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神尾楓珠、ギター弾き語りをドラマで初披露 SPドラマ『最寄りのユートピア』で主演 ヒロインに北香那

ORICON NEWS / 2024年8月29日 12時10分

『最寄りのユートピア』に出演する(左から)神尾楓珠、北香那(C)フジテレビ

 俳優の神尾楓珠が、9月25日放送のフジテレビ系スペシャルドラマ『最寄りのユートピア』(後10:00)で主演を務めることが29日、発表された。ヒロインは、北香那が演じる。

【場面写真】ミュージシャン役を演じる神尾楓珠

 今作は、ミュージシャンとしての成功を夢見て路上ライブを中心に活動するも、いつしか音楽を楽しむ気持ち、夢への情熱を見失い、自信も目標も失いかけている主人公・工藤隆司(くどう・たかし)と、他人からは順風満帆に見えるような人生を送りながらも、いつも心に満たされない思いを抱えている木崎夕莉(きざき・ゆり)が出会い、不器用な2人が、“お酒”と“音楽”とともに過ごすことで次第に心を通わせていき、それぞれの人生に希望を見いだしていく姿を描く。



 脚本は「ヤングシナリオ大賞2023」で佳作を受賞し、今作がテレビドラマ脚本デビューとなる片岡陸氏、演出は『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016年)、『金魚妻』(2022年)などを手がけてきた並木道子氏、プロデューサーは『ナンバMG5』(2022年)、『ブルーモーメント』(2024年)などを手がけてきた栗原彩乃氏が担当する。

 神尾は、ライブ会場の警備員のアルバイトなどをしながら、ミュージシャンとして成功することを夢見て路上ライブを中心に活動する隆司を演じる。高校時代に同級生とバンドを結成し、初めて出たオーディションで声をかけられて事務所に所属し、インディーズでCDを出したりライブハウスでの何度か演奏したりと活動するも、結果が出ず5年前に解散。メンバーは結果を受け入れ、それぞれ音楽以外の道に進んだが、隆司だけは音楽の道を諦めきれず今でもフリーのシンガー・ソングライターとして活動を続けている。

 しかし、5年間なんとなく活動をしているうちに、音楽活動がいつしか日常のローテーション、惰性の作業になってしまっていた。YouTubeの再生数も伸び悩み、新曲も作れぬまま時間だけが過ぎていく。自身の才能への自信がどんどん薄れていく中、隆司は、いつしか音楽を楽しむ心をなくしていた。そんな隆司は、会社員・夕莉と出会い、素直にあふれ出てくる感情のままに話をしたり歌を歌ったりするうちに、自分にとって最も価値ある存在に気づく。

 神尾は、今作でギターの弾き語りをドラマ初披露する。バラエティー番組で歌声を披露した際、絶賛の声が数多く寄せられ、パーソナルブック『神尾WHO’S?』発売記念イベントでは、ギターの弾き語りを披露した神尾。ブラッシュアップを目指し、猛練習をしている。

 神尾は「うれしかったです!ただ、ギターの弾き語りに少し心配も。バラエティー番組で歌わせていただいたことはありましたが、今回演じる隆司はシンガー・ソングライターとして活動していて、人前で歌ったりギターの演奏に慣れている人なので、自分で大丈夫かな、と、今もプレッシャーを感じています(笑)」と率直な思いを告白。「まずは、ギターと歌を頑張って、皆さまに届けられたらいいなと思っています!今回のようなキャラクターを演じるのは初めてですが、頑張って取り組みますので、ぜひ作品をご覧いただけたらなと思います。それぞれの夢に悩みをかかえた登場人物が、人と人のつながりを通じて自分の考え方を見つめ直していくという魅力をもった作品なので、ご覧いただく皆さまが前向きになる力になれたらうれしいです!」と伝えた。

 北は、新卒で入社した全国に店舗展開する大手雑貨メーカーに勤務する会社員・夕莉を演じる。夕莉は周囲との人間関係も良く、充実した生活を送っているように見えるが、当たり障りのない日常を過ごすことに漠然とした焦燥感を抱いていた。入社以来、希望の職務につけていないが、特に行動を起こしてはいない。自分のしたいことにエネルギーを注ぎ、がむしゃらに頑張る同世代の同僚や友人に比べ、1つのことに熱中するような経験がなく、ぼんやりとした引け目を感じてきた。自分の負の感情にふたをしてきたが、偶然隆司と出会ったことをきっかけに変わり始める。

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