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TRF・SAM & DJ KOO、J-RAPユニットで還暦超えデビュー 小室哲哉が楽曲提供、呂布カルマが参加

ORICON NEWS / 2024年8月30日 4時0分

J-RAPユニット「B.O.C」としてデビューしたSAM & DJ KOO

 昨年デビュー30周年を迎えたTRFのSAM(62)とDJ KOO(63)が30日、J-RAPユニット「B.O.C(SAM & DJ KOO)」としてデビューした。この日配信リリースされたデビューシングル「NARIYAMA NIGHT feat. 呂布カルマ、Ry-lax、DJ CHARI & 小室哲哉」は、TRFの生みの親・小室哲哉が作編曲を手がけ、フィーチャリングにラッパーの呂布カルマを迎えた。

【写真】ジャケットは呂布カルマとの3ショット フィーチャリング参加陣も

 SAMとDJ KOOは、1995年発売のアルバム『dAnce to positive』収録曲「FUNKY M」で、2人だけでHIPHOPを歌ったことがあり、ファンの間でも長く愛されている。「FUNKY M」のようなことをやりたいと話していたことや、2人の頭の中にあふれるメッセージをラップに乗せて表現したいという想いから「B.O.C」を結成。「人生100年時代」において、還暦を過ぎてもなおポジティブマインドを発信し、大人世代に夢と希望を提供したいとの願望も込められている。



 新人J-RAPユニットのユニット名を考えるにあたっては、TRFとしてデビュー前のハングリー精神あふれる若き日の自分たちに立ち返った。当時、海外に行く飛行機の中で客室乗務員から聞かれた定番の「BEEF or CHICKEN?」という言葉を思い出した2人は「あの頃の自分たちの象徴的なキーワードに思えたし、“初心忘れるべからず”という自分達に向けたメッセージでもあると感じた」として、「B.O.C」と名付けた。

 デビュー曲は「やっぱり小室さんにお願いしたい」と熱望した2人は「昨年、TM NETWORKでお忙しい中、時間をいただき、2人でお願いをしに行きました」と明かし、「その結果、小室さんならではの新しいスタイルのJ-RAP楽曲に仕上がったと思っています。心から感謝しています」と感激した。

 フィーチャリングにはラッパーの呂布カルマを迎えた。SAMは以前からラップバトルを通して注目していた呂布にファン的な目線を持ち、DJ KOOはJ-RAPのアンダーグラウンド感と、呂布のCMやバラエティー番組での親しみやすさに共感し、オファーを決断した。

 第一線のアーティスト・クリエーターとのコラボレーションも注目ポイントの一つ。SAMとDJ KOOがラッパーのRy-laxと深く話し合い、彼らのリアルなライフスタイルを反映させたリリックが誕生。「60過ぎてもストリート」「夜中リビングで筋トレしている」といったフレーズが楽曲に溶け込み、還暦を過ぎてもなお「自分たちの音楽は鳴り止まない」というメッセージを、「NARIYAMA NIGHT」というタイトルで表現した。

 デビュー曲のミュージックビデオ(MV)も制作され、YouTubeで公開となった。ストリート感を出すために廃墟スタジオで撮影されたMVでは、長髪の一つしばりがトレードマークのSAMが髪を下ろし、カラフルなド派手衣装が特徴的なDJ KOOは黒服姿と、普段のスタイルからは一変。呂布が手がけた懇親のリリック&圧巻のラップシーン、CAやギャルたちがSAMとDJ KOOを囲んで繰り広げるTikTok風のダンスなど見どころ満載。ラストは“ズッ友”がかわいく寄り添うツーショットで締めくくる。

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