといけないと自分なりに考えた結果、海外で外国人選手の体のデカさやフィジカルの強さを感じて、自分はバンタム級が適正かなと思って発表しました。その後に、鈴木千裕と金原正徳さんの試合や、フェザー級のいろんな選手が活躍していくのを見て、階級を1つ落とすのはやっぱり違うなって思って、考えが変わったので撤回しました。

――『超RIZIN.3』で朝倉未来さんが負けた直後に「俺が朝倉未来の仇(かたき)を取る」とおっしゃっていましたが、フェザー級で平本蓮選手との再戦も見据えている?

萩原 もちろんそれもあるし、フェザー級で自分が負けてる選手も多いのでしっかりやり返しますよ。あの試合に関しては、未来が平本にけっこうあっさり負けちゃったじゃないですか。未来がどういう作戦を組んでいたかわからないですけど、しっかり作戦通りにやればあの結果になっていなかったと思うんで。今まで時代を引っ張って来た人間が、あんな若造に時代を渡してしまって、ちょっと悔しいみたいな気持ちがあったので「アイツの仇は俺が取る」って言いました。

――RIZINで上を目指していくための再起戦となりますが、今回の対戦相手として若手で勢いのある高木凌選手をオファーされた時の感想は?

萩原 いい選手って思っていたし、久しぶりにストライカーとの試合なので、シンプルにワクワクしましたね。

――この夏に生活拠点を地元の大阪から東京に移し、現在は長南亮さんのジム「TRIBE TOKYO MMA」で練習されているんですよね。

萩原 そうです、今はTRIBEだけで練習しています。前回の武田光司戦で負けて何かを変えないといけないと思ったのが一番大きな理由で、MMAで上を目指すには身近にMMAに詳しい人が必要だけど、それまでの環境ではちょっと限界を感じていて。自分は格闘技をそんなに長く続ける気もないし、最後に一花咲かせるためには最初からずっとやってきたチームを一度離れて、MMAのプロフェッショナル集団に入る必要があった。そこでいろいろ調べて、いい選手が多くてコーチの長南さんも厳しいという話を聞いて、自分のケツを叩いてくれる人が大事だと思って、長南さんに連絡して「TRIBEでやりたい」と伝えました。

――TRIBE TOKYO MMAではYA-MAN選手も練習していますが、ジムで一緒に肌を合わせることもあるんでしょうか?

萩原 はい、何回か一緒にやっていて「本番にめっちゃ強いタイプ」なんだって思いましたね。練習でものすごい強さを感じたわけじゃないんですけど、パンチ、特に右ストレートがシャープに飛んでくるというか…、(FIGHT CLUBで)朝倉未来を倒したのも右ストレートじゃないですか。自分も練習で一発もらったけど、こんなに最短距離で出てくるんだってビックリしたし、本番の勝負強さがある選手だって感じました。一緒に『RIZIN.48』に出場する佐藤将光選手とも練習をやっています。

――生活環境も一気に変わったので、大変そうですね。

萩原 初めての東京生活で、ようやくちょっと慣れてきました(笑)。1ヶ月くらい前から来てて、ずっとホテル暮らしで落ち着かない部分もあったけど、ようやく家が決まって間もなく入居できるので、こっからが本当の意味でのスタートかなと。こっちに来た理由は格闘技だけなんで、家もジムの近くにして、毎日TRIBEに通うことが生活のメインになります。

■RIZIN参戦初期のように「無茶してガンガン試合をしないとアカン」大みそかまで3連戦!?

――去年末はフアン・アーチュレッタ選手のジムでも練習されていましたが、またアメリカに行く予定は?

萩原 また行くつもりではあるのですが、自分が詳しく聞きたいことがあっても言葉の壁があって理解できなかったり、自分は今まで基礎をだいぶ飛ばしてきたので、アメリカの最先端の技術を使いこなす基礎技術が足りないと感じました。だから今の自分に必要なのはアメリカに行くことよりも、しっかりコミュニケーションが取れて指導してくれるコーチがいるジムで練習することだなと。これまで飛ばしまくってきたステップをTRIBEでじっくり取り組んでいます。

――ステップを飛ばしまくってきたのに、RIZINで結果を残しているのもスゴいと思います(笑)。

萩原 でも、そのツケが今になって回ってきてるなと思うので、しっかり何年かTRIBEで練習して、その後にいろんな道が見えてきたらまたアメリカとかに行きたいですね。実際、TRIBEの練習はキツいし、一般会員さんでも強い人が多いから刺激になってます。プロ練習も地方から上京して「格闘技で自分をどうにかしたい」っていう選手が集まっているので、いい空気感の中でやれているし、ジムでの会話も大阪と全然違います。

――いい意味で、萩原選手を特別扱いしないということですね。

萩原 そうです、ジムでいえば自分はまだまだ下っ端なんで(笑)。そういう環境がけっこう新鮮で、みんな優しく教えてくれるし、いい人が多いですね。

――3月に階級を下げると発表した際は、朝倉未来さんが「階級落とすんなら一緒に練習やろーぜ」とSNSで呼びかけて、金原正徳さんも最近の動画で「東京にいるなら練習機会があればいいな」と語っていました。

萩原 愛されてますね(笑)。今はTRIBEの環境で十分満足していますので、他のジムに行く必要もないと思うのですが、タイミングが合えば一緒にやってみたいですね。

――東京に来たことで、これまで以上に街で声をかけられる機会も増えたのでは?

