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五十嵐耕平監督の最新作『SUPER HAPPY FOREVER』ベネチアで大盛況

ORICON NEWS / 2024年8月29日 18時16分

五十嵐耕平監督の最新作『SUPER HAPPY FOREVER』ベネチアで大盛況(C)2024 NOBO/MLD Films/Incline/High Endz

 五十嵐耕平監督による最新作『SUPER HAPPY FOREVER』が、第81回ベネチア国際映画祭ベニス・デイズ部門でオープニング上映を行った。

【イベント写真】五十嵐耕平監督の最新作がベネチアで大盛況

 同作は、あるリゾート地を5年ぶりに訪れた幼馴染の佐野と宮田が、佐野の亡き妻・凪(なぎ)と出会った思い出の場所をめぐりながら、かつて失くした赤い帽子を探すことから始まるひと夏の物語。青春期の終わりを迎えた人々の、人生のかけがえのない瞬間をさりげなくも鮮やかに記録している。

 600席近くある上映会場のチケットはすぐに売り切れ、満席となった場内はエンドロールが始まるやいなや大きな拍手の渦に。客席にいた監督やキャスト、スタッフにスタンディングオベーションが送られた。



 上映後のQ&Aには五十嵐監督と、宮田を演じた宮田佳典が登壇。2018年と2023年という2つの時間の描き方や構成に触れる質問に、五十嵐監督は、5年間を通して実際に世界でコロナウィルスが蔓延したこと挙げながら「失われたものがあるということ、全てが変わってしまったことを強調」するために試行錯誤を重ねた様子を見せた。

 さらに、亡くなってしまった佐野の妻・凪に関しての質問が寄せられると「昔の映画を見た時に、スクリーンに映る誰もが今目の前で生きているような気がする、その機能を取り込んだ」と明かし、「亡くなっている方が蘇るような、ポジティブな可能性が映画にはあると考えています」と話す。

 ここで質問は、佐野と共に伊豆を訪れる幼馴染・宮田を演じた宮田佳典へ。はじめにイタリア語で挨拶をすると、会場は笑顔に包まれました。制作、そしてストーリーを作る過程について「この作品は佐野弘樹くんと一緒に監督にお声かけして始まった企画です。6年間監督とずっと話し合いをする中で、自分自身についてのことも反映されています。そういう意味で、ストーリーに貢献できた部分もあるのかなと」と振り返った。

 後半ではタイトルに関する質問も。五十嵐監督は「一番シンプルで、強いタイトル。そこから入って複雑なことについて考えたい、という思いからつけました」と語った。会場からは次々と質問が上がり、あっという間にQ&A終了の時間に。再び拍手が湧き上がり、大盛況のうちにイベントは幕を閉じた。

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