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間口5メートルの家に「中庭」と「離れ」発見 ウナギの寝床で家族が自立&安心の間取り公開【住人十色】

ORICON NEWS / 2024年8月27日 19時14分

8月31日放送『住人十色』より(C)MBSテレビ

 俳優の駿河太郎、三船美佳がMCを務める、MBSテレビ『住人十色 ~家の数だけある、家族のカタチ~』(毎週土曜 後5:00 ※関西ローカル)の8月31日放送回は、都会のウナギの寝床に「中庭」と「離れ」を作った家が登場する。

【室内写真】長い階段を上がると「中庭」そして「離れ」 印象的な175cm角の調理台も

 舞台は、大阪市阿倍野区の寺田町。住人(アルジ)は、夫妻と高校生の息子の3人家族。息子の誕生をきっかけに土地を購入し、建築家の夫が家を建てた。2階の大きな窓が印象的な建物は、間口5メートル、奥行き18メートルという縦長の土地、いわゆる“ウナギの寝床”にある。

 玄関を開けると、上まで一直線につながる長い階段が目に飛び込み、靴のまま上がっていくと、天井のない吹き抜けのスペースが出現する。ここは、建物の約3分の1もの面積を使った「中庭」で、その反対側には「離れ」がある。



 自然が多い場所で生まれ育った夫は、自宅にも実家と同様、四季を感じられるような中庭と離れを作りたかったという。中庭のおかげで、両隣を家に挟まれていても明るく開放的になったが、妻は当初、雨が降ると濡れるこのスペースは不満だった。

 母屋側にある約15帖のリビングダイニングキッチンは、昨年、大幅にリノベーションしたもの。息子も大きくなったので“大人リノベ”したという。175センチ角の大きな正方形の調理台が目を引き、ここにレンジやスパイスラック、食洗機、ゴミ箱などあらゆるものを内蔵している。テーブルも兼ねており、キッチンの高さ90センチに合わせてテーブル側には高いスツールを置いて、調理する人と座る人の視線が合うようにしている。

 正方形の調理台は、2人でコンロやシンクを同時に使っても横並びにならず、L字に向き合って立てるのも大きなメリット。ともにお酒好きで、飲みながら料理を楽しむこともある夫妻にとっては便利な形だという。

 通りに面した窓も以前は小さかったが、横3.3メートル、縦1.8メートルの巨大なフィックス窓に“大人リノベ”。「田舎者だったので、街に憧れて」という夫が、街を思う存分味わうためにこのサイズとした。街の景色に溶け込みたいからとカーテンはつけず、夜になると明るい窓の中も風景の一部に。だが、外からは丸見え。そのため妻にはさまざまな苦労があったようで…。

 中庭の先にある離れへは、外履きをはいて移動する。離れにはトイレがあり、その隣は和室。主に昼寝をするスペースになっていて、夫妻が母屋でお酒を飲んでいても、息子は静かな離れでぐっすり眠れる。

 また、3階の独立した離れには、6帖の息子の部屋があり、外から帰ると、そのまま外階段を通って部屋に入ることができる。まるでひとり暮らしのような自立心が芽生える環境の影響なのか、息子は高校生にしてブランドを立ち上げ、自分でデザインした服をSNSで販売している。

 一方、1階の駐車場の奥にも学習室がある。受験を控えている息子にとっては誘惑の多い自分の部屋よりも、この部屋の方が集中力が上がるという。また夫も現在、建築の仕事をしながら早稲田大学の通信授業を受講中で、同じ学習室を利用。そんな父の姿も息子には刺激になっている。

 ウナギの寝床にあえて作った大きな中庭と離れ、外から中が見えるほどの大きな窓。以前は反対していた妻も、今では「もうご覧くださいって感じです」と笑う。そして、そんな家を設計した夫は「僕ほんま、この家が大好きなんです。ずっと家にいてられるんですよ」とうれしそうに話す。

 離れによってそれぞれが自立した時間を過ごしながら、外から見てみると家族も街もつながっている安心感ある間取りが、明らかになる。

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