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キスマイ千賀健永“嫌われ役”に抵抗ナシ 最低のゲス夫役を怪演「より多くの人に嫌われればいい」【インタビュー】

ORICON NEWS / 2024年9月2日 18時0分

MBSドラマ特区枠『愛人転生 ―サレ妻は死んだ後に復讐する―』に主演する千賀健永(Kis-My-Ft2) ヘアメイク:丹澤由梨子スタイリスト:柴田圭(tsujimanagement)

 「お前さ、うるさいんだよ」――。自身が出演したバラエティーの“サイコパス”なアドリブで話題を呼んだKis-My-Ft2・千賀健永(33)。その“怪演”がなんと監督の目にとまり、“最低の夫”役でドラマに起用された。俳優の香音とW主演するMBSドラマ特区枠『愛人転生 ―サレ妻は死んだ後に復讐する―』が9月5日からスタート。千賀にORICON NEWSなどがインタビューし、「嫌われることがよしとされる」役柄に体当たりで挑む心境を聞いた。

【写真あり】“御曹司”千賀健永が“サレ妻”香音に復讐される…原作コラボビジュアル

 原作・池田聖子氏、漫画・久嘉めいら氏による同名漫画を実写化。事故死したサレ妻・千里は“史上最狂のゲス夫”悠太(千賀)の愛人・瑠奈(香音)に転生してしまう。“あなたが愛するこのカラダで人生めちゃくちゃにしてあげる”。復讐を決意した千里が悠太を着実に破滅へと導いていく爽快な“転生×復讐エンターテインメント”を展開する。



 結婚して8年、妻を家政婦扱いし、罵詈雑言。その裏で若い愛人を作って溺愛。妻と愛人が事故に遭うと、千里が亡くなったにもかかわらず、目をさました瑠奈に「瑠奈が、生きていて良かった…」と告げるなどとにかく最低な悠太。どこまで千賀が振り切った演技をみせ、いかに、瑠奈に転生した千里に復讐されていくのか見どころとなる。

■“おまうる”きっかけの役柄は「僕にピッタリ(笑)」 メンバーも興味津々 

――オファーがあったときの率直な気持ちはいかがでしたか。

まさに僕にピッタリ(笑)。監督が某テレビ局でやっていた子どもに向けた僕の卑劣な言葉(『お前さ、うるさいんだよ』)を見て印象的で『この人だ!』とこの役をくださったので“ドンピシャ”だなと。

――番組での行動がオファーにつながることは、うれしいものですか。

こういう風に仕事につながるんだ…でもお仕事につながるのは遅すぎない?って(笑)もう4、5年経つので。

――実際に台本を読んでみていかがでしたか。

めっちゃ面白いんですよ。客観的に、海外に持っていきたいくらい、すごく壮大なんです。どっちかというと韓国ドラマに近い。転生ものと不倫ものをここまでいい感じに混ぜて描いている作品ってない。これはすごく大ヒットするんじゃないかな…。これは映画化するんじゃないか(笑)。

――台本はどの視点でみて、面白いと感じましたか。

展開です。日本のドラマは繊細に描かれていることが魅力だけど、『愛人転生』は壮大な展開で読めない。最初に脚本を読んで『これ、どれくらいの予算で撮るんだろう…』ってそれくらい展開が読めない。いろいろなシチュエーションもありますし、毎話、しっかりいい意味で裏切りがある。楽しめるドラマになっています。

――ご自身が演じる悠太はクセの強いキャラクターですが、参考にした役や作品はありますか。

世界観でいったら韓国ドラマの『ペントハウス』。もともと見ていて脚本を読んだときに『ペントハウス』の世界観に似ていて1回見てみようと思って何話か参考にしました。

――今回のようなヒールを演じることが決まって周りの反響はありましたか。

メンバーから『楽しみ』って言葉をいただきました。みやっち(宮田俊哉)とかニカ(二階堂高嗣)から言われましたね。そもそも“おまうる”で決まったドラマというところが気になったみたい。横尾(渉)さんは毎回、睡眠のことを気にしてきます。『寝れてるか?』って(笑)。毎回みんなに聞いているんですよね。お母さん的な感じですね。

――8月上旬にクランクインし、現在は8日ほど撮影が経過しましたが現場の雰囲気はいかがですか。

順調に進んでいますが、撮影は大変です。けどみんなと仲良くなっています。僕はFANTASTICSの八木勇征くんは前回共演して、今回は佐藤大樹くん、中島颯太くんとはもともと仲が良いので縁があります。香音ちゃんとはずっと同じシーンを撮っています。くだらない話を話せる距離感ではあります。

■『愛人転生』バージョンの新“おまうる”誕生 モラハラ演技も見どころに

――現場で実際に悠太を演じてみていかがですか。

きっかけとなったいわゆる“おまうる”はサイコパスのようなイメージなんですけど、サイコパスに寄り過ぎると、憎しみを持ちづらい。今作は復讐劇なので視聴者の方が憎しみを持っていただけないと楽しめない。なので、ある程度の人間味や、なぜ裏切り行為をしてしまうのか描かなければいけない。そういう部分は、意識しないといけないって監督さんと話し合いながら1日1日を大切に演じさせていただいています。

