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『虎に翼』“謎多き少女”美佐江の誕生秘話 制作統括・尾崎氏、片岡凜の“怪演”に太鼓判

ORICON NEWS / 2024年8月30日 12時0分

連続テレビ小説『虎に翼』の場面カット(C)NHK

 俳優・伊藤沙莉が主演を務める、連続テレビ小説『虎に翼』(月~土 前8:00 NHK総合 ※土曜日は1週間の振り返り/月~金 前 7:30 NHK BS、BSプレミアム4K)。このほど制作統括の尾崎裕和氏がインタビューに応じ、異彩を放つ“謎多き少女”美佐江(片岡凜)について語ってくれた。

【写真】まるでホラー…視聴者が戦慄した片岡凜の表情

 第110作目の連続テレビ小説となる本作は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった女性を俳優・伊藤沙莉が演じ、彼女とその仲間たちが困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていく。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんの実話に基づく、リーガルエンターテインメントとなっている。



 片岡が演じる美佐江は、三条市の大地主・森口の娘。成績優秀で東京の大学入学を目指すため、喫茶「ライトハウス」で玉の英語の授業を受けていた。一方で疑惑も多く、寅子は他人を操って犯罪をやらせていると疑いの目を向けていたが、確たる証拠を得られてはいない。さらに売春容疑に巻き込まれる形で補導されたものの犯行への関与は否認し、家庭裁判所での審判にかけられなかった。

 尾崎氏は、美佐江が登場した背景について「裁判官のお話なので、事件の犯人のような存在がいてサスペンス的な展開が出てきます。美佐江については、新潟編を作る中で“新たな世代”というか、道男のような戦後の貧しさ故に生きていくために犯罪を犯さなきゃいけなかった人とは違い、世代が代わったところで、裕福で恵まれているんだけど、そういう方向に走ってしまう若者というものを時代背景とともに描きたいというところがありました」と明かす。

 ネット上では美佐江が寅子に「どうして人を殺したらいけないのか」と真顔で問いかける姿に震え上がるなど、その異様な空気感が話題となっているが「演出上、サスペンスにはなっているんですけど、展開ありきというよりは、年代が代わっていくことによる少年犯罪の変化を描きたいというものがベースにありました」と語る。

 そんな美佐江を演じる片岡については「美佐江役を誰にしようかなとキャスティングの話をしたときに名前が挙がりました。NHKのドラマにも出られていて演技もすてき。そしてX(旧ツイッター)の投稿もすごく個性的で聡明というか、すごくいろんなことを考えてらっしゃるんだなと。美佐江は、大人の立場から見ると何を考えているか分からない少女という役なので、キャラクター的にも片岡さんにやっていただけるとすごくハマるし、面白いんじゃないかなと思ってお願いしました」とオファーの経緯を説明した。

 片岡の“怪演ぶり”は反響も大きく、尾崎氏も「元々、すごくいいお芝居をされているんですけど、朝ドラは初挑戦ということもあって、演出といろいろと相談しながらじっくり作っていらっしゃいます。結果的にもすごくいい美佐江役になっていると思います」と太鼓判を押す。そんな美佐江は、無事に東大へ合格。今後、寅子や物語にどう関わってくるのか注目が集まる。

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