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「ジョーカー2」“続編”への持論「失敗する可能性が極端に低い作品は作る意味がない」

ORICON NEWS / 2024年8月27日 12時0分

映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(10月11日公開)場面写真解禁 (C) & TM DC 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

 俳優ホアキン・フェニックスに「第92回アカデミー賞」主演男優賞をもたらした映画『ジョーカー』(2019年)の続編にして完結編となる『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(通称「ジョーカー2」)の場面写真が解禁となった。

【画像】解禁となった場面写真は7点

 『ジョーカー』では、コメディアンを夢見る、孤独だが純粋で心優しい男。笑いのある人生は素晴らしいと信じ、都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながらドン底から抜け出そうともがく彼が、理不尽だらけの世の中で、悪のカリスマ《ジョーカー》へと変貌を遂げるまでが描かれた。

 前作から2年後が舞台となる「ジョーカー2」では、社会への反逆者・民衆の代弁者として祭り上げられたジョーカーの暴走がさらに加速。ジョーカーはレディー・ガガ演じるリーと呼ばれる謎の女と出会い、ジョーカーの狂気がリーへ、そして群衆へと拡散。世界を巻き込むジョーカーの新たなショー=事件の幕が開ける。



 解禁された場面写真では、アイコンとも言える狂気的な笑顔をのぞかせる“悪のカリスマ”ジョーカーや、未だにその正体が謎に包まれているリーの姿を見ることができる。

 おなじみのピエロメイクを施したジョーカーと、そんな彼にとりつかれたような表情を浮かべるリーの一枚や、ジョーカーと同じく顔にメイクを施し、虚ろな表情を浮かべる姿を映し出した一枚からも、ジョーカーの狂気が周りの者たちにも次々と影響を与え、世界を巻き込んでいく様が垣間見える。

 そして、スポットライトに照らされるジョーカーとリーの2人。ジョーカーの狂気に当てられた者たちによる新たなショーが幕を上げ、社会への反逆が始まることを予感させる。

 『ジョーカー』の続編製作に踏み切った理由についてトッド・フィリップス監督は「ホアキンが続編をやる唯一の理由は、彼にとって恐ろしいと感じる作品だったからだ。彼は前作の撮影で『一体何をやっているんだ?』という恐怖を毎日感じることを本当に楽しんでいた。そして今回も同じくらいの恐怖を感じたがっていたんだ。彼は『もしやるなら、それがうまくいかない可能性を感じたい』と言っていた。それがまさに僕にとっての続編を作る理由だった」と明かしている。

 主演のホアキン・フェニックスも「危険性を感じない作品や、失敗する可能性が極端に低い作品は作る意味がない」と本作が前作以上の意欲作であること明かしており、観客の想像を超える“衝撃”が待ち受けていることは間違いない。

 なお、本作は「第81回ベネチア国際映画祭」(8月28日~9月7日)でコンペティション部門への出品が決定。最高賞となる〈金獅子賞〉の栄冠を手にした前作に続く、連続受賞の行方が注目されている。

(C) & TM DC (C) 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories

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