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『男はつらいよ』55周年、ファン300人が集結 山田洋次監督が会場の“寅さん”に笑顔「こんなにいっぱい帰ってきてくれたんだね」

ORICON NEWS / 2024年8月27日 19時25分

『男はつらいよ』55周年記念 ファン大感謝祭イベントに出席した(左から)北山雅康、山田洋次監督、玉袋筋太郎、昴生(C)ORICON NewS inc.

 映画監督の山田洋次氏が27日、都内で行われた映画『男はつらいよ』55周年記念ファン大感謝祭イベントに参加した。山田監督と渥美清さん主演による人情コメディの金字塔が55年前のきょう、封切りに。これを記念して300人のファンが東京・葛飾区の映画館で行われたイベントに集まった。

【写真】お宝が当選したファンの女の子に優しく声をかけた山田洋次監督

 同シリーズの大ファンだという玉袋筋太郎(浅草キッド)、昴生(ミキ)のほか、司会として出演者でもある俳優・北山雅康が参加するなか、劇場には300人が集結。それぞれ『寅さん』グッズを身に着け、背広や帽子など衣装を着用した男女、お子さんの姿も。山田監督は「今ごろ寅さんはどこを旅してるんだろうと思っていたけど。きょうはこんなにいっぱい帰ってきてくれたんだね」と客席を見渡し目を細めた。



 昴生はコロナ禍の緊急事態宣言中、49作を3日ぶっつづけで鑑賞したことで今作のファンに。「人間関係のすばらしさを漫才に生かせればと。よく寝る前にみて明日の活力にしようとして思います」と魅力を語ると、山田監督も「3日ということはほぼ寝ずに。ありがたいお客さん」と驚き、玉袋も「映画のなかで旅していたんですね」と感心した。

 イベントでは、ファンからの質疑応答やお宝グッズが当選する抽選コーナーも。『朝日印刷所・博の作業着』が3人にプレゼントされると、昴生と玉袋は「僕らがほしい!」「ワークマンじゃ売ってない」と大騒ぎ。さらに『寅次郎の相合い傘』を8歳の女の子が当選すると山田監督が「これはね、いいもんだね。お嬢ちゃんにはちょっと大きいかもしれない」と傘を開いて“相合い傘”すると、玉袋は「リリー(浅丘ルリ子)にみえてきたよ」とほほ笑んだ。

 この日は、ファン投票で決定した上位5位の作品を発表。第2位は第1作『男はつらいよ』、第3位は第25作『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』、第4位は第32作『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』、第5位は第15作『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』、第50作『男はつらいよ お帰り 寅さん』となった。

 山田監督は1作目『男はつらいよ』について「これを作った55年前、この作品がこんなにヒットするなんて。企画年は会社が乗り気ではなかった。でもどうしても作りたかった。作っているときは気持ちは元気なかったね。失敗したら僕監督降りないといけないかもしれない。失敗したらおしまいかなって」と不安を打ち明けた。結果、シリーズは長年愛される大ヒット作に。「僕は真面目な映画だと思っていたから真面目に作った映画を笑ってもらえることが僕にとって幸せだったね」と噛み締めた。

 第1位の第17作『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』の上映を残してイベントは大盛況のうちに閉会。山田監督は「本当に思いもかけない楽しい集まりになって僕もうれしいです。本当にみなさんの気持ち伝わってくる。55年も経っているのに、こんなにみんなに寅さんが愛されていることは作り手としては膨大な幸せです」と喜びを語っていた。

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