萩原 そうですね、うれしいですね。ヤンチャ系の男の子も多いんですけど、この前はホテルの受付のお母さん世代が、スモーカーポーズしながら「この人やね」って言ってくれました(笑)。

――幅広いですね!萩原選手のRIZIN参戦直後にハイペースで試合を重ねたことで、一気に知名度が広まったと思いますが、去年は2試合、今年も今回が2試合目となります。試合間隔についてはどうお考えですか?

萩原 一気に試合を重ねたことで自分の知名度も経験値も上がったけど、確かに最近は試合数が減っていて、いろいろ考えた結果、今はちょっと無茶して昔みたいにガンガン試合しないとアカン時期やなって思って。次の高木凌に勝って、大みそかの前に大会があればそこにも出て、そして大みそかに出るくらいの気持ちで準備しています。

――9月から大みそかまでに3連戦ですか!

萩原 昔はそういうペースで試合をやってきて、自分が今の位置にいられていると思うし、鈴木千裕もそんな感じでやってたじゃないですか。今は無茶するタイミングというか、そこを掴めるか掴めないかは自分次第ですけど、無茶したほうがチャンスは来やすし、それが今かなと思っています。

■平本蓮、鈴木千裕、主役として戦う『超RIZIN.4』……「全部現実にするんで!」

――『超RIZIN.3』で朝倉未来さんに勝利した平本選手は、MMAデビュー戦の相手である萩原選手を意識した発言や、SNSでもエールを送ることも多いですが、萩原選手は平本選手との再戦は意識していますか?

萩原 もちろん考えますけど、タイミング次第でお互いに勝ち上がった時にやるのが理想かなと。運営側のタイミングとか、ファンの希望とかで試合が組まれたら全然やる気ですけど、一番運気が高まった時に平本とやれたら、日本中を巻き込んで盛り上がるカードになるんじゃないかと思っています。

――3年半前はマウントからボッコボコに殴って倒した平本選手が、3年半後に4万8000人の大観衆が集まる大会のメインで朝倉未来と戦い、日本中を盛り上げるまでの存在になりました。

萩原 普通にムカつきますね。しかも未来に勝っちゃったので、シンプルに悔しいですよ。自分は平本ともう1回やっても絶対に負ける気はしないし、またボッコボコにできる自信もあるので、その時まで待っとけよって感じです。

――ファイターとして『超RIZIN.3』を見た感想は?

萩原 すごかったですね、会場に人がめっちゃ入っていて。自分が今までやってきたさいたまスーパーアリーナと全然違って、こういう中で試合ができるのは羨ましかった。次は自分が中心になってあんな大会ができたら、絶対に面白いでしょ。

――最近は立ち技から来た選手がRIZINをかき回しているので、打撃が得意な萩原選手への期待もまた高まっています。

萩原 まだまだかき乱すつもりだし、俺がこの渦の中に入ってないともっと盛り上がらないなっていうのは客観的に感じたので、けっこう気持ちは燃えてますよ。

――そのためにも次の試合で勝って、3年ぶりに大みそかの舞台に立たないとですね。

萩原 そんなに出てないか…。でも去年も一昨年も会場にいて悔しさを感じていたし、大みそかが格闘技の一番の舞台なので、今年は絶対に試合しますので、期待しててください、こっから覚醒しますよ。ふてぶてしいクソガキの高木凌にナメられてマジでムカついてるんで、思いっきり殴ったろと思ってるんで。高木と練習してる鈴木千裕がセコンドに来てたら、勝利後のマイクで「俺とやろうや」って喧嘩を売って、最初はノンタイトルでやって俺が勝って、大阪ドームの『超RIZIN.4』でリマッチのタイトル戦をやって、俺が地元でベルトをもらう。ここまでシナリオが見えてますから、全部現実にするんで楽しみにしとってください!

◆萩原京平
17歳の頃より大阪の地下格闘技イベントに出場して名を上げ、2020年8月のRIZINデビュー戦では白川陸斗相手に終始スタンドで攻め続けレフェリーストップによりTKO勝利を収めると、4大会連続参戦となる同年大みそか大会で、MMA転向した元K-1ファイターの平本蓮に洗礼を浴びせTKO勝ちを収めた。21年10月にはかねてから希望していた朝倉未来と対戦するも、終始圧倒されて判定負けを喫した。

その後は2連勝するも、22年3月に弥益ドミネーター聡志、5月にはクレベル・コイケに連続一本負け。武者修行を経た9月の鈴木千裕戦も一本負けに終わり3連敗。23年4月、崖っぷちで迎えた地元・大阪大会でカイル・アグォンを相手に15分間凌ぎ切り判定勝利で連敗を脱した。しかし23年9月の牛久絢太郎戦、24年3月の武田光司戦で判定負けの苦杯を喫しまたもや連敗に。今回はストライカー高木を持ち前の打撃でマットに沈め、再び連勝街道を目指す。

●9月29日『Yogibo presents RIZIN.48』対戦カード
(さいたまスーパーアリーナ)
・ライト級タイトルマッチ
【王者】ホベルト・サトシ・ソウザ vs. 【挑戦者】ルイス・グスタボ
・バンタム級王座決定戦
井上直樹 vs. キム・スーチョル
・スーパーアトム級
伊澤星花 vs. 浅倉カンナ
・フェザー級
萩原京平 vs. 高木凌
・バンタム級
元谷友貴vs.太田忍
・バンタム級
牛久絢太郎vs.佐藤将光
・バンタム級
金太郎vs.秋元強真
・フライ級
新井丈vs.エンカジムーロ・ズールー
・ライト級
矢地祐介vs.宇佐美正パトリック
・フェザー級
カルシャガ・ダウトベックvs.木下カラテ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください