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「睾丸の壊死」だけじゃない、「精巣がガチガチ」「細菌感染」…子どもや思春期世代が気をつけたい泌尿器科の悩み

ORICON NEWS / 2024年9月4日 8時30分

子どもや思春期世代が気をつけたい泌尿器科の悩み

 先日、12歳少年を襲った“睾丸の痛み”についてのX投稿が大きな反響を呼んだ。デリケートな症状のため、本人が親に話しづらいことから、処置が遅れると手遅れになる場合も…。今回の注意喚起を投稿した泌尿器科医である、ほうけ医師さん(@phimo_surgeon/以下、ほうけ医師)に、ほかにも思春期の子に知っておいてほしい症状を聞いた。

【写真】壮絶な状況…「おいおいマジかよ!!」少年の悲痛な叫びが外来に響く

 今回の症状は“精巣捻転”と言い、睾丸内に全く血流のない状態のこと。早期の処置が必要であり、場合によっては、睾丸の壊死の可能性や摘出の必要性も起こるものだという。該当ポストには、「知らなかった」「すごくありがたい情報」と多くのコメントが寄せられた。



――このほかにも、泌尿器科の分野で思春期特有の周りに打ち明けづらい症状や、知っておいてほしい症状はありますか?

【ほうけ医師】「亀頭包皮炎」という、男性器の尿道口の周りが腫れたり赤くなったりする病気があります。3歳頃から多く(高齢者にも多いですが)、あちこち触った手でおちんちんに触ってしまうことで、細菌感染をしてしまうという病気です。こちらも、恥ずかしがってなかなか親に言えず、悩む子どもも多いとされています。

 精巣の病気で言うと、他にも「精巣腫瘍」が挙げられます。そこまで数は多くないですが、こちらも2ヵ月に1回程度は手術をしています。働き盛りの20~30代の男性で多いとされますが、0~10歳にも多いとされ、精巣がガチガチに固くなり腫れます。痛みを伴わなくとも、泌尿器科受診をしてください。

――思春期の女の子の場合はいかがでしょうか。

【ほうけ医師】泌尿器科でもないですし、20~30代の女性に多いのですが、女性の急激な下腹部痛の原因の一つに「卵巣軸捻転(しばしば“卵巣のう腫”と呼ばれる出来物を伴います)」というものがあります。こちらは卵巣に向かう血管が捻れて、血流が届かなくなった結果激痛を起こします。「精巣捻転」の卵巣バージョンと思っていただければと思います。

 こちらも急激に始まる痛みで、吐き気や嘔吐を伴うほどの痛みがあります。泌尿器科には、尿管結石ではないかと内科から相談で回されることがあるります。生理痛と違うな、と思ったら婦人科に相談してもらいたい病気になります。

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