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【21歳差夫婦】「アンチしか来ない!」のになぜ発信? 誹謗中傷に悩む51歳妻を支えたメンタル最強夫と応援の声

ORICON NEWS / 2024年8月27日 11時30分

21歳差の夫婦、かいさん(31歳)えみさん(52歳) 写真提供:若埜ん家(わかのんち)

 YouTubeで登録者数10.5万人と注目を集めている『若埜ん家(わかのんち)ちゃんねる』 (@wakanodisney)。えみさん(52歳)とかいさん(31歳)の21歳差夫婦が、結婚に至るまでの苦悩や本音、結婚後の日常を公開し、「素敵な2人に癒される」「幸せな気持ちになる」など多くの人々を勇気づけている。6年間の交際期間中は山あり谷あり、何度も別れ話が出たという2人だが、なぜ結婚後にYouTubeでプライベートを公開しようと思ったのか。話を聞いた。

【動画】「5年後には別れる」「BBAのくせに!」…ひどいアンチコメに夫婦がガチ対応

■年の差の葛藤で週4日は別れ話…、「同じように立ち止まってしまう人がきっといる」



 2人が出会ったのは、今から10年前。かいさんが新入社員として配属された部署の上司がえみさんで、かいさんはえみさんに一目ぼれ。職場の先輩から情報収集し、えみさんが自分より21歳年上の42歳(当時)であること、3人の子を持つシングルマザーであることを知っても、「まったく気にならず、むしろシングルならアプローチするしかない!」と思い、「控えめに断られ続けたけど、めげずに誘い続けた」と振り返る。

 一方のえみさんは、「21歳も下の人からアプローチなんて、芸能人にはあっても、自分には起こるわけない!」と当初は猜疑心の塊に。しかし、かいさんの真剣な気持ちや誠実な人柄を知るにつけ、心は次第に傾いていった。一番の気がかりだった中2の息子からの後押しもあり、交際をスタート。そして、6年という歳月を重ねたあと、2人が入籍したのは今から4年前の2020年8月24日のこと。2人のYouTube『若埜ん家(わかのんち)ちゃんねる』はその日、入籍届を提出しに行くえみさんのひとり語りからスタートした。

――なぜYouTubeで“21歳年の差婚”をテーマに配信しようと思われたのですか?

【かい】僕たちは、交際している6年間、山あり谷あり、本当にいろいろなことがあって、めちゃくちゃいろいろなことを乗り越えてきました。えみの子どものこと、僕の両親に対するえみの気兼ね、僕との子どもを産めないかもしれないことなど、週に2日3日、多いときは4日くらい別れ話をしていたときもありました。

 でも、2人で何度も話し合って、それでも一緒にいたい、結婚しようと覚悟を決めてからは、衝突することもなく一気に穏やかな毎日に。それを感じたときに、僕らと同じような悩みを抱えて、僕らと同じように立ち止まってしまっている人たちがきっといるはずだから、僕らの経験が少しでも参考や助けになったらと思って。えみにYouTubeで発信することを提案しました。

――かいさんからの提案を聞いて、えみさんはどう思いましたか?

【えみ】最初は「アンチコメントしか来ないから嫌だ!」って言い続けていました。でも、よくよく考えたら、自分もかいくんと交際している6年の間、つらかったときにネットで同じような境遇の人を探していたんです。でも当時は、デメリットを取り上げた記事のほうが多くて、とても寂しい思いをしたことを思い出して。

 もし私がコミュニティを作れば、同じような境遇の人が集まれるかもしれないと考えるようになりました。例えば、年の差婚20年という人がいたら、私にとってはその人は“希望”です。そういうお友だちができるようなコミュニティが作れたらいいなと思いました。

――YouTubeを始めてから約4年、結婚に至るまでの経緯から、お互いの本音やえみさんの息子さんの本音、老後に対する考えや年上妻の老化についてなど、これまで700本を超す動画を投稿し、今やチャンネル登録者数も10.5万人となっています。結婚記念日や誕生日、旅行の動画など、仲睦まじい様子も発信していますが、どんなテーマに反響がありますか?

【えみ】出会ったきっかけや、交際が始まった経緯、そして、初めてかいくんのご両親に会った日のエピソードを紹介した動画の反響が大きいです。

――初めてかいさんのご両親に会った日の【結婚を両親に認めてもらったエピソード】には「泣けた」「みんな優しい」「幸せな気持ちになった」など、感動のコメントが多数寄せられました。また、出会ったきっかけや交際が始まった経緯を綴った【付き合うまでの軌跡】は25万回視聴を記録。同じ立場の人からの「励みになった」という声はもちろん、「恋愛に年の差なんて関係ないと思った」「今まで年の差夫婦には偏見しかなかったが、180度考えが変わった」などのコメントも。

【えみ】本当にありがたいですね。

――その一方で、アンチコメントも多数寄せられているとのこと。【抱えきれなくなったので公開します】と題して、見ている人が気に病むほどにならない程度のアンチコメントを抜粋して、「アンチにも更生のチャンスを」と「アンチコメント選手権」として公開されているのもお2人のチャンネルの特徴です。

【えみ】かいくんはものすごくメンタルが強くて、誹謗中傷が来ると喜ぶくらいなので、ネタにしちゃってるんですけど(苦笑)。でも、私はアンチコメントは覚悟の上でYouTubeを始めたとはいえ、本当にダメで…。チャンネル登録数が1000人くらいになって、そういうコメントが増えるようになったときに、「もうやりたくない」と配信の頻度を抑えたこともありました。

 でも、そうしたら「えみさん大丈夫?」とか「最近どうしてますか?」とか、心配してくださる声がたくさん寄せられて。それを見て、少数のアンチコメントにとらわれないで、応援してくださる方の声を励みに頑張ろうって思うようになりました。

――かいさんは、ダメージを受けているえみさんにどのような声がけをしてきましたか?

【かい】蔑んでくるような人のコメントを見るよりも、応援コメントを見てほしいと言ってきました。

――応援してくださる方々のコメントの中でも、とくに印象に残っているのはどんな言葉ですか?

【えみ】何かしらの壁にぶつかって私が立ち止まってしまったときに、「あなたが自分は間違っているんじゃないかと立ち止まっている姿を見ると、不安になるから立ち止まらないでください」と言われたことです。頑張って前を向かなきゃと、とても勇気づけられました。

 ほかにも、「悩んでしまったとき、若埜ん家の動画を見て、自分は間違っていないんだと思えて、彼と仲良く過ごせてます」とか、「あなたは私たちの希望の星です」というコメントをいただくと、たくさんの人が私を応援してくれていて、ほんまに一人じゃないんだなって幸せな気持ちになれています。

(文:河上いつ子)

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