――演じるにあたって気をつけていることはありますか。

いいところはないんですけど、難しいのが完全なヒールでもなく、瑠奈のことが大好きだという純粋な気持ちも表現しないといけない。そこは悠太の正義なので大事にしないといけない。好きにもいろいろな形があって、欲望的な、歪んだ“好き”ではあると思うのですが出すようにしています。

――まだ完成前ということで、悠太の振り切れ具合を観るのが楽しみです。

結構難しいので悩んでいます。オーバーになりすぎて、それが当たり前になる現象があるらしくて…まさにそれになっていた。なので、「今、やりすぎてるから塩梅を気にして」と監督さんに言われながら。自分の中でも調整しています。どれくらいが悠太なのか、ドラマの筋や世界観に合うのかを相談しながら演じています。

――ずっと悠太にとっては嫌な展開が続く感じですが…。

そこも『ペントハウス』がイメージにあって復讐劇ってずっと復讐されていてもおもしろくない。僕が優位に立つ瞬間、そういう攻防が面白いです。どうなっていくのかというさじ加減が韓国ドラマっぽく、演じていても楽しんでいます。

――モラハラ的なセリフの言い方はどのように工夫しましたか。

僕の『お前さ、うるさいんだよ』ってセリフが脚本に入っているんです。オリジナルでいくのか、どうするか話し合って、監督から『オリジナルを見せてくれますか』って。役者さんも目の前にいてカメラの前でやってください、って言われたので白目を向いてやり終えたら『変えましょう』って(笑)。ダメでした。それだとコントになりすぎちゃうって恥ずかしい思いをしました(笑)。『愛人転生』バージョンの新たな『おまうる』が誕生しました。

――「今まで生きてきた中で1番怖い思いをさせてやるからな」のセリフもありましたね(笑)。

脚本に携われてうれしいです(笑)。

――第一報では『プレッシャーしかありません』とおっしゃっていましたが今はどうでしょうか。

今もプレッシャーは感じていますね。シーンをどう乗り越えようといった感じもある。でも僕の想像と監督がこうしたいと思う演技が、現場でやってみて違うときもあるけど、しっかり落とし込めるように相談しないといけないと思っていて。落とし込めないと、わけわからない顔で演じちゃう時とかあるので。『どういう気持ちでやればいいか』をなるべく聞くようにしています。悠太の役は常人では理解できない点も多いのでその点、しっかり聞いてセリフを言わないと、どういう気持ちで言っているのかわからなくなってしまう。

――欲望のままに動くキャラクターだからこそ、そのあたりのさじ加減が難しそうです。

悠太は他人の気持ちに共感せず自分の気持ちの赴くままに話す。瑠奈に対して上から目線のときもあれば、へりくだるときもある。その気持ちの切り替えの瞬間をなんで切り替わったのか、ちゃんと描かないといけないので難しいです。その強弱が憎たらしくて、復讐されたときに、スカッとした気持ちになってくれたらいいな。

――新境地となりそうですが、こう見てもらえたらいいな、というところを教えてください。

日々、一生懸命ですがこういう題材でお芝居をさせてもらうのもありがたいこと。僕はこの脚本がすごく好き。つながったときにいいものになったらいいな。それがたくさんの人に届いたときに、より多くの人に嫌われればいいな、と思います。

――今回は“嫌われ”にいく役ですが、ご自身はあまり人の目は気にしない?

嫌われることに抵抗はないですね。ものによりますけど、評判や評価を気にする人ではありましたけど気にならなくなってきちゃった(笑)。もちろん、嫌われにいく必要はないですけど、今回の作品のように嫌われることが良しとされる世界線は普段ない。嫌われて正解の世界は普段はありえないので楽しめるなと思います。

――月並みな質問ですが、もし転生するならどんな人になりたいですか。

玉森裕太です。背もそうだしオーラもそう。パリの写真とかをみているとひときわ違ったものを解き放っていますよね。

――アートや美容、今回は新境地となる役柄にチャレンジと活躍の幅を広げられていますが、今後やってみたいことはありますか。

幅を広げようとは思っていないかもしれないです。今自分ができることと、興味があることが明確になってきたからそれを突き詰めていけたらいいなと思います。

――最後に見どころをお願いします。

僕もこれまで日本のドラマはたくさん見てきましたがここまで展開が多く、壮大な作品はなかなかなかったし『転生』『不倫』が合わさったドラマは見応えがあり、面白いと思います。見ていてスカッとすると思うのでこのドラマで、僕への復讐をみて、みなさんが抱えるストレスを吹き飛ばしてください(笑)。

放送情報
2024年9月5日(木)初回放送スタート
MBS 9月5日(木)より毎週木曜 深0:59~
テレビ神奈川 9月5日(木)より毎週木曜 後11:30~
チバテレビ  9月6日(金)より毎週金曜 後11:00~
テレビ埼玉  9月11日(水) より毎週水曜 深0:00~
とちぎテレビ 9月12日(木) より毎週木曜 後10:30~
群馬テレビ  9月12日(木) より毎週木曜 後11:30~

配信
■FODで全話見放題独占配信
■TVer、MBS動画イズムで無料見逃し配信(1週間)

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