ワコール、既存イメージを刷新 ”下着の価値”を再定義するリブランディングを発表

ワコールのキービジュアルモデルに起用された中野有紗

　ワコールは、2024年秋冬より「ワコール」ブランドを3つに再編することを発表した。下着の形態が多様化するなかで「下着が持つ力」を再定義し、幅広い世代への認知を広げていく狙いがある。新たなキービジュアルには俳優・中野有紗が起用され、企業ロゴの”ファッションフラワー”も既存のピンクから白または黒色が使用され、シンプルさが際立つデザインに変化を遂げている。

【動画】中野有紗が登場、下着を選ぶ時間にフォーカスしたブランドムービー

　新たなブランドメッセージは「愛するわたしへ。Love your moment.」。これまでは下着の”機能面”を打ち出したコミュニケーションが展開されていたが、新ビジュアルでは「一日の始まりに下着を選ぶ時間」や「生活のなかでいかに自分を労わるのか」といった気持ちの部分にフォーカスしている。下着を通して「自分を見つめ、自分を愛せる瞬間」を提供し、下着の価値をあらためて伝えていきたい狙いがある。

　商品構成は同社のブランドを代表する商品がラインアップされた「ワコール コレクション」、エイジレスなロングセラー商品が並ぶ「ワコール ベーシック」、洗練されたデザインの高価格帯商品を扱う「ワコール プレミアム」3つの商品群に再編成して展開。年齢に合わせたブランド体制ではなく、3つの商品群からニーズに合った最適な商品を選べるようになる。

　キービジュアル及びブランドムービーは「ワコール」ブランド公式サイト、SNSにて公開。9月5日（木）よりTVCMも放映予